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第二のモナコ、マルタ移住はびっくり価格!!

2015-02-24 | Happyヨーロッパ移住
マルタ移住情報(その2)

今回はもう一つのマルタ移住方法の個人投資家プログラム(IIP = Individual Investor Programme、以下マルタ移住IIP)についてです。

マルタは200年以上イギリスの植民地下にありましたが、1964年に独立を果たしました。豊富な文化遺産に恵まれ、温暖な気候で市民は好意的で、非常に低い犯罪率で安定した安全な国家です。

2004年欧州連合に正式に加盟、2007年にはシェンゲン協定の圏内にも加入しています。また優れた社会基盤が整っていて、電気通信、郵政、金融、病院と保険医療、その他全ての主要な公共サービスなどは、いずれも効率的で高水準です。



さて本題のマルタ移住IIPですが、投資による市民権取得を可能にする個人投資家プログラムです。このプログラムは、公共サービス免許を認可されたアイデンティティ・マルタが政府に代わって推進しています。

マルタ移住IIP は世界の超富裕層の個人とその家族を対象とした制度で、相当額の寄付をする事によって約1年間で、欧州連合に加盟するマルタの市民権を取得することができます。効率のよい申請手続き、世界でも最も厳正な審査基準と身元調査により、高い社会的地位にある申請者だけが市民権を得る事ができます。

【条件】
マルタ移住IIPに申請する全ての個人と家族は、政府創設の国家開発社会基金に相当額の寄付をしなければなりません。プログラムの初期段階で最低限要求される寄付金は下記の通りです。

・主要申請者1名あたり国家開発社会基金に65 万ユーロの寄付 (約8,800万円)
・配偶者と未成年の子供: 1名あたり2 万5,000ユーロの寄付 (約340万円)
・18 歳~26 歳までの被扶養児童または55 歳以上の被扶養両親: 1名あたり5 万ユーロ (約680万円)

更に適正審査の費用として以下の金額が必要です。
主要申請者: 7,500ユーロ (約100万)
配偶者、成人した子供、両親1名あたり: 5,000ユーロ (約68万)
13~18 歳の子供1名あたり: 3,000ユーロ (約40万円)

さらに申請者は、最低でも地価35 万ユーロ (約4,750万円) 以上の住宅を購入するか、年間賃貸額が最低でも1 万6,000ユーロ (約220万) 以上の住宅を賃貸するかの、いずれかの方法でマルタ国内の住宅を最低5 年間保持しなければなりません。

*その他の詳しい条件はル・セルヴァンのホームページでご確認ください。



したがって、マルタの市民権(パスポート)取得には4人家族でなんと約1億円の寄付!!が必要です。この金額を高いと思うか、安いと思うかはその方の資産規模によると思います。

ではどんな方にメリットをもたらすか、ちょっと考えてみます。マルタには、相続税・贈与税、及びキャピタルゲイン課税がありません。いわゆるタックスヘイブンです。EU加盟国なので、イギリス、ドイツ、フランスなどの28カ国の加盟国での居住、就業が自由になります。さらにはシェンゲン協定にも加入しているので、スイスでも居住、就業が可能です。

そう考えると資産規模5億円~10億円くらいの超富裕層で不労所得が多く相続税対策に頭を悩ませている方には、マルタの市民権は格安に感じるのではないでしょうか。脱税すれすれの節税対策を考える必要は全くなくなります。



さらに詳しいマルタ移住情報はル・セルヴァンのホームページでご確認ください。



ル・セルヴァン・ウェルスマネジメント香港株式会社
Email: info@le-cervin.com
ホームページ: http://lcwm-premier.com

コメント (6)    この記事についてブログを書く
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6 コメント

