イギリス移住の現実は?
KCL(IPP)コースも一段落し、天気も良かったのでカメラ片手にホランド・パークまで気分転換に散歩してきました。先週までは、北極圏のような寒さ、地下鉄ストライキ、空港閉鎖、授業料値上げに対する学生デモなど、様々なネガティブな要素が重なりイギリスを去ろうかと考えていました。そして今も計画変更を検討しています。
そこで今日はイギリスの良いところと悪いところを比較検討してみようと思います。まずはネガティブなところから。
1.サービスのレベルが低い: 宅配便は時間指定ができず1日自宅待機の場合がある。市内郵便が一ヶ月ほど掛かる場合がある。同じ区役所、銀行、病院でも担当者によりルールが変わる。(各種登録、納税、駐車許可、口座開設など)
2.公共交通機関の信頼度が低い: 電気系の故障、保守点検、ストライキによる遅延、運休が多い。
3.冬の気候が厳しい: 最低気温は東京とさほど変わらないが、期間が前後約一ヶ月ずつ長く、強風多湿のため体感温度は約5℃低い。日照時間が短い、最短で約8時間。(日の出:8時、日の入:4時) にわか雨が多い。
4.食事: イギリスは食に貧しい。もちろん高いお金を出して店を選べば世界各国の美味しい料理を味わえるが、安くてうまいは少ない。高くてまずいは多い。
そして次は、ポジティブなことろ。
1.英語を通じて様々なことを学べる: 歴史、文化、金融、スポーツなどイギリスから学べることは多い。またインターネットでの使用言語の約50%が英語と言われる為、情報をタイムリーに得られる可能性が高い。日本語は約5%程度と思われる。
2.市街地でも自然が多く、街並みが綺麗: これは今までブログに載せた写真を見れば一目瞭然。自然と歴史的建造物との調和が素晴らしい。
3.夏の気候は過ごしやすい: 平均気温20℃以下で、なんといっても梅雨がない。日照時間が長い、最長で約16時間半。(日の出:5時、日の入:9時半)
4.ヨーロッパ大陸に近い: ヨーロッパ各国を旅行するのには便利。
5.フットボール、ゴルフ: プレミアリーグを生で観戦できる。リンクス・ゴルフが格安でできる。
整理してみると、以外とメリットも多い。やはり最大の敵は『冬の気候』です。過去2年の経験から1、2月を耐えられれば何とかなると思っていたが、11月から極寒になるとは想定外。幸いにも今週末から日本に帰れるので、ここでメンタル面を含め体勢を整えたい。
写真は一番上St Barnabas Church住所:
以外はすべてホランド・パーク。Canon EOS 50D & Canon EF70-200mm F2.8L IS USMで撮影。ここのリスは冬でも元気で、すごく人になついている。中にはカメラを構えてもエサを求めて寄ってくるリスもいる。楽しい反面、野生動物にエサを与えるのはどうかと思う。