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里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

ヤグルマハッカ (矢車薄荷)

2016年07月23日 | 6月の花

在所散歩道、家庭菜園横の空き地に見慣れぬシソ科花を発見・・・たぶんに園芸品種が飛び出したものだろうが??

早速ググって見ると「ヤグルマハッカ」と言う和名を持つ北アメリカ原産のハーブで、ベルガモット(bergamot)と言う植物らしいが、属名の「モナルダ」の名で広く知られて居る様です

花色はいろいろ有るようだがこのピンクが一番スタンダード名のだとか??

撮影2016.6.21

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シソ科ヤグルマハッカ属:多年草

草丈は60~150センチくらい、葉は長い卵形で、向かい合って生える(対生)。

葉の先が尖り、軟毛が生え、開花時期は5~7月である。

茎先に直径4~6センチくらいの花序を出し、一見するとこれが花のように見えるが、長さ3センチくらいの唇形の花が集まったものである。


カワミドリ(河碧・川緑)

2016年07月20日 | 6月の花

 

 木津川河川敷畑の片隅で見かけた見慣れないシソ科の花・・・栽培種だとは思ったのだが、珍しさが先にたちバシャ。

 

 帰って早速ググって見ると「カワミドリ」というシソ科の植物で、藿香(かっこう)と言う鎮痛腹痛吐き気などに効き目の在る生薬として知らているらしい。

 

 もう花のさかりは過ぎてるものの、こんな薬草を栽培してるのは初めて見る。

もちろん元は野草だそうですが、自生しているのは見たこともない。

撮影2016.6.26

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シソ科カワミドリ属多年草

北海道~九州の山地の草原に生え、草全体に特有の香りがある。

茎は高さ0.4~1mになり、上部で枝分かれ、葉は対生、卵状披針形で長さ5~10cm、鈍い鋸歯がある。

枝先きの長さ5~15cmの花穂に、紫色の唇形花を多数密集し、花冠は長さ8~10mm、下唇は3裂し、雄しべ4個は花冠からつきだす。


ハンゲショウ(半夏生)

2016年07月12日 | 6月の花

 

図鑑やNETで、その名前も画像もにも親しみを持っていたが、直に目にするのは今回が初めて・・・・

 半夏生と言えば、勿論その名の由来の1つでもある様に、葉の一部を残して白く変化する。

 草丈約1m足らず、葉の付け根に長さ10cm程の花穂つけ・・・

 花穂の花は花弁の無い集花でクリーム色で目立たなく、花を愛でるよりも白化した葉の風情を愛でるもの??

撮影2016.6.25

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ドクダミ科ハンゲショウ属:多年草

本州~沖縄の低湿地に生え一種の臭気がある。

茎は高さ50~100cm、葉身は長さ6~17cm、幅4~9cm、5~7脈あり基部はやや耳状心形。

花期になると、上部の葉の下半の表面が白くなる。

花は長さ10~15cmの細長い穂を作って多数つき、穂は初め下垂し後立ち上がる。

花は両性で小さく、花弁はなく、雄しべは6~7個、子房は3~5個の心皮があり、毛はない。

花期は6~8月。


ベニカンゾウ(紅萱草) の花

2016年07月09日 | 6月の花

 

木津川河川敷畑脇に一塊まり咲いていた紅花のカンゾウ

 

 つぼみだけを見てると通常のノカンゾウに全く変わり無いのだが・・・花開いてみるとこんなにも違って真紅に近い。

このように赤花を持つカンゾウをベニカンゾウと言い、 野生の物もあるらしいが品種改良されたものも有るらしい。

多分これは園芸品種そのものだろうけど・・・

撮影2016.6.25

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ユリ科ワスレグサ属


ヌマガヤツリ(沼蚊帳釣)??

2016年07月07日 | 6月の花

 

 多分「ヌマガヤツリ」で間違いないと思うのだけど??良く似た仲間も多いので自信が無い。

 河川敷に一株だけこの見慣れないカヤツリ草が花を付けていた。

最近は結構稀少種に成ているらしい??

撮影2016.6.25

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カヤツリグサ科カヤツリグサ属

束生して太いひげ根を出し、茎は分けつして株になり、高さ50~100cm、太い3稜形、葉は線形で下部は鞘となって茎を抱き、茎と同じ高さで質が厚く幅約3~10mm、葉鞘は濃い褐色です。

茎の先に長い苞葉を3~4個つけ、その間から3~5個の長短の枝を出して多数の小穂を密生します。

小穂は花穂の中軸に斜上またはやや平行 し、線形で長さ5~10mm、10~20個の小花をつけます。

はじめ白緑色で、のちに画像のようなさび褐色にな ります。

名前は漢字の沼蚊帳釣(ヌマカヤツリ)で、沼地に生えるカヤツリの意味です。


コバノタツナミ(小葉の立浪)??

2016年07月05日 | 6月の花

朝の散歩の一つ、甘南備山散策路脇に咲いていたタツナミソウ.

