岡崎直司の岡目八目

歩キ目デス・ウォッチャー岡崎が、足の向くまま気の向くまま、日々のつれづれをつづります。

お伊勢さんの注連飾り、その二。

2007-10-02 11:25:37 | Weblog


こちらは、「笑門」の注連飾り。

岡目八目は早合点でスグさま“笑う門に福来たる”だと直感してしまったが、さにあらず。これは、先の「蘇民将来・・」を略したもので、「将門」となると平将門に通じるのでそれを忌み嫌って「笑門」になったのだとモノの本に書かれてあった。

お伊勢さんの注連飾り。

2007-10-02 11:19:44 | Weblog


“お伊勢さん”には他地域と違う風習があって、こうした注連飾りが年中門前に飾られていることも、ヨソ者には不思議と言えばフシギ。

飾りには、殆どの家で「蘇民将来子孫家門」と書かれている。
これは、伝説として荒ぶる神であるスサノオノミコトがこの地を訪れた際、蘇民将来という貧しいが慈悲深い人が一夜の宿を貸した。以来、この門符を門口に掛けておけば、子々孫々疫病から免れるようにミコトが約束したという故事に基づき、年中掛けるようになったとか。

おはらい町、⑫

2007-10-02 10:57:13 | 路上観察


ふと目をやると、信楽焼きの狸が・・。

これがホントの“狸寝入り”か。

確か、おはらい町の裏通りを散策中に出くわしたが、伊勢辺りではこうした路地のことを“世古(せこ)”と呼ぶ。

おはらい町、⑪

2007-10-02 10:50:23 | まちづくり


通りで見かけた“ゴミ箱”。

分別集配の入れ物にも景観へのこだわりが見られる。
右端は“燃えるゴミ”のボックスと思われるが、使用頻度で文字が消えている。

おはらい町、⑩

2007-10-02 10:47:19 | 建見楽学


この建物は、五十鈴川郵便局。

伊勢の伝統建築を踏襲して修景された建物が、周囲の景観に溶け込んでいる。
そう言えば、昨日から郵政民営化された郵便局だが、こういうスタイルの地方ならではの建物が増えて欲しいもの。経営効率を長期スパンで見るか、短期で見るかによってもビジョンが違っては来るが、さて・・。