Schnick, Schnack, Schnuck!

40年
改めて...

ただ今単独首位@Deutschland

2012-11-11 05:35:41 | チーム(Mannschaft)
昨シーズン全勝という快挙を成し遂げたTHW Kiel(キール)。
他のチームにとっては屈辱以外の何物ではありませんが、見ている側にとってもやはり興ざめという感がしないでもありません。
今シーズンは4試合目にBerlin(ベルリン)が26-26に持ち込んだために2シーズン連続しての屈辱は避けられました。
10日現在の順位ですが、Rhein-Neckar Löwen(レーヴェン)が唯一の全勝で首位。
他に注目すべきはWetzlar(ヴェッツラー)の大健闘。
ここ10シーズンでの最高位は11位と、中位クラスのチームですが、まだ序盤とはいえ4位は立派の一言です。
そして5位のHannover(ハノーファー)も大健闘。09/10シーズンに1部初昇格でそれまで2部に所属していた"新興"チーム。
これら"グリーン"旋風が序盤戦を面白くしています。
反対に16位のLemgo(レムゴー)はこの順位にいるということが寂しい限りです。
主力メンバーに大きな変動はありませんが、昨シーズン終わりにチームの財政問題が起こり、それが尾を引いている感じです。
元ドイツ代表でマネジャーのVolker Zerbe(フォルカー・ツェルベ)さんに久しぶりに会った時には笑顔でサインと写真に応じてくれた昨シーズン。
この問題以来、ツェルベさんの苦悩する表情が頻繁にWOCHEに載っているので、寂しくて仕方ありません。
この当時はまさかそんな問題を抱えているとは知らなかっただけに、1日も早く解決し、再び上位戦線で戦ってくれることを願うばかりです。
フローリアン・ケアマンにサインと写真をお願いした時も大変親切な応対で感激の一言でした。
フロアにいた彼でしたが、わざわざスタンドまで登ってzusammenに応じてくれたのです。
偉大なスター選手としてドイツ代表で戦っていた彼ですが、ファンに対する応対もまたそれにふさわしいものでした。
マニュエル・リニガーは最初の一言がちょっと驚いた様子で、「自分のことを覚えているよ」と。
かつて彼がWilhelmshavener(ヴィルヘルムスハーフェナー)に所属していたときに面白いやり取りがあったのを自分自身深い思い出としてずっと残っているので、ひょっとして彼も覚えていてくれるといいな、そう思っていただけに自分自身も驚きと同時に嬉しいなんてものではありませんでした。
負けるな、レムゴー!
さて肝心のレーヴェンです。
レムゴーとは逆に20シーズンブンデスリガで活躍した元ドイツ代表GKで憧れの人でもあるヘニング・フリッツさんがついに引退してしまい、今シーズンは2部のLeutershausen(ロイタースハォゼン)のGKコーチに就任しただけでなく、主力のカロル・ビーレッキー、クルツィストフ・リジェウスキー、イヴァン・クーピッチが揃ってポーランドのKielce(キエルツェ)に移籍したこともあって、GKのゴラン・ストヤノヴィッチ、サイドのウーヴェ・ゲンスハイマー、ドイツ代表キャプテンでもあるディフェンスのスペシャリスト、オリバー・ロギッシュが健在とはいえ、さすがに苦戦は免れないのではと思っていました。
それだけに11戦で全勝というのは本当に立派です。
それまで活動していたSG Kronau Östringen(クロナゥ・ェストリンゲン)がRhein-Neckar Löwenになって1部は9シーズン目という新しいチーム。
かつては日本でもプレーしたフレデリック・ヴォルさんがヨーロッパに戻ってきてからトレーナーを務めたことがあるチームです。
今シーズンはまだ1/3が経過だけで全く予断を許しませんが、どこまで走り続けることができるか、楽しみではあります。
1 Rhein-Neckar Löwen 11-0-0 22:0
2 THW Kiel 9-1-0 19:1
3 Füchse Berlin 7-2-1 16:4
4 HSG Wetzlar 7-1-3 15:7
5 TSV Hannover-Burgdorf 6-1-4 13:9
6 SG Flensburg-Handewitt 5-2-3 12:8
7 TuS N-Lübbecke 6-0-4 12:8
8 HSV Hamburg 5-2-3 12:8
9 MT Melsungen 4-3-3 11:9
10 SC Magdeburg 5-0-5 10:10
11 Frisch Auf Göppingen 4-1-6 9:13
12 HBW Balingen-Weilstetten 4-1-6 9:13
13 VfL Gummersbach 4-0-7 8:14
14 TSV GWD Minden 3-2-6 8:14
15 TV 1893 Neuhausen 2-1-8 5:17
16 TBV Lemgo 2-0-8 4:16
17 TV Großwallstadt 1-1-8 3:17
18 TUSEM Essen 0-0-10 0:20

サインボールとフランクフルト マインの衰退@Deutschland

2012-11-11 05:17:40 | ハンドボールグッズ(Artikel)
ドイツには2か所のフランクフルトがありますが、ブンデスリガ女子1部のFHCはベルリンの東にあるオーダー川を挟んでいるポーランド国境の町フランクフルト・オーダー(Frankfurt Oder)で、旧東ドイツです。
こちらに対し、一般に知られている方は旧西ドイツのフランクフルト・マイン(Frankfurt am Main)と呼んでいます。
国際都市フランクフルト マインには様々な競技で活躍するチームが存在しています(した)。
アイスホッケーDEL(Deutsche Eishockey Liga)のFrankfurt Lionsは半世紀の歴史を持っていましたが、昨シーズン限りで財政問題のために消滅してしまいました。
またバスケットボールのBeko Basketball Bundesligaに所属しているFraport Skylinersは1999年創立と新しいチームですが、現在は18チーム中16位。
LionsとSkylinersは観戦に行ったことがあります。
またアメフトを世界的スポーツにという目的で創設され、2007年まで存在していたアメリカンフットボールのNFL Europeに所属していたFrankfurt Galaxy。
ハンドボールもかつてはBallsporthalleを使用したりFrankfurtの地名を名乗ることもありましたが、実質は隣接する町のSG Wallau Massenheim(写真左のサインボール)は現在では別の経営母体のクラブが引き継ぎ、すっかりFrankfurtのローカルチームというかなり小規模クラスになってしまいました。
結局最も支持が大きいサッカーブンデスリガのEintracht Frankfurtのみといった感じで、本当に寂しいの一言です。 
右はTHW Kielのサインボールです。