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本当に (anony-mouse)
2015-05-05 18:20:32
はじめまして
マルタを第二のモナコだと絶賛しておられますが、今のマルタはアフリカからのボートピープルが流れ着いてとても治安が悪いのをご存知ないのでしょうか?
マルタは排気ガスに対する規制もなく空気がよくありません。
モナコは至るところに監視カメラがあり、治安は全くマルタとは違います。
ホームページをお見受けしたところ、不動産業者さんではなく、大学院を卒業してMBAを取ったのみですぐに開業なさったお若い方だと思ったのですがその辺のリサーチはきちんとなさっているのですか?
返信する
おっしゃる通りですね。 (Happyヨーロッパ移住)
2015-05-05 22:36:39
anony-mouseさん

辛口コメントありがとうございます。
モナコ在住の方からしてみれば、マルタと一緒にされては困りますよね。マルタはまだまだ発展の余地があり第二(将来の)と言う意味合いで表現しました。少なくとも誤解を与えた事をお詫びいたします。

治安については、モナコには劣るかもしれませんが、住むところを間違えなければ問題はないと思います。教育レベルも非常に高く、イギリス、アイルランド以外ではEU唯一の英語圏です。今回は高級物件の紹介はしていませんが、一番下の写真のマリーナの物件は元イギリス代表のデビット・ベッカム氏も不動産を所有しています。アフリカからのボートピープルについてですが、マルタは島国のため仕事が余りありません。従って彼らにとってマルタは魅力がなく単なる中継地に過ぎません。仕事を求めてヨーロッパ大陸へさらに移動していきます。

また排気ガス規制については、マルタは2004年5月にEUに加盟し、欧州連合域内排出量取引制度にも参加し二酸化炭素排出量の削減に努めています。さらには近年の富裕層のマルタ移住促進政策の好影響もあり、街を走っている車は最新モデルばかりです。ご指摘は古いデータ(体験)をもとにされたのでしょうか。

私のプロフィールについてですが、現在新しいホームページを作成中で、もう少し詳しい情報をご提供できると思います。ご指摘の通り不動産業者ではなく海外移住と資産保全のアドバイスを中心としたコンサルティング事務所です。現地の信頼できる不動産業者を紹介、またはお客様ご自身で探した不動産業者の通訳をして不動産探しのお手伝いをします。英国ランカスター大学でのMBAですが、日本で社会人を約20年経験してゼロから英語の勉強を始め自費で取得しました。若く見えるのは良いときもありますが、経験を必要とする業界の場合はマイナスになりますね。

海外移住のコンサルティングについてですが、香港1年、イギリス7年間の滞在で築き上げたネットワーク、経験を活用しての起業です。特にマルタの場合はマルタ政府と協力して移住のスキームを作った法律事務所と契約していますので、経験の不足分は十分以上に補えていると確信します。

ご質問の答えになっていますでしょうか。
さらに情報が必要な場合は、お名前、ご連絡先を明記の上ご連絡頂ければと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
返信する
読者登録のお礼★ (りんご)
2015-06-20 07:04:54
HAPPYヨーロッパ移住さま、はじめして。りんごと申します。この度は、読者登録頂きまして、誠にありがとうございました。記念すべき初めての登録者様です(笑)。HAPPYさまのブログを少し拝見させて頂きました。ヨーロッパへの移住支援と資産保全コンサルのお仕事をしていらっしゃるのですね。私は、かなり前に「メディアワークス」という日本の出版社から出ていた「ゴミ投資家シリーズ」という本を読んでいました。素人向けの海外投資本としては日本の走りだったのではないかと思います。当時は、マンとかクアドリガ等のファンドが成績がよく人気だったと思うのですが、今頃はどうなっているのでしょうかね。。
去年参加したある政治評論家の講演会では、今一番安全な資産保全場所は、北朝鮮だと言っていました。また世界の金融の中心はいずれ中央アジアに移ると。。時代は変っていくのだなぁと思いました。
私は富裕層ではないのですが、経済関係の本では橘玲(たちばなあきら)さんが好きで時々読んでいます。
HAPPYさんのマルタ記事等、興味深く拝見致しました。マルタは村上春樹の小説にでてくるので名前は知っていましたが随分美しいところですね。ビンテージの素敵な家具もたくさんあると聞いたことがあります。第2のモナコとは言ったものですね。
インターネットのおかげでHAPPYさんのように国外にいらっしゃる方とも知り合うことができ、良い時代に生まれたなぁと思います。今後ともよろしくお願い致します。
返信する
橘玲著「マネーロンダリング」 (Happyヨーロッパ移住)
2015-06-20 14:59:57
りんごさん

