Happyヨーロッパ移住|The Lancaster MBA

【海外移住応援ブログ】ヨーロッパ移住、イギリス移住、マルタ移住、スペイン移住、ポルトガル移住、エーゲ海/ギリシャ移住情報

海外移住は相続税対策になるか?

2015-09-22 | HAPPY海外移住
相続税対策の海外移住について考える

さて、今回は相続税対策としての海外移住についてです。



(写真上、「魔女の宅急便」の舞台にもなったクロアチアのドゥブロヴニク)

<日本国内での対策>
相続税は相続財産が2億円以上で45%、3億円以上で50%、6億円以上では55%です。(平成27年1月1日より)
何も対策をしなければ、2億円以上の資産を持っている方の約半分の資産が相続によって国に召し上げられます。

一方、贈与は年間110万円までは非課税で、また200万円以下の場合は10%の税率です。

例えば、2人の子供と4人の孫の計6人に毎年310万円を10年間贈与した場合。

「310万円 × 6人 × 10年間 = 18,600万円」
「贈与税額 20万円 × 6人 × 10年間 = 1,200万円」

この場合の、贈与税額1,200万円は移転できる1億8,600万円の約6.5%です。

また、定期保険特約付き終身保険を活用した場合、「500万円 × 法定相続人数」が相続税法上非課税です。
例えば、法定相続人の妻と子供3人の計4人の場合は2,000万円が非課税になります。

他には、「旅行が大好きで年に何度も海外に行っている。」「カジノが大好きでラスベガスやマカオに頻繁に行っている。」「夜遊び(お酒・ギャンブル・異性/同性)が大好き。」などお金を上手く使っている方もいらっしゃいます。

つまり、海外に移住しなくても日本居住で考えられる節税対策はいろいろあります。

<国際相続の難しさ>
また、海外居住者となるためには、家族全員が海外に5年間以上居住しなければなりません。
非上場企業のオーナー一族の方の場合は、高額な出国税を払う必要があるかも知れません。

また5年未満で日本に帰国する事になった場合は、国税庁の海外財産への課税強化のため、海外居住経験者は居住地の預金口座や不動産をマークされやすいことも覚悟する必要があります。

年間の相続税が課税される件数が約5万1,000件(平成23年)に対して、税理士の数は7万1,000人です。相続税の申告件数より税理士の数の方が多い事からも相続税の実務経験のない税理士が多い事が推測できます。

国際間の相続案件を担当したことのある税理士となるとさらに限られます。国際相続と一口にいっても、先進国で法整備がしっかりしたアメリカ、カナダ、オーストラリア、スイス、シンガポールなどでも国によって法律は全く異なるので該当国の税制に精通した方を探すのは非常に大変です。まして、最近話題のマレーシアやタイ、フィリピンなどの政治の不安定な発展途上国の場合はなおさらです。

<海外移住は相続税対策になるか?>
答えは、YESでもありNOでもあります。
キチンと計画を立てその道の専門家からアドバイスを得て行う海外移住なら有効な相続税対策にもなります。一方、インターネットや書籍から得た情報のみでは、書き手にとって都合の良い情報ばかりを発信している場合もあり、後になって予期せぬ問題が発生する事も考えられます。

個人的な意見としては、完全な海外移住ではなく、日本にも生活の拠点を残したまま海外中心の生活をするのが良いと感じます。桜の咲く季節と、秋の紅葉は日本で楽しむ。日本には素晴らしいところがたくさんあります。

ル・セルヴァンでは、海外移住と相続対策のアドバイスをワンストップでご提供できるように、海外の移住国の事はもちろん、国内の相続、贈与に詳しいコンサルティングファーム(税理士事務所)とも連携しています。二次相続まで視野に入れた海外移住のプランをご提案することも可能です。詳しくは下記ホームページよりご連絡ください。

参考文献
永峰潤著「海外資産の相続」(幻冬舎、2014年)
西村美智子著「出国税のしくみと手続きQ&A」(中央経済社、2015年)
田中誠著「相続税対策は顧問税理士に頼むと必ず失敗する」(幻冬舎、2013年)
服部誠著「相続税の税務調査を完璧に切り抜ける方法」(幻冬舎、2013年)


ル・セルヴァン・ウェルスマネジメント香港株式会社
Email: info@le-cervin.com
ホームページ: http://lcwm-premier.com

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヨーロッパ大陸のカリフォルニア、ポルトガル移住は◎!!

