突っ込まれていたプロジェクトが立ち消えになってしまったので、
二日ほど休暇をとってのんびりしていました。
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(つい最近もこんなタイトルのエントリを書いたような・・・)
そして来週からは次のプロジェクト。
コンサルティングファームでのプロジェクトアサインの決まり方について
少々書いてみようかと思う。
コンサルティングファームでは、プロジェクトが終わるたびに
スタッフのほうから見ると就職活動、
偉い人たちから見るとドラフトのようなものが繰り返される。
つまり、一方では人を募集しているプロジェクトのリストがあり、
もう一方ではプロジェクトにアサインできるスタッフのリストがある。
スタッフのほうで興味のあるプロジェクトの担当オフィサーに
アプローチすることもあるけれど、誰がどのプロジェクトに入るかということは
結局は偉い人たちとオフィスの都合で決まる。
つまり、優秀な人は激しい取り合いになる一方で、
オフィスの都合で優秀な人が一つのプロジェクトに偏在することは許されない、と。
仕事ができずに誰からも声がかからない人もやっぱりいるけれど、
とりあえずは売れっ子のほうのことを書いてみる。
売れっ子のスタッフから見ると、声をかけてくれたオフィサーが複数いる場合、
無碍に断ると角が立ち、次からのアサインに響くので政治的に難しい。
しかもこういう交渉はプロジェクトから外れたときにだけあるわけではなくて、
まだプロジェクトが終わる前にも、「いつ今のプロジェクト終わるの?」という
問合せが日々やってくる。
個室に呼ばれて説得されたり、携帯電話に電話がかかってきたり・・・
まあ、そういう泥臭い政治的なやり取りを乗り越えてアサインというのは
決まっていくのです。
こういうアサインのための品定め、人定めというのは入社直後から始まっている。
思えばこういうコンサルティングファームの入社前に喧伝されている、
「平等」というのは最初の発言の機会が平等という意味に過ぎなかったと
つくづく思うのであります。
ひとたび口を開けばその瞬間から戦闘力を測られ始めるのであります。
おさおさ気を抜くこと無かれ。