コメントありがとうございます。
私も橘玲氏の本はほとんど読みました。この仕事を始める前から、株式投資、海外投資、資産運用、海外移住関連の本は可能な限り読んでいます。この分野でお客様の方が詳しいと恥ずかしいですからね。今は、海外のビジネスパートナーから旬な情報も入るため、そういう意味ではお客様のご存じないことも知っているのでコンサルティングが出来るようになったと感じます。
特に橘氏の「マネーロンダリング」は衝撃的でした。映画化されれば良いなぁ~なんて思っていましたが、実現しなかったようですね。2002年出版当時に、有効であった節税方法は今では全て利用出来なくなってしまいましたね。日本の官僚は世界一優秀だと言われますから、この手の本は全て読んで対策を立てていると思います。
現状では、家族全員海外移住しないと相続税や贈与税の節税は無理ですよね。その内アメリカのように日本国籍を持っていると世界のどこに住んでいても世界中の全資産に対して課税されるようになるんじゃないかと推測します。だからアメリカで成功した資産家、実業家は、二重国籍を認めないシンガポールに移住したがるんですよね。スイスのPBでさえ、アメリカ人は口座を開けなくなっていますからね。
ブログでは書けないこともあるので、もし節税等のアドバイスが必要であれば直接メールをください。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
返信する
Unknown (りんご)
2015-06-20 22:38:32
HAPPYさま、りんごです。お忙しい中レスをありがとうございました。ゴミ投資家シリーズ、HAPPYさまも読んでいらしたとは(笑。「マネーロンダリング」ももちろん読みましたよ。「永遠の旅行者」も面白かったですー。当時有効であった節税方法は悉く利用できなくなっているのですね。。守るべき資産のある富裕層は益々追い込まれる事態となっていて大変ですね。HAPPYさまのように、語学等ご苦労の中から世界基準とは何かを体得され、日本の富裕層の良きアドバイザーとなる方は大変貴重だと思います。世界の人脈と1次情報は大きな価値ですね。HAPPYさまがリスクをきちんととるお客様に恵まれ、彼ら彼女らの資産防衛にご活躍されることをお祈りしております。余談ですが、ある時日本の政治家から「政治家の一番の特権は何だと思う?」と尋ねられ、見当もつかずすぐに答えを求めたところ「空港での持ち物検査がないこと」だと教えられました。政治家なら、現金、資産を海外に逃がし放題ですね(苦笑。世界一優秀な官僚を使いこなせる、国益のために捨て身で闘う政治家が出現してくれたらと願うばかりです。そうそう。HAPPYさんの数々のお写真、美しいものばかりで、世界って広いんだなぁとため息が出ました。井の中の蛙で終わりたくないなと思いました。良い機会をありがとうございました。心より感謝致しております。
返信する
政治家の特権 (Happyヨーロッパ移住)
2015-06-21 15:30:51
りんごさん、政治家の特権の一つが空港での持ち物検査がないこととは恐れ入りました。ただ現在は受入れる銀行側も既存の顧客に迷惑を掛けないために、グレーなお金は預からなくなって居るようですよ。資金洗浄の手伝いばかりしていると、まともな顧客は逃げますからね。
ヨーロッパの景色ですが、とても綺麗ですよね。ただ撮るだけで絵になる写真が撮れるから不思議です。私は、世界を知ると言うことも大切だと思いますが、日本を極めると言うものまた価値のある事だと思います。自分の身近なところにも素晴らしいところが沢山ありますよね。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
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