草丈10cm足らず、茎頂に決まったように二花だけ花開いてた。

検索するとタツナミソウにも種類が多く同定が困難

葉の両面に軟毛が多く、腺点が密にある事などから「コバノタツナミ」としたが、元から自信はない

撮影2016.6.18

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丘陵~低山の里山の草地や林縁に生育する多年草。

茎は基部が長くはい、高さ5~10cm程度が多く、茎には白色の開出毛が多い。

葉は数対あってまばらにつき、広卵心形~3角状卵形、両面ともに軟毛が多く、縁には鈍い鋸歯が3~7対あり、葉先は丸みを帯び、基部は心形で、長さ幅ともに0.8~1.2cm、葉裏にはふつう明瞭な腺点が密にある。

花序は開出毛が多くやや密に花をつける。花は青紫色、ときに淡紅紫色または白色のものがあり、長さ1.5cm内外。


クマノミズキ(熊野水木)の花

2016年07月02日 | 6月の花

 

山裾散歩道で見かけた見慣れぬ木の花・・・

花は枝先に花序を伸ばした淡黄色の集合花

個々の花は星型四片花・・・まあそれほど綺麗な花でもない。

撮影2016.6.15

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ミズキ科ミズキ属

クマノミズキの花は、花は5月の終わりころから咲き始め、6月のおわり頃まで花を見ることができる。

花は薄いクリーム色で、花弁は4枚。おしべも4本で、中心部には1本の花柱があり、基部には花盤があって、蜜を分泌する。


サワギク(沢菊)

2016年06月30日 | 6月の花

 

ナルトサワギクは木津川堤のそこかしこにみつける事は容易だが在来種のこのサワギクには終ぞ出逢った事はない。

この個体も先日に同じく大和高原の鎮守杜の林縁で出逢ったもの・・・

草丈1mばかり、葉は羽状に深裂し、茎の上部で数本に枝分かれ、その枝先に数個の黄色い花を付ける。

 頭花は直径約1.2㎝、舌状花・筒状花は共に黄色・・・花が残っているうちに果実の白い冠毛が目立つようになり、これがボロ裂のように見える処から、別名「ボロギク」と呼ばれて居る。

撮影2016.6.22

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キク科キオン属:在来種(日本固有種)

茎は円筒形、中空。葉は互生し、薄く、羽状に深裂、葉の裂片は35対、頭花は直径約1.2㎝、舌状花は黄色、筒状花も黄色。

総苞は長さ約5㎜、総苞片は長披針形1列、果実は長さ約1.5㎜、冠毛は白色。

草丈は1m前後になり、柔らかい。葉は羽状に深裂し、茎の下部に付く葉には毛が多いが、中部以上に付く葉には毛が少ない。

6月から8月にかけて黄色い花を咲かせ、果実が稔ると冠毛が集まってぼろくずのように見えるので、ボロギクの別名もある


ヤマクルマバナ(山車花)

2016年06月27日 | 6月の花

 

大和高原、都祁の神社に出掛けた時に目に付いたシソ科花 。

クルマバナそっくりだが、花の色が淡白で同種とは思えないのでバシャして帰った。

山道端、ブッシュ縁茎を伸ばして草丈約50cmばかり・・・花は色が淡白と言うだけでクルマバナそっくり。

 

 検索してみるとヤマクルマバナ、確かに木津川堤では見かけた事がなく納得のいく結果だった

撮影2016.6.22

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シソ科トウバナ属:多年草

北海道~九州、山地の草原生え、全体やや軟弱で茎は斜上し、萼は通常紫色を帯びることなく開出毛が多く、時に短腺毛がある。

花は白色で淡紅紫色を帯び長さ6~7mm、姿はイヌトウバナ様である。

クルマバナに似るが花が白色で、萼が通常紫色を帯びない。

在来種で花期は6~8月


シロバナモウズイカ(白花絨毛蕊花)

2016年06月25日 | 6月の花

 

 大和高原、山添村の小さな集落の在所道端で出逢った見知らぬ花

 帰って早速手を尽くし検索してみるがヒットせず・・・2~3日後にひょんなことで思わずヒット「シロバナモウズイカ」だと確認出来た。

 まあ見たところ在来種ではない気がしたが、前回UPした、ビロードモウズイカと同属だというが似ても似つかない。

モウズイカの花色は黄色だそうですが、これは、その白花種だそうです。

 

草丈約1.5m 、白い清楚な花は花径約3~4cm・・・帰化植物にしては清楚に見えるがやっぱり逞しくってアスファルト亀裂に根を降ろしてた。

まだ僕の山城では見かけた事がないのだが・・・

撮影2016.6.15

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ゴマノハグサ科モウズイカ属 

ヨーロッパ・アジア・北アフリカ原産の二年草、明治時代に観賞用に導入され、現在は北海道や本州の道端や河川敷に帰化している。

夏に、茎頂に穂状花序をだし、2-4cmの白色の花をつけ、花冠は5裂する。

根生葉はロゼット状で長楕円形、茎葉は互生する。

北海道の西南部江差町に多いので別名をエサシソウと呼ぶ。

 


ビロードモウズイカ(天鵞絨毛蕊花)

2016年06月23日 | 6月の花
 
 
幸か不幸か?木津川流域では未だ見かけた事は無いけど、もう時間の問題かも ??
 
