赤門は、本来なら言わずと知れた、東大の赤門。
全国的にもそうあるタイプの門ではない。
でも、ここ佐賀の鹿島には、れっきとした赤門がこうして存在する。
岡目八目の学生時代、城郭研究と称し、全国の城下町巡りにうつつを抜かしていた頃、いつかは見たいと思っていた。やっと現物の前に立つことが出来た。
まだ朝の七時頃。誰も通っていない気持ちの良い静けさの中で、赤い色の門が、際立った色のハズなのに、何故かしっとりと佇み、眼前にある。
説明の案内板には、徳川家から輿入れした大名家の門にだけ赦されたのが赤門である、と。
かつて加賀前田家百万石の江戸屋敷にあった東大の赤門(移築)とは、確かにその豪華さの点で、較べると見劣りはするが、地方にあっての存在を考えると、やはり華やいだ雰囲気の門である。
この門を入ると、鹿島高校。愛媛では、赤門ではないが、西条陣屋の堀に囲まれた西条高校の正門が思い出される。ただ、西条が平地に築かれた陣屋であるために、平面的なのに対し、ここは台地上の立地ゆえに、ゆるやかな坂道をたどった先にこの赤門があり、アプローチの演出としては、ここにはここの魅力があった。
全国的にもそうあるタイプの門ではない。
でも、ここ佐賀の鹿島には、れっきとした赤門がこうして存在する。
岡目八目の学生時代、城郭研究と称し、全国の城下町巡りにうつつを抜かしていた頃、いつかは見たいと思っていた。やっと現物の前に立つことが出来た。
まだ朝の七時頃。誰も通っていない気持ちの良い静けさの中で、赤い色の門が、際立った色のハズなのに、何故かしっとりと佇み、眼前にある。
説明の案内板には、徳川家から輿入れした大名家の門にだけ赦されたのが赤門である、と。
かつて加賀前田家百万石の江戸屋敷にあった東大の赤門(移築)とは、確かにその豪華さの点で、較べると見劣りはするが、地方にあっての存在を考えると、やはり華やいだ雰囲気の門である。
この門を入ると、鹿島高校。愛媛では、赤門ではないが、西条陣屋の堀に囲まれた西条高校の正門が思い出される。ただ、西条が平地に築かれた陣屋であるために、平面的なのに対し、ここは台地上の立地ゆえに、ゆるやかな坂道をたどった先にこの赤門があり、アプローチの演出としては、ここにはここの魅力があった。