EM予選、隣国が活躍...@Nederland(Niederlande) und Österreich

先月27日から来年フランスで行われるEMの予選が始まりました。
ドイツは2日前に書き込みをしましたが、初戦はリトアニア相手にまさかの引き分け。
そしてトルコでの第2戦は30-16で勝ちましたが、前日の練習中にAnneが右足首を脱臼してしまうという悲しい知らせ。
右バックとして彼女の離脱はナショナルとホームチームのTHCにとってとても痛いことです。

さて、まずはオランダですが、27日のホームでのベラルーシとの初戦にはGKのJasmina(TusSies)が2点を挙げる大活躍。
試合は33-21の大差での勝利とあって、4500人が詰めかけたホールは大歓声です。
そして新興国コソボとの乗り込みの第2戦も危なげなく40-12。
第3戦は2戦全勝同士のハンガリーとの戦いです。
2年前、Oldenburgでのテストマッチを観戦した時には(ドイツは)問題ない戦いをしましたが、その年のデンマークでのEMにはファイナルに進出。
ノルウェーに23-31と敗けはしましたが、2位。
昨年のオリンピックでは銅メダルを賭けた戦いで再びノルウェーとの対戦。
23-36とメダル獲得はなりませんでした。
さらにスウェーデンでのEMでは3たびノルウェーとファイナルでの対戦。
29-30と大健闘の末、またしても敗れてしまいましたが、オランダはすっかり世界の強豪入りとなりました。

もう一つの隣国オーストリア。
国内ではほとんど人気がなく、国内リーグもホールはガラガラと悲しい状態です。
さらにこのところはEMやWMとも無縁の状況が続いています。
女子のシニア、ジュニアはTHCを率いているHerbertさん、HelfriedさんのMüller兄弟がそれぞれのトレーナーを兼ねています。
現役のクラブのトレーナー(サブトレーナー)が他国のナショナルチームのトレーナーを兼ねている(しかも兄弟揃って)というのは、他にはないことだと思います。
そのオーストリアですが、本日Hypoのホール、ウィーンの近郊の町Maria Enzersdorfで行われた昨年のオリンピックチャンピオン、ロシア相手に27-25と大金星を挙げました。
かつてTHCに所属していたSonja Freyがこの試合で1番の7点、そしてBeate Scheffknechtは5点、Josefine Huberは2点と、THCのメンバー3人は歴史的勝利に大きく貢献しました。

ちなみにこの予選は各グループが4チームに分かれていて、オーストリアは27日の初戦ではルーマニアに25-36の11点差で敗戦。
グループはまだ4試合ありますから最終結果はまだ予断を許しませんが、今回の予選での一番のニュースには間違いありません。

男子と比べると世界でのレベルは高くありませんが、それでも多少は人気のある(と思っている)ドイツ女子。
隣国の両国は国内での人気も低いですが、これを機に両国とも人気(+オーストリアは実力も)が出てくれば嬉しいものですが...。