Schnick, Schnack, Schnuck!

40年
改めて...

代表トレーナーを解任...@Deutschland und Polska

2019-10-04 03:41:55 | Trainer
今日はtag der Deutschen Einheit(ドイツ統一の日)と、ドイツで最も重要な祝日の一つです。
90年10月3日、分断国家としてBRD(Bundesrepublik Deutschland..西ドイツ=1954年~1990年は6月17日はドイツ統一の日„Tag der deutschen Einheit“)とDDR(Deutsche Demokratische Republik..東ドイツ=1949年10月7日が建国記念日でした)が存在し、1990年10月3日に東西ドイツが再統一されました。
個人的には改めて一つの国家になったことはとても嬉しく思っています。

ところで話は変わりますが、ヨーロッパのチームとして初めて2年連続日本遠征を行った(一昨年と昨年)ポーランド女子代表を率いたLeszek Krowickiさんが先日解任されてしまいました。
Leszekさんは1990年にTuS Walle Bremenのトレーナーとしてドイツでのキャリアをスタートし、中でも2005~2017年の長きにわたりVfL Oldenburgのトレーナーを務めた時には深く印象に残っています。
ここではDeutscher Meisterは叶いませんでしたが、3回のPokal Sieger(09、12、18年)、09年のSuper Cupゃ08年のChallenge Cup制覇を率いました。
そういったことからzwiazek pilki recznej w polsce(ポーランドハンドボール協会)はドイツでのトレーナーとしての実績を高く評価(更にLeszekさん自身、Gdańsk出身のポーランド人です)し、2016年に女子代表トレーナーとして契約しました。
ナショナルチームのスタッフとしては、これまでポーランド女子のCo-トレーナーとオランダ男子、ドイツ女子の経験があります。
そういったキャリア豊富なLeszekさんの解任理由は、今年暮れの熊本でのWMと来年のオリンピックがともに出場権獲得がならなかったことでした。
現在は来年のEM予選が行われているため、ZPRPは急遽ノルウェー人のArne Senstadさんと契約を結びました。
新体制の目標は24年までのWMとEM、そしてオリンピックに向けての出場権獲得のようですが、EMはともかくとして、他の2大会への道のりはとても厳しいと思います。
以前ノルウェーのLarvikでポーランド人のファンと知り合った時、彼は
「ポーランドの女子は弱くて魅力がないから(ここに)観戦に来たんだよ」
そう話してくれました。
確かにAランクの強さではありませんが、魅力がないとは思いません。
隣国ポーランドでの観戦は、これまで男子のヨーロッパカップ(Kielce)1試合だけではありますが...。

この写真は12年にPokal Siegerに輝いたOldenburgの表彰式で、若手のGK、Tess Westerが前列で喜んでいます。
この頃はまだJulia Rennerの次に出てくる2番手GKでしたが、数年後に世界の強豪の1ヶ国にまでに昇ったオランダ代表GKに成長するなどとは思いもしなかったことです(チームもTessも)。
一度拙いオランダ語で挨拶したら、サインと一緒にオランダ語の挨拶を書いてくれたこともありました。
そんな気さくなTessの成長は本当に嬉しい限りです。
それだけに今回のLeszekさんの解任は残念でなりません。