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極楽、マレーシア移住!?

2015-11-03 | HAPPY海外移住
マレーシア移住について

さて今回は、東南アジアで移住先人気ナンバーワンと喧伝されるマレーシアへ



海外移住のコンサルティングをしていると、良く話題になるのが東南アジアについて。特にマレーシアを扱っている企業が多いためか、移住先として検討されている方が多い。

たまたまシンガポール人で上海に滞在している知人と食事をする機会があり、ちょっと疑問に思っていることを聞いてみた。彼は、投資家で自己資産を運用しそれだけで生活している所謂資産家である。サラリーマン投資家ではない。

私、「日本人の定年退職後の移住先としてマレーシアの人気があるんだけど、どう思う?」
彼、「長期滞在で移住をするなら良いんじゃないかな。」
私、「不動産投資はどう?」
彼、「マレーシアには絶対投資しないな、政府が信用できないからね。」

彼曰く、シンガポールや上海には投資をするけれどもマレーシアには投資をしないと言う。なぜなら政府が信用できないからだそうである。政府がマーケットをコントロールしている中国の方が金融資産、不動産への投資が安全と映るらしい。日本人の私とは随分見方が違うが、妙に納得させられた。



実際に、首都のクアラルンプールを訪れてみると想像通りの大都会で、実に良く整備されていて緑も多い。香港、シンガポールには及ばないが近いレベルにある。しかも物価水準は、それらの1/2~1/3程度と言われる。人気のあることが納得できる。





中心部には、高層マンションが立並び高級車が道路を行き交う。そして、ほとんどの人が英語を話せるのには驚いた。ヨーロッパで言えば、ポルトガル、ギリシャと同レベルだと感じる。スペインより遥かに英語が通じる。

問題は、慢性的に発生している中心部の交通渋滞で、道路が空いていれば飛行場から約40分程度でホテルに着くはずが、2時間程かかってしまった。クアラルンプールでは、2016年にはLRT(高架鉄道)の新駅が25できる予定なので、その頃には渋滞は緩和されるのではないかと思われる。



クアラルンプールでの視察を終えた後は、ル・セルヴァンの移住先情報にマレーシアを追加する予定なので、その写真撮影のためランカウィ島へ。飛行機で約1時間の旅である。初めはインドネシアからのヘイズ(haze)の影響が残っていたが、連日の夕立のためか次第に空気は澄んできた。

ランカウィ島はマハティール元首相の出身地。1980年代後半より、第二の「ペナン島」を目指しリゾート開発が進み、今では高級リゾートホテルが建ち並ぶ。ただホテルの敷地を一歩でれば、現地ののどかで質素な生活風景が広がる。





写真上、Meritus Pelangi Beach Resort and Spaの美しい海岸線。写真下、Four Seasons Resort Langkawiの素晴らしいビーチ





マレーシア移住は、不安定な政治、為替相場、急激な物価上昇、自然災害など、気を付けなければならない点は多いが、移住の魅力もまた多いと思う。投資対象先としても、ポートフォリオの10~15%程度なら仮に価値が半分になったとしても全体に対する影響は抑えられる。間違っても日本の自宅を売却してまでマレーシア移住を考えない方が良いと思う。日本人なら3ヶ月の滞在まではビザ不要なので、賃貸物件などを利用して短期の滞在から初めるのが良いと感じる。



ル・セルヴァン・ウェルスマネジメント香港株式会社
Email: info@le-cervin.com
ホームページ: http://lcwm-premier.com

コメント (2)
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