2015-09-17 | Happyヨーロッパ移住
ポルトガル移住、コスタ・ド・ソル(太陽海岸)

カルカヴェロスの英系インターナショナルスクールを見学した後は、コスタ・ド・ソル(太陽海岸)と呼ばれるエストリル、カスカイス周辺の散策へ



よくポルトガル人と話題になるのが日本語の「ありがとう」と、ポルトガル語の「オブリガード (Obrigado)」。同じ意味で、発音が似ているから日本語が語源だとか、ポルトガル語がオリジナルだとか言われますが、ただの偶然のようですね。でもそのおかげで、初対面の方ともこの話題から入ると以外と盛り上がったりします。またブランコ、ビスケット、キャラメル、かぼちゃ、カステラ、コップ、パン、天ぷら... 日本語になったポルトガル語も結構あります。

以前は「哀愁の国、ポルトガル」なんて言っている方がいらっしゃいましたが、最近ではその温暖な気候、その他の共通点から「ヨーロッパ大陸のカリフォルニア」と言われます。サッカーや、サーフィンを初めとしたマリンスポーツ、またゴルフ天国としても有名です。個人的には、楽園(≠tax haven)とか隠れ家(≠tax shelter)と言うイメージもあります。
注:tax haven = 租税回避地(税金の安い国など)tax shelter = 節税対策、納税回避の隠れ蓑


http://www.karmasurfretreat.comより

ポルトガル人で有名なのは、サッカー選手のクリスティアーノ・ロナウド、ルイス・フィーゴですよね。クリスティアーノ・ロナウドのピッチ内外での華やかさは女性のみならず男性でも憧れます。


オリジナルの香水 (Cristiano Ronaldo Legacy) も人気 http://www.cristianoronaldo.com/latestより

しかし、日本から遠いせいか観光でもポルトガルを目指す人は少ないと感じます。住んでいる日本人も外務省の2014年10月のデータによると約550人と少数。(参考までに、イギリス 約67,260人、スペイン 約8,080人)

さて、実際のリゾート地のカスカイスはどんな感じか?
ここも駅から徒歩数分で、ビーチに到着(写真一番上)。派手さはなくのんびりとした雰囲気でリラックス出来ます。英語もそこそこ通じるし、生活に必要なものは中心部で揃いそうで全く不便さは感じません。車のドライバーのマナーもよく、横断歩道では必ず止まって歩行者を優先してくれます。

写真下2枚、カスカイスの駅周辺





時間も余りないので、街を2時間程度歩き回った後は次のエストリルに移動。

エストリルは、コスタ・ド・ソル(太陽海岸)の中心といわれ、ヨーロッパの他のリゾート同様にカジノもあります。

日中は素晴らしい海の眺めを楽しみながら日光浴、夕方からはカジノへ向かう方もいるようです。カジノ内には洒落たバーやレストランがあるので、プレーをしない人でも気軽にカジノの雰囲気を味わう事が出来ます。ドレスコードは特にないようですが、ジャケット着用で出かけるのがヨーロッパの基本です。



エストリルの駅を挟んで北側がカジノ、南側がビーチ(写真上下)



詳しいポルトガル移住の条件は、こちらル・セルヴァンのホームページでご確認ください。


ル・セルヴァン・ウェルスマネジメント香港株式会社
Email: info@le-cervin.com
ホームページ: http://lcwm-premier.com
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポルトガル移住|さて子供の教育は?

2015-09-05 | Happyヨーロッパ移住
ポルトガル移住、リスボン周辺のインターナショナルスクール

今回は、ポルトガルに移住した場合の教育環境についてです。



リスボンで、不動産物件の視察をした後は、カイス・ド・ソドレ駅から電車で約30分のカルカヴェロスに向かいました。ここには、イギリス系のインターナショナルスクールのセント・ジュリアンズ・スクールがあり3歳から18歳の子供達約800名が学んでいます。学費も東アジアや、東南アジアの同レベルのインターナショナルスクールと比べても3~5割安、中国の上海との比較ではなんと約1/3です。
セント・ジュリアンズ・スクールの学費一覧(英語)

写真上、カルカヴェロス駅から海岸に向かう並木道 写真下3枚、セント・ジュリアンズ・スクール入口周辺







カルカヴェロスは、エストリルやカスカイスなどのコスタ・ド・ソル(太陽海岸)と呼ばれるヨーロッパ有数のリゾート地の一角に位置します。駅から学校まで徒歩5分、学校から海岸までは、徒歩2、3分です。辺りには閑静な高級住宅街が広がり治安は良さそうです。

ポルトガル移住情報は、こちらル・セルヴァンのホームページでもご確認頂けます。



今回は見学する事が出来ませんでしたが、車で約15分北に行くと世界遺産に指定されるシントラに、アメリカンスクールの Carlucci American International School of Lisbon (CAISL) があります。

またリスボンには、全日制の日本人学校はありませんが日本語補習授業校があります。毎週土曜日に、国語と算数(数学)の授業を行っています。運動会や七夕集会、書き初めなどの行事を通じて日本文化を学ぶ機会ももうけています。

リスボンや、コスタ・ド・ソル周辺を歩いた印象では、多くの方が英語を話されます。お隣のスペインと違い英語だけでも生活は可能だと思います。不動産物件を視察した時に案内をしてもらったポルトガル人の営業マンの英語があまりに上手かったので、英語圏に留学経験があるか尋ねたところリスボンの学校で勉強しただけだとの答えが返ってきました。ただ彼の場合は、私立校に通っていたそうです。学費もインターナショナルスクールに比べると半分以下だそうです。したがって、教育費の節約や現地にとけ込むためにリスボン周辺の私立校へ通うという選択も良いと感じます。


ル・セルヴァン・ウェルスマネジメント香港株式会社
Email: info@le-cervin.com
ホームページ: http://lcwm-premier.com
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする