岡崎直司の岡目八目

歩キ目デス・ウォッチャー岡崎が、足の向くまま気の向くまま、日々のつれづれをつづります。

田園讃歌 8

2007-10-28 23:58:44 | まちづくり


他のチームも頑張っている。

これは、大分県の“わらこづみ”で“三つ又こづみ”と言うやり方。安心院から中山さんたちが参加している。

田園讃歌 7

2007-10-28 23:55:57 | まちづくり


降ったり止んだりの中で、わらぐろが最終段階の屋根の部分まで上がってきた。

時おり、公園内を歩く人たちが「一体この人たちは雨の中で何をしているんだろう?」といった怪訝な様子で眺めてゆく。
晴れていれば、予め準備していたチラシなどを配布して説明をするのだが、残念ながらその余裕はない。

田園讃歌 6

2007-10-28 23:51:22 | まちづくり


途中、次第に雨脚が強まるも、地元埼玉の「見沼ファーム21」のメンバーによる応援もあり、徐々に形が出来てくる。

実際に、これらの藁を調達して頂いたのは、さいたま市近郊の見沼の田んぼを耕作維持しているボランティアグループ「見沼ファーム21」の皆さんのお陰。
藁は、コンパインによる機械刈りの自動結束なので、束が細く、積み上げるには時間がかかるが、整形するには都合が良い。
この政令指定都市さいたま市のあたりでは、農業の機械化で勿論のことなれど、昨今では積み藁をする習慣はないので、藁を集めるための農家の理解協力は、さぞや大変だったに違いない。今の時代、単純に“藁を積む”という行為をしようとすれば、それはもう想像以上の手間と時間がかかるのだ。

今回の美術館側の企画とは、実はそういう困難をクリアーするチャレンジ精神の上で実行されている。全国から稲藁風景の絵画を集めるというテーマ性だけでも普通は至難の業である。

田園讃歌 5

2007-10-28 23:46:24 | まちづくり


そこはそれ、長年培った経験で、何度かの上下で突き立てることが出来た。

しかし、この“ナルを立てる”という一つの単純動作だけでも、素人(例えば岡目八目レベル)がやると、柱の下部を持って、垂直に上げ、同じ穴に強い力で突き刺すことさえ容易ではない。
「宇和わらぐろの会」の農の匠は、何をしてもこともなげである。

田園讃歌 4

2007-10-28 23:19:01 | まちづくり


美術館で打合せの結果、小雨の間に製作をすることとなり、早速館前の所定の場所で作業開始。

当然田んぼではなく都市公園なので、なかなか“ナル(柱)”が立ちにくい。

田園讃歌 3

2007-10-28 23:14:09 | 建見楽学


埼玉県立近代美術館。この建物は、先日故人となった黒川紀章の設計、昭和57年。ということで、開館25周年。

台風の影響で、雨が上がりそうにない。

田園讃歌 2

2007-10-28 23:01:56 | まちづくり


埼玉県立近代美術館の所蔵品であるクロード・モネの「積み藁」。
(北浦和駅構内の看板)

そうした農村風景を描いた近代絵画を中心に企画された開館25周年記念展。
館の依頼で、張り切って、わらぐろ製作をと意気込んで上京したものの、台風20号の急接近で埼玉は生憎(あいにく)の雨。