岡崎直司の岡目八目

歩キ目デス・ウォッチャー岡崎が、足の向くまま気の向くまま、日々のつれづれをつづります。

旧愛媛鐵道、その四。

2007-03-08 01:27:19 | 土木遺産


これはトンネルではなく、橋、というか暗渠で、鉄道はこの上を走っていた。水路をまたぐこうしたアーチ構造を「きょう(木ヘンに共)渠」という。
河内トンネルを出て土手になる線路の下部に設けられている。
以前は、近くの家の資材が置かれていたが、今は綺麗に整理されていた。

旧愛媛鐵道、その三。

2007-03-08 00:57:01 | 土木遺産


こちらは、反対側の入り口(出口?)。
どちらも、車で近くまで行ってから少し歩かないといけないが、外からは目立たないので、知ってる人でないと案内板も出ていないので分からない。

旧愛媛鐵道、その二。

2007-03-08 00:53:17 | 土木遺産


これが内部の状況。見ての通り、鉄道トンネルとしては狭い感じ。

かつて、大正から昭和にかけて、この中を軽便鉄道が走っていたので、そのサイズ。
やがて、旧国鉄に買収されて愛媛鉄道の歴史は終わるのだが、その際、山寄りを走っていた路線が最短コースに変わり、予讃本線となって、現在はそれが支線の海岸周りになっている。
何故、遠回りとなる山際を走ってたかと言うと、以前は山間地に多く人が住んでいたことと、肱川の洪水と。

旧愛媛鐵道跡。

2007-03-08 00:46:06 | 土木遺産


隔月で、NHK松山文化センターのウォッチング講座を受け持っている。
講座名は「古建築と町並み散歩」。
今月17日に、長浜と八多喜を探訪する。

先日、その下見のために、久々に大洲市八多喜へ出かけた。
この写真は、かつて愛鐵(あいてつ)と呼ばれた愛媛鐵道跡である河内トンネル。大正7年に施工されたものだから、もう90歳近いお年の煉瓦トンネル。
こちらはもう今は使われていないので、誰も訪れる気配が無いが、それでも最近では時々訪ねて来る人も居るとか。
そういえば、3、4年前に「愛媛温故紀行」という県内の近代化遺産についての本をまとめた際に、調査をさせてもらったが、もう何度ここへ来ているだろう。

「おおず赤煉瓦館」主催の“煉瓦ツァー”でもちょこちょこガイドさせてもらってるし、教えたい場所であり、でもそっとはしておきたい場所でもある。