Schnick, Schnack, Schnuck!

40年
改めて...

ラフプレーがフェアプレーに...@Deutschland

2016-12-25 05:30:48 | 試合(Spiel)
3部男子での試合の時のことです。
ディフェンスの選手がシュートしようとした選手に対してラフプレーがあり、2分間の退場を言い渡されました。
しかしその選手は相手の選手の腕をしっかり掴んだまま離そうとしません。
が、相手側の選手も全くそのプレーに対して抗議もしないどころか、退場を言い渡した審判も静観しています。
相変わらずその選手はベンチに下がろうともせず、腕をしっかりと掴んでいます。
腕を掴まれた選手の体が静かにフロアに横たわり、それを確認してベンチに下がりました。
フロアに横たわった選手は何事もなかったかのようにすぐに起き上がり、プレーが再開されました。

ジャンプ中のため、万一最悪の場合は怪我をしてしまう恐れがあったかもしれません。
なので、それを防ぐために退場を命じられた選手は相手の選手が怪我をしないように直ぐにフロアに横たわるまで腕を掴んで守っていたのです。
ラフプレーによって退場を命じられた選手が行ったのは結果的にフェアプレーと思っています。
その印象がいつまでも脳裏から離れません。
些細なことでしたが、とても感動した一シーンです。