里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

カラムシ(苧)の花

2014年08月03日 | 7月の花

 

山陰道で見かけることの多いこの手の草。 

葉や大きさが良く似ているし、その上僕らにとっては何の役にも立たない山の夏草に過ぎず、今まで取り立ててじっくり見たこともない。

 

 草丈の割にこの手の花は小さくて地味・・・どれが花やら果実やら???

じっくり見てみると白い花の様なものがポツポツついている

 

万葉の時代から繊維の材料として重宝され、茎(カラ)を蒸して繊維をとったことから「カラムシ」と言われる様になったようです。

撮影2014.7.5

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イラクサ科ヤブマオ属:多年草

北海道~九州の山野に生え、高さ1~2m。茎や葉柄には曲がった伏毛が密生する。

葉は互生し、長さ10~15cmの広卵形で、先は尾状にとがり、大きさのそろった鋸歯がある。

表面は白点とまばらに毛があり、裏面は白い綿毛が密生して白く、脈上に短毛がある。

葉柄は3~9cm、短毛を密生、托葉は線形、長さ6mm、雌雄同株、葉腋の円錐花序につく。

雄花序は茎の下部につき、雌科序は茎の上部に、雄花は4花被片と4雄しべがある。

雌花は球状に集まり、4個の花被片は筒となり長さ0.8mm、花柱は線形。