岡崎直司の岡目八目

歩キ目デス・ウォッチャー岡崎が、足の向くまま気の向くまま、日々のつれづれをつづります。

馬路の近代化遺産。

2006-06-13 02:45:41 | まちづくり
この機関車は、馬路村をかつて走っていた、魚梁瀬森林鉄道のもの。

魚梁瀬(やなせ)ダム建設により水没することとなり、昭和38年に廃止となった。国内でも屈指の設備を誇る森林鉄道だったらしい。林業資源の豊かな高知県には、この他にも沢山の森林鉄道があったようだ。
他にインクラインと呼ばれる、急斜面を上り下りするケーブルカーも残されている。

ゆずの森、その二。

2006-06-13 02:14:31 | 建見楽学
内部はかくの如し(二階事務所部分)。
知らないで入ると、これが農協の建物だとは気づかない。

何より驚いたのは、一階の玄関を入ると、いきなりいい香りに包まれる。魚梁瀬(やなせ)杉と柚子の香りが、アロマセラピーのような感覚で、来訪者を迎えてくれる。
また、トイレを使用の際、手を洗ってそのまま出ようとすると、ドアが開かない。おやっ、と思ってよく見ると、消毒液が出るようになっていて、それを最後にしてからでないと、このトイレは出られない仕掛け。食品を扱う施設ならではの衛生システムというワケ。

ゆずの森。

2006-06-13 02:03:35 | 建見楽学
今年完成した、馬路村の「ゆずの森」は、馬路村農協ご自慢の施設。

「ごっくん馬路村」の搾汁工場や、各ゆず製品の通販オペレーティングシステムなどが、見学可能な観光農業のスタイルとして展開している。
設計は、オーベルジュ土佐山田で知られる細木さんという方とのこと。地元のブランドである魚梁瀬(やなせ)杉をふんだんに使い、周囲には照葉樹が植えられ、自然環境を活かした中に存在するコンセプトが明瞭である。

この敷地は、かつて森林鉄道なども引き込まれた営林署関係施設のあった村一番の場所で、林業が斜陽になり、新たな生産拠点に転用された。