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改めて...

キール敗戦、しかしチャンピオンはドイツ@Deutschland

2013-06-04 04:17:02 | 試合(Spiel)
この週末、Kölnで行われたVELUX EHF Champions League FINAL4。
09/10シーズンからここケルンで行われていますが、ナショナルチームの争いであるヨーロッパ選手権や世界選手権そしてオリンピツクをも凌ぐハンドボール界最大のイベントと言っても過言ではないと思います。
その最大のイベントも、04/05シーズンから実に8シーズン連続してドイツとスペインのみのファイナル進出となっています。
今回ファイナル4に進出したのは、昨シーズンチャンピオンのキール、ハンブルグ、2シーズン前のチャンピオンであるバルセロナ、そしてキエルツェ(ポーランド)。
3チームがドイツとスペインというのはやはりさすがですが、チャンピオンズリーグ6回目のキエルツェは昨シーズン、ライン・ネッカーからカロル・ビーレッキー、クリストフ・リジェウスキー(共にポーランド代表)、そしてクロアチア代表のイヴァン・チュピッチの3選手が移籍。
過去にもGKのスラヴォミル・スマル(ポーランド代表)もライン・ネッカーに所属していたことがあり、ブンデスリガ(ドイツ)と無関係ではありません。
ちなみにケルンに舞台を移して過去3シーズン、チャンピオンはキールが2回、バルサが1回ですが、今シーズンも注目の的はやはりキールがチャンピオンなるか?といったところでしょうか。
昨シーズンはブンデスリガ史上初の全勝優勝という輝かしい成績を残したキール。
今シーズンは2試合を残して1分3敗ですが、やはりDeutscher Meister。
そしてPokal Siegerと、目下のところダブルタイトル獲得。
残りはチャンピオンズリーグでトリプルクラウンなるかでしたが、初戦はハンブルグ相手に33-39とまさかの敗戦。
リーグでも33-30、30-27と連勝しているだけに3連勝を狙いたいところでしたが、この試合は20分あたりから最後までハンブルグリードの流れで終わり、早くもそれは夢と化してしまいました。
まさかの3/4位決定戦となったキールは前日の落胆が大きいのか、前半は全くゲームをコントロールできず7点のビハインド。
45分あたりからようやく追い上げに掛かりましたが、時既にやや遅きの感があり、30-31とまさかの連敗=4位となってしまいました。
結局チャンピオンはバルサと大接戦の末、30-29でハンブルグが初制覇を成し遂げました。

2000/01シーズン以降ファイナルの結果 赤字はチャンピオン
00/01 サン・アントニオ(スペイン)30-24/22-25バルセロナ(スペイン)
01/02 ヴェスプレム(ハンガリー)23-21/25-30マグデブルグ(ドイツ)
02/03 サン・アントニオ(スペイン)27-19/19-31モンペリエ(フランス)
03/04 ツェルエ・ラスコ(スロヴェニア)34-38/28-30フレンスブルグ(ドイツ)
04/05 シウダー・レアル(スペイン)28-27/27-29バルセロナ(スペイン)
05/06 サン・アントニオ(スペイン)19-25/28-37シウダー・レアル(スペイン)
06/07 フレンスブルグ(ドイツ)28-28/27-29キール(ドイツ)
07/08 シウダー・レアル(スペイン)27-29/31-25キール(ドイツ)
08/09 キール(ドイツ)39-34/27-33シウダー・レアル(スペイン)
ここまで2試合制
09/10 バルセロナ(スペイン)34-36キール(ドイツ)
10/11 バルセロナ(スペイン)27-24シウダー・レアル(スペイン)
11/12 キール(ドイツ)26-21アトレティコ・マドリード(スペイン)
12/13 バルセロナ(スペイン)29-30ハンブルグ(ドイツ)

来シーズンも再びドイツとスペインの対決になるのか?
或いはこの牙城を崩す国が出てくるのか?
ナショナルチームレベルでは強いクロアチアは?
クラブ単位になると成績が今一つですが、EHFカップ同様、興味は尽きません。