西第十曲輪と縄張り図の説明版。
西第七曲輪から西第十曲輪を眺める。周囲は切岸(きりぎし)と呼ばれる急傾斜。
曲輪(くるわ)ごとに平坦地や斜面利用の造成をして、防御機能を高める土木工事そのものが、中世の城の真骨頂。
“城”は、“土で成る”と書く。
西第十曲輪(くるわ)の復元された土塁。
河後森(かごもり)城は、四万十川の上流部にあたる広見川と、その支流堀切川、鰯(いわし)川に囲まれた天然の要害にあり、丘陵上に馬蹄形の縄張りが展開している。山麓には、現在の松丸の家並みが土佐(松丸)街道沿いに連なる。