里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

リンドウの花

2011年11月18日 | 11月の花

遅いリンドウの花を里山歩きで見つけた。

最近山歩きを浴するが永らく見た事の無いリンドウの花をこんな冬も近づいたこの時期にみつけた・・・、こんな時期に咲くんだったかなあ??

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本州から四国・九州の湿った野山に自生する。花期は秋。花は晴天の時だけ開き、釣り鐘型のきれいな紫色で、茎の先に上向きにいくつも咲かせる。高さは50cmほど。葉は細長く、対生につく。

かつては水田周辺の草地やため池の堤防などにリンドウやアキノキリンソウなどの草花がたくさん自生していたが、それは農業との関係で定期的に草刈りがなされ、草丈が低い状態に保たれていたためだった。近年、そのような手入れのはいる場所が少なくなったため、リンドウをはじめこれらの植物は見る機会が少なくなってしまい、リンドウを探すことも難しくなってしまっている。

撮影2011.11.16


ツワブキ(石蕗)の花

2011年11月13日 | 11月の花

我が家の庭に今年も咲き出したツワブキ(石蕗)の花、この時期黄色い花が目に鮮やかです。

撮影2011.11.3

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キク科ツワブキ属の多年草、イシブキ、ツワともいう。ツワブキの名は、艶葉蕗(つやばぶき)、つまり「艶のある葉のフキ」から転じたと考えられている。

草丈は50cm程度。地下に短い茎があり、地上には葉だけが出る。葉は根生葉で葉身は基部が大きく左右に張り出し全体で円形に近くなる。長い葉柄を持ち、葉柄は大きく切れ込んだ葉身の中心につく。これらの点はフキによく似ている。その葉は厚くて表面につやがあり、緑色が濃く、若いときには綿毛が多い。花期は10-11月。葉の間を抜けて花茎を伸ばし、その先端に散房花序をつけ、直径5cm程度の黄色い花を数輪咲かせる。


ウメバチソウ(梅鉢草)の花

2011年11月11日 | 11月の花

北摂の棚田の畦道、小さな池の付近で見かけた可愛い白い花。

この時期に白い花かと??、ちと不思議な気もした・・・・

撮影2011.11.3

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ユキノシタ科ウメバチソウ属の多年草。花が梅の花を思わせる。

根出葉は柄があってハート形。高さは10~40cmで、花茎には葉が1枚と花を1個つける。葉は、茎を抱いている。花期は8~10月で2cmほどの白色の花を咲かせる。

日本では北海道~九州に分布する。山地帯から亜高山帯下部の日の当たりの良い湿った草地に生え、地域によっては水田のあぜにも見られる。世界的には東アジア北部・樺太・千島・台湾から知られる。


ツリフネソウ

2011年11月09日 | 9月の花

普通に良く見かける、紅花のものと黄花のものを共に見かけたのでUPしておきます。

石川県の山中で2009.9.19撮影

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花期は夏から秋(山地では 8月頃から、低地では 9~10月)。茎の先端部から細長い花序が伸び、そこに赤紫色で3~4 cmほどの横長の花が釣り下がるように多数咲く。稀に白い色の花がある。花弁状の3個の萼と唇形の3個の花弁をもち、距が長く筒状になっている。下の花弁の2個が大きく、雄しべが5個。

その花が帆掛け船を釣り下げたような形をしていることや花器の釣舟に似ていることが名前の由来と考えられている。

花の形はキツリフネに似るが、色が赤紫色であることと、花の後ろに伸びる距の先端が渦巻き状に巻くこと本種の特徴である。なお一般にツリフネソウ属の花は葉の下に咲くが、本種はその例外である。

草丈は、40-80 cmほどに生長する。葉は鋸歯(縁がギザギザになる)で、楕円形から広披針形、キツリフネより広披針形に近い傾向がある。


センブリ(千振 )の花

2011年11月08日 | 10月の花

良薬口に苦しのセンブリの花・・・、こんな花だったとはついぞ知らなかった。

近江の雑木林を歩いて見つけた・・・アケボノソウかと思ったけれど。

撮影2011.10.26

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リンドウ科センブリ属の二年草。薬草として利用され、生薬名は当薬(とうやく)という。 九州から北海道までの日当たりの良い山野の草地に自生する。

草丈は普通5 - 30cm。茎の太さは1 - 2mmで断面は四角く、根元から数本に分かれて生える。1 - 3cmほどの細長い線形の葉が対生する。発芽した芽がそのまま越冬し、翌年の9 - 11月頃に多数の花を咲かせる。花は5弁で、白く縦に紫色の線がある。

薬には開花期の全草を用いる。乾燥させ、煎じてまたは粉末にして飲む。薬効は、胃腸虚弱、下痢、腹痛、脱毛など。日本薬局方に収載されている苦味チンキの材料のひとつである。


ミヤマママコナ(深山飯子菜)の花

2011年11月06日 | 10月の花

滋賀県の低山ハイク、尾根筋道で見かけた可愛い花です。

撮影2011.10.30

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半寄生の一年草で、イネ科やカヤツリグサ科の植物の根に寄生するとされる面白い生殖の仕方をする花でもある。 半寄生と言うからには自立もできるという事で、自らも葉緑素を持ち光合成を行うが、他の植物からも栄養を取り、宿主がいない場合には全体も小さく、宿主がいる場合には大きくなるそうである。 寄生植物にはネナシカズラの様に全寄生するものとママコナの様に半寄生する植物が有り、半寄生が80%を占めるが、それでもほとんどは熱帯地方の植物で、散歩道で見られるのはこのママコナとカナビキソウ程度である。(NETより)