岡崎直司の岡目八目

歩キ目デス・ウォッチャー岡崎が、足の向くまま気の向くまま、日々のつれづれをつづります。

旧長浜駅舎

2006-10-01 11:24:42 | 建見楽学
滋賀県長浜市にあるこの駅は、現存最古の駅舎ということで「鉄道記念物」に指定されている。

現在は、長浜鉄道文化館、北陸線電化記念館と合わせて、長浜鉄道スクエアの一画を占め正面入り口となっている。
建築年は明治15年3月に完成しているので、我が方の開明学校が出来る少し前。当時は、日本海側の敦賀といち早く結ばれ(北陸線)、北陸の産物が長浜から琵琶湖水運を利用して京・大阪へ運ばれていたとのこと。つまり、その頃の長浜は、北陸・東海道を扼し、水陸交通の要、国内主要幹線の物資流通基地でもあった。
松山駅に国鉄がたどり着くのは昭和2年(県庁所在地では最も遅かった)ということを考えると、この辺りは明治国家の富国強兵殖産興業戦略に組み込まれて、随分と早い時期からの近代化だった。