里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

枸杞(クコ)の花

2013年07月31日 | 7月の花

散歩道の道端、雑草の間から薄紫の小さな五弁花、枸杞の花が見えた。

今まで余りしげしげと眺めた事はないけど、中々可愛い花です。

花は日が経つと落ちずに変色して色抜けするのだろうか??、それともこれは白花かな??

結実した実は真っ赤に色付き、よく目だつ。

撮影2013.7.17

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枸杞(クコ)はナス科クコ属の落葉低木、北海道から沖縄にかけて分布し、道端や川岸などに生える。

海外では、台湾、中国、朝鮮半島にも分布、樹高は1メートルから2メートルく、枝は蔓状で細く、棘があり、葉は長さ2、3センチの長めの楕円形で軟らかく、向かい合って生える(対生)。

開花時期は7月から11月、葉の脇に花径は1センチくらいの紫色ないし淡い紫色の花を1輪から4輪くらいつけ、花は「茄子」の花を小形にした感じである。

実は楕円形をした液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと赤くなり、実は枸杞子(くこし)と呼ばれ、生薬や枸杞酒、枸杞茶に用いられる。


クルマバナ

2013年07月30日 | 7月の花

木津川下流右岸域、いつもの散歩道、堤防敷表法面似小さな群落を創って咲いていた。

堤防敷以外の里山散歩では未だお目に掛かった事は無い。

小さなピンク、唇形の花を二葉が対生する節ごとに5~6輪づつ咲かせ、一茎に4~5段花タワーの様に登っている。

車花と云う名前も初耳だけど・・・・・

帰化植物では無くちょっとホッとした。

撮影2013.7.19

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シソ科の多年草で、日当りのよい道端に生え、茎は高さ30~80センチメートル、まばらに下向きの毛がある。

葉は対生し、長卵形で長さ2~4センチメートル、鋸歯(きょし)があり、基部は円くて短い柄がある。花は8~9月ごろ枝の上部の葉腋(ようえき)に輪状に密につき、線形で粗い毛の生えた包葉に抱かれる。

花冠は淡紅紫色で長さ8~10ミリメートル、二唇形となり、下唇は大きくて3裂し、内側に紅点がある。和名は花の集まりを車輪に見立てたもの。

千島南部から日本、朝鮮半島にかけて分布する。


ナツフジ(夏藤)

2013年07月28日 | 7月の花

いつもの山道散歩で見かけた藤の花 。

二度咲の白藤かと思って居たがよく検索してみるとどうもナツフジらしい。

撮影2013.7.16

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日本固有種で、本州の関東地方南部以西に分布する

ナツフジは本州の東海地方以西から四国・九州に分布する落葉性のツル植物。和名はフジに似ているが、夏に花が咲くとの意味。時としてフジの芽生えと見間違えられることがあるが、ナツフジはあまり太くならず、高木層に達することもない。

当年生の茎は直径2mmほどで、ほとんどは冬に枯れてしまう。生き残ったツルは5mm程度の太さになる。山路の道端や低木林などによく見られ、岡山県では県南に多い。

7月から8月にかけ、20cmほどの花穂を形成し、クリーム色の花を咲かせる。ドヨウフジ(土用藤)の異名もある。


ヒメトクサ(姫砥草)

2013年07月28日 | 7月の花

木津川河川敷で見かけたミニチュアのような木賊(とくさ)

まるで節の付いた緑のマッチ棒の様です

 

頭は小さなツクシそのまま

北海道に分布し、山地の湿原や沼の近くなどに稀に生えるシダ植物である、と書かれているがここは関西。

間違って居のだろうか??

