Happyヨーロッパ移住|The Lancaster MBA

【海外移住応援ブログ】ヨーロッパ移住、イギリス移住、マルタ移住、スペイン移住、ポルトガル移住、エーゲ海/ギリシャ移住情報

南ヨーロッパ移住は現実的か?

2014-02-22 | Happyヨーロッパ移住
魅力の南ヨーロッパ移住

今回はヨーロッパ移住についてです。ヨーロッパで投資移民を受け入れている国について調べてみました。南欧の数カ国が決定もしくは準備中で、すでに富裕層の獲得競争が始まっています。

ギリシャ、キプロス、ポルトガルそしてスペインでは近年一定額以上の不動産を購入した外国人投資家に対し滞在用のビザを発給しています。主なターゲットは中国やロシアの富裕層だそうですが、居住ビザ付きで底値近辺にある不動産投資は魅力的ではないでしょうか。例えば、ギリシャでは25万ユーロ(約3,500万円)の不動産購入で居住ビザを手に入れられます。ただ注意しなければいけないのは、ビザ発給国のみでの居住許可であること、就労制限がある事などを考慮に入れなけれなりません。

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写真上2枚、リスボン(ポルトガル)

【ヨーロッパ移住のための最低不動産購入額】

ギリシャ:250,000 EUR(5年間の滞在ビザ、ギリシャでの就労可能)
キプロス:300,000 EUR(3年間の滞在ビザ、6年後に市民権申請可)
ポルトガル:500,000 EUR*(滞在ビザ、ポルトガルでの就労可能、6年後に市民権申請可)
スペイン:500,000 EUR(滞在ビザ、スペインでの就労可能、10年後に市民権申請可)

*注1:ポルトガルは、2015年9月より350,000 EURに条件付きで引下げ

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写真上2枚、マヨルカ島、セビリア(スペイン)

EU圏には既に投資家・移民プログラムがありますが、そのほとんどは不動産投資を要件の一部にしていません。例えば、イギリスは100万ポンド*~1,000万ポンド(約1億7,000万円~17億円)の国債投資をした人に居住ビザを、ハンガリーは25万ユーロ(約3,500万円)の国債投資家に同様のビザを、またドイツは最低25万ユーロ規模のビジネスを開始・運営する人にビザを発給しています。(ウォール・ストリート・ジャーナル)

*注2:2014年11月より、イギリスTier1投資家ビザへの投資必要額は200万ポンドに引上げ

また地中海のEU加盟国のマルタでは、今年1月にEUからの圧力により当初予定額を引上げ、115万ユーロ*(約1億6千万円)以上投資した外国人に対し、一年間の居住後、市民権を与える事を発表しました。(BBCニュース)

*注3:2015年10月現在、マルタ(IIP)申請には65万ユーロ以上の寄付、35万ユーロ以上の不動産購入、15万ユーロの指定金融商品への投資が条件

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写真上2枚、バレッタ(マルタ)

南欧は今バーゲンセール状態にあり、ヨーロッパ移住はかなり現実的になって来ていると思います。今の不動産価格が底値かどうか分かりませんが、その近辺にあることは間違いないと思います。以前に旅行した時の写真を改めて見て地中海沿いの地域は気候も温暖で移住を検討するには本当に素晴らしい環境だと思います。

*最新のヨーロッパ移住の情報は、こちら、ル・セルヴァンのホームページでご覧いただけます。
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シンガポール移住|Singaporeは魅力的か?

2014-02-16 | Travel / World (世界旅行)
Singaporeは魅力的か?

ジョージ・ソロスとともにクォンタム・ファンドで財を成した著名投資家のジム・ロジャースも2度の世界大冒険の末に移住先として選んだシンガポールについてちょっと調べてみました。彼は「1807年にロンドンに移住することはbrilliant(素晴らしい、明晰なこと)だった、1907年に米国に移住することはbrilliantだった、そして2007年にアジアに移住することが次のbrilliantだろう。」とテレグラフのインタビューで発言しています。

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〈基本情報〉
人口約540万人。国土面積は東京23区より少し広い707.1㎢。人口密度はモナコ公国に続き世界第2位。イギリス連邦加盟国 (Comonwealth of Nations)。(イギリスと旧植民地であった独立の主権国家からなる、中央政府を有しない国家連合) そのため車は日本やイギリスと同じ右ハンドル左側通行。公用語は英語、中国語、マレー語、タミル語の4言語。

〈良いところ〉
南国で緑が多く治安は日本よりよいと言われる。英語での教育水準が高い。(FTのMBAランキングではNational University of Singapore Business School とNanyan Business School がトップ100にランクインしている。) 相続税・贈与税がなく、金融資産の運用益にも税金がかからない。また所得税の最高税率が20%。空港アクセス、交通インフラが整備されている。食のバラエティが豊富で美味しい。

〈悪いところ〉
赤道から100kmしか離れていないため、年間平均気温25度、最高気温32-33度の常夏の国でとにかく暑い。国土が狭く大自然に乏しい。住宅が高い。車も高い (日本の約3倍)。

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でこの事前調査をもとに訪問してきました。まずはシンガポール・チャンギ国際空港から中心部へタクシーで、「えっ、これがシンガポール?」とてもモダンで美しい町並みに感動。東京は国際都市としてもう負けてるんじゃないかと思うほど。10年以上前に一度来た時は整然とした街程度の印象しかなかった。有名なマーライオンも「こんなに小さいの?」と驚いたことを思い出す。

街の中心は公共交通が整備され、香港や上海と大差なし。ラグジュアリーブランドのネオンと高級ホテルが建ち並ぶどこかで見たような景色。友人が働く金融機関や、ホテル、レストランでの対応はとても親切で快適。ヨーロッパに比べアジアの方がホスピタリティと言う点では優れている。イギリスでは如何に自分たちが楽をするかに重点を置いていると感じる事が少なくない。

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さてシンガポールは魅力的かどうか。3日間の限られた滞在のため第一印象程度の感想ですが、基本的には住みやすそうな感じ。短期滞在なら何でも揃うし楽しいと思う。またビジネスの拠点としても素晴らしい。ただ移住先として考えると、自然派の自分としては税制の有利さを加味しても余り魅力を感じない。一年中エアコンを入れなければならない生活は、香港滞在で耐えられないことは経験済み。まずは日本が冬の間の避寒地として、資産の分散投資先として検討するのが良いと思う。

*最新のシンガポール移住情報は、こちらル・セルヴァンのホームページでもご覧いただけます。

写真上下、立派になったマーライオンと高層ビル群 写真中、屋上にプールのあるマリーナ・ベイ・サンズ

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