 
これは、たまたま奈良・山添村の県道を走っていて見かけたもの。
 
県道脇のアスファルト亀裂にに根を下ろし逞しく成長していた。
 
 
まだまだ成長過程にあるようだが草丈150cm程・・・いかにも帰化種だと言わんばかりの猛々しさ。
 
以前から幹線道路脇に何度かは見てたけど、とても今まで撮影できなかった。
 
 
 地中海沿岸原産、どんどんこう言う帰化種が蔓延してきて、か弱い在来種はすっかり影を潜めて居る。
 
撮影2016.6.15
 
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ゴマノハグサ科モウズイカ属:越年草

地中海沿岸原産で、各地に帰化しているが、とくに北海道に多く、河原や荒れ地、線路の脇などに生え、高さ1~2mになる。

茎や葉の毛は輪生状に分枝しているのが特徴、茎の下部の葉は長さ約30cmの倒披針形。

茎葉は上部のものほど小さく、基部は茎に流れる。茎の先に長さ20~50cmの総状花序をだし、黄色の花を密につける。

花冠は直径2~2.5cmで5裂し、外側に星状毛がある。さく果は球形で黄白色の毛が密生する。

花期は8~9月


オカタツナミソウ(丘立浪草)

2016年06月19日 | 6月の花

以前からずっと出逢ってみたかったオカタツナミソウに思わぬ所で出逢った。

大和高原の神社を訪ね歩いた際、山添村の神社境内の片隅に小群生してるのを見つけた

明らかに我が木津川堤で見かけるタツナミソウとは違って、いかにも淑やかで日陰もん??

花付きも少なく茎頂数花が付くばかり・・・

撮影2016.6.15

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茎を立てて草丈30cm前後、時に50cmほどになる多年草で、半日陰になるような林縁や草地に生育します。 

夏に、茎頂に、長さ2cmほどの細長い淡紫色の唇型花を上向きに立て、数個の花を横に並べるようにつけ、花は必ずしも一方向を向いていないのが特徴

葉は三角形状卵型で葉先は鈍三角形状、葉の縁には波状(半円形)の鋸歯(葉の縁のギザギザ)があります。 

花は茎頂に並ぶようにつき、タツナミソウのように縦長にはなりません。


シロバナムラサキツユクサ(白花紫露草)

2016年06月14日 | 6月の花

いつもと、ちょとコースを外した野面散歩道、家庭菜園片隅に咲いてた白いムラサキツユクサ

 

 通常のムラサキツユクサと混在して咲いてたけど??検索するとこれはこれで白花品種らしい・・・

中には花弁にうっすら紫の残る白花もあったり・・・

撮影2016.6.11

ツユクサ科ムラサキツユクサ属


キクニガナ(菊苦菜/英名・チコリー)

2016年06月12日 | 6月の花
 
 いつもの野面散歩道、家庭菜園脇に見慣れぬ矢車草の様な花を発見
 
 
草丈1mばかり 、株元の葉はどこかチシャのはに良く似た縮れ葉、茎全体に刺々しい毛が生えている。
 
たぶん家庭菜園の食用栽培種の溢れ種が大きく育ったものだろうが??・・・こんな野菜今は、今までに見たことがない 
 
 
 茎は曲々と曲がり節ごとに花径4~5cm、多弁で青紫色の花を付けている。
 
早速帰って検索してみると「チコリー」と云う薬草野菜だそうで和名はキクニガナと呼ぶそうだが共に初耳・・・ヘエ~~って感じです。
 
 
長らく散歩で家庭菜園も見てきてるけどこんな野菜を見るのは初めて・・・・この菜園主は、果たして野菜として栽培してたのか花卉として栽培してたのだろうか?? 
 
撮影2016.5.30
 
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キク科キクニガナ属

原産はヨーロッパから中央アジアにかけての地域・・・・根、花、葉を薬草として用い、根は春か秋に掘り取る。

根は深く、茎の高さ100150センチになる多年性草本。

茎には柔毛が密にあり、葉は長楕円形花は、葉脈、茎頂に青い花をつける。


ウツギ(空木)の花

2015年07月27日 | 6月の花

自分のページを検索したところウツギの花が何故だか未UPに成っているので遅ればせながらのUPです。

季節外れの感は否めませんが・・・・・山裾散歩道をいち早く白く染めるウツギの花

山裾斜面から垂れ下がる枝から円錐花序を多数だし、白色の花を多数下向きにつけ、花弁は5個

円錐花序一杯に花を付け花塊のように成る・・・茎は中空なので空木の名が充てられた。

撮影2013.6.2

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アジサイ科ウツギ属:落葉低木
北海道~九州の日当たりのよい山野の川沿いや林縁に生え、株立ちで、高さ1~3mになる。

枝先に円錐花序を多数だし、白色の花を多数下向きにつける。

花弁は5個、長さ1~1.2cmの長楕円形~倒披針形、外側には星状毛が密生する。

雄しべは10個花弁よりやや短く、花糸の両側には狭い翼があり、上部は広がって、先端は歯牙状に鋭く突出する。

花柱は3~4個、花弁とほぼ同長。