山陰道で見かけることの多いこの手の草。
葉や大きさが良く似ているし、その上僕らにとっては何の役にも立たない山の夏草に過ぎず、今まで取り立ててじっくり見たこともない。
草丈の割にこの手の花は小さくて地味・・・どれが花やら果実やら???
じっくり見てみると白い花の様なものがポツポツついている
万葉の時代から繊維の材料として重宝され、茎(カラ)を蒸して繊維をとったことから「カラムシ」と言われる様になったようです。
撮影2014.7.5
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イラクサ科ヤブマオ属:多年草
北海道~九州の山野に生え、高さ1~2m。茎や葉柄には曲がった伏毛が密生する。
葉は互生し、長さ10~15cmの広卵形で、先は尾状にとがり、大きさのそろった鋸歯がある。
表面は白点とまばらに毛があり、裏面は白い綿毛が密生して白く、脈上に短毛がある。
葉柄は3~9cm、短毛を密生、托葉は線形、長さ6mm、雌雄同株、葉腋の円錐花序につく。
雄花序は茎の下部につき、雌科序は茎の上部に、雄花は4花被片と4雄しべがある。
雌花は球状に集まり、4個の花被片は筒となり長さ0.8mm、花柱は線形。