イマカガミ

こころにうつりゆくよしなしごとを・・・

読んだ本の

2005-10-08 23:12:35 | 
続き。

(6)
ゴードン・トーマス著 東江一紀訳「憂国のスパイ」。
大分前に読みかけてそのままだったのだけど、今回最後まで読みました。
イスラエルの諜報機関であるモサドについて書かれた本。
モサドについては、元隊員による本もあるけれど、
これはジャーナリストが取材に基づいて書いたもの。
この本を元にドキュメンタリーも作られたらしいけれど、日本では放送されてないかな。
時系列にしたがって書かれているわけではないので
人の名前などが錯綜している。
そこが少し読みにくいかもしれないけれど、翻訳はきちんとしている。
記憶にある有名な、あるいは最近の出来事を拾うと、
ダイアナ妃が事故死したときの運転手は、アラブの情報を狙う
当時複数の国の情報機関から接触されている最中であったとか、
クリントンが不適切なことをしているとき、逐一電話はモサドに盗聴されていたとか、
アイヒマン誘拐の顛末などが詳細に述べられている。

911のときはモサドはどういう情報をつかんでいたのかというところが気になるが、
1999年出版のこの本には述べられていない。残念。

(7)
アルテイシア著「59番目のプロポーズ」。
鬼嫁日記といい、軟派な本ばかり読んでますね。はい。
これはmixiの日記らしい。
私はmixiには出入りしていないので分かりませんが。
なかなか考えさせられる内容でした。
相手に何を求めるか、という点についてですが。
ところで、この59番目氏、確かにオタクだけれど、
アキバ系とは大違いです。
電車男もあってオタクに注目が集まっているけれど、別物ですわな。
いや、社会一般から見たら同じなのか。

長かったけれどこの日に読んだ本はこれでおしまい。

えー

2005-10-08 23:03:25 | 
読んだ本など。

(1)
カズマ著「実録鬼嫁日記」。
前から興味があって予約していたものがちょうど届きました。
ドラマ化されるようで。
それにしても最後の最後まで救いがないのね。
なぜかカズマ氏が鳥の絵で表されているのが面白い。
blogの方は最近は不純物が混ざっているようで、
劣化(?)したように思います。

(2)
吉見光治著「マングローブの生き物たち 改訂版」。
拾ってきたマングローブの胎生種子を育てる上での参考に。
ちなみに、マングローブといわれたときに普通連想する、
あの根が大変なことになっている植物は「ヒルギ」と呼ばれる種類です。
「マングローブ」とはヒルギをはじめとする植物が群生している領域を指します。

(3)
横塚眞己人著「いりおもて」。
写真集です。イリオモテヤマネコの写真がたっぷりです。
本屋でこの本を手に取り、木にとまったままのセミの死骸にカビが生え、
分解が始まっている写真を見て図書館で借りることに決めました。

(4)
内山英明著「東京デーモン」。
東京の光と影を、写した写真集。
東京にこんな場所があったのか、と思うようなところばかりです。
見ていると、東新橋と東麻布と北新宿あたりに
廃墟やへんてこなものがたくさんあるようです。
とりあえず、家の近所にこんなのがあることを知ったので、
某先輩の下宿のパトロールがてら行ってみようかな。

(5)
佐田野渉著「復刊ドットコム奮戦記」。
いわずと知れた復刊ドットコムの社長が書いた本。
各話題が短く散漫な印象を受ける。
また、若いころ文筆家を目指したとは思えないほど、落ちがない文章が散見されます。
しかし、いろいろな裏話が読める。
尤も、しがらみがありその裏話にも限りがあるが。
ところで、私はいわゆる稀覯本の類はほとんど持っていません。
おそらく私の蔵書の中で一番市場価値があるのは、この本にも何度も出てくる
角川書店が出した「Snoopy Books 50周年記念限定復刻86巻」ではなかろうか。
2001年復刻で、完全予約、限定1000部、5万円。
ちなみに私の持っているコピーのエディションナンバーは360です。(数字の割り切れ具合もいいですね。)
限定復刻だからということで当時買ったわけだけれど、
復刊ドットコムが復刊するのは約束違反だよな、という気もしていた。
私が買ったのもそもそも復刻だから文句は言えないけど。

当時予約をしに一割引で買える学校の生協の本屋に行ったところ、
カウンターのお姉ちゃんが目も上げずに、
「発行されてから注文に来てください。」と冷たく言い放ったので予約をする気もうせたのだった。
その後心の傷が癒えたころ、私が在学中いつも丁寧な対応をしてくれていた
佐藤さんという男の人がカウンターにいるときを見計らって予約をしたのだった。

このSnoopy Booksにも不満な点がある。
それは、
1.時系列に忠実に収録されていないこと、
2.日曜版が載っていないこと
3.平日版でも全てが載っている訳ではないこと
4.フキダシの中には日本語訳が書き込まれており、
 原文は欄外に載っていること。
5.いかに谷川俊太郎が訳したとはいえ、時折誤訳があること
である。
原理主義者である私にとって4,5は深刻で、日本語で読んだのではだめなのだ。
その後角川書店が日曜版だけを収録したシリーズを刊行したが、
これも完全ではない。

最近、原文に全く忠実な叢書が発行されつつある。
早速1950to1952を購入し愛でていると、枕元に置いていたところすぬにかじられた
これは一冊3000円くらいで、二年分ずつ一冊にして半年ごとに
順次刊行しているようだ。
二冊まとめて買うと箱がついてくるらしく、
1950to1952だけ先に買ってしまった私としては泣くに泣けない状況である。

角川の本に話を戻すと、私が買ったのは50周年記念の復刻だったけれど、
復刊ドットコムで復刊されたときは55周年記念ということになり、
値段も若干上がっているようです。

企業が顧客を自分で探しに行くというこのスタイルのビジネスモデルは面白いと思う。

先週

2005-10-08 19:37:54 | 日記
選挙の帰りにパンクした自転車を修理してもらったのですよ。
コマ落ちしている動きのおじいさんが直してくれたのはいいのだけれど、
タイヤの外側の部分がうまく収まっていないので
タイヤが一回転するたびに自転車ががたがたします。
直してもらいに行ったのだけれど、留守のようでした。