撮影2013.7.19

姫砥草(ヒメドクサ)はトクサ科トクサ属の常緑多年草である。

北海道に分布し、山地の湿原や沼の近くなどに稀に生えるシダ植物、海外では、サハリン、シベリア、ヨーロッパ北部、北アメリカにも分布する。

環境省のレッドデータブックでは、「?A類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。

草丈は10~20センチくらい、茎は束になって生え(束生)、茎は3~6ミリくらいと細い。

黒ないし黒褐色の葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)がつく。

また、長さ2~3ミリの胞子嚢穂は茎先につく。


オニユリ(鬼百合)

2013年07月27日 | 7月の花

いつもの木津川河川敷、今を盛りとこのオニユリが咲き競っている。

雑草の間から首をもたげる様に突き出し・・・・・

花は全て俯向き加減に咲咲いている。

緑一面の河川敷ではこの時期目立つ花です。 

撮影2013.7.19

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グアム東部、中国、朝鮮半島、日本に自生する。日本では北海道から九州の平地から低山で普通に見られ、一説には中国からの渡来種と言われている。

草丈は1~2m程となる大型のユリ、葉は互生し、小さめの披針形で先端はゆるく尖る。

茎は紫褐色で細かい斑点があり、花季は7月~8月、花弁はオレンジ色、濃褐色で暗紫色の斑点を生じる。

花弁は強く反り返る。種子は作らないが、葉の付け根に暗紫色のムカゴを作る。


万両(まんりょう)の花

2013年07月26日 | 7月の花

我が家の庭の万両に白い花が真っ盛り 

 

秋の終わりには真っ赤な実を山ほど着ける。

撮影2013.7.19

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万両(まんりょう)の花・万両の花は7~8月頃に咲き、12月頃から冬にかけて  実が赤くなる。


カワラマツバ

2013年07月25日 | 7月の花

ちょうど栗の花と同じような芳香を放つ小さな小さな集合花。

初めヤエムグラの夏バージョンなのかなと?思って居たが別種でした。

この時期、木津川提や河川敷に白く咲き乱れて居る。

一つひとつの花は花径5mmにも満たない白い四弁花

房状に集合して咲き乱れ、遠目には丸で白い綿でも纏った様・・・

撮影2013.7.9

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カワラマツバはヤエムグラ属の中でも花が豪勢に咲き、夏の盛りに現れる。

河原に生え、松葉のような葉を付けるのでカワラマツバの名があるが、実際には土手や草原、畦道等何処にでも生え、南西諸島を除く日本全土に分布する。

花が固まって咲くので、土手でよく目立ち、茎や葉にはヤエムグラのような棘は無く、自らの茎で立ち上がる。


メハジキ(目弾)

2013年07月24日 | 7月の花

遠目にはヨモギと見分けが付かない程良く似た草姿をしているのに花が咲くと違いは一目瞭然。

いつもの木津川提、ヨモギに紛れてメハジキの花が咲いていた。

この歳に成るまで全く見たことも聴いたことも無い野草です

さりとて近年旧に増えだした帰化植物ででも無さそう・・・別名のヤクモソウ(益母草)とも呼び、漢方の生薬として用いられるとか??

在来種らしいが今まで見かけた事がないのはどうしてだろう??

撮影2013.7.14

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シソ科メハジキ属

中上部の葉は基部迄裂けて細い裂片となり、茎は4角形で白い短毛を密生、葉腋に淡紅色の唇形花を数個づつ付ける

高さ、50~200cmで花期は7月~10月、道端や荒れ地に生える2年草または多年草、北海道を除く日本全土に生育。

子供たちが短く切った茎を瞼の間に挟み、飛ばしたのが名の由来という。


オオフタバムグラ

2013年07月23日 | 7月の花

木津川左岸河川敷で見かけた小さな花を付ける雑草。

一帯にびっしり繁茂、ヤエムグラよりは大きな葉を持つが草姿は似かよって居る。

花もよく似て薄紫の四弁花。

花の直下対生する葉の根元からヒゲのような物が伸びている・・・・、これもやっぱり北アメリカからの帰化植物。

撮影2013.7.12

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1920年代に東京で最初に見つかり、現在では広く帰化している。

茎は下部で分岐して、這うように広がり、先は直立又は斜上する。葉は対生し、長さ1~4?の線状披針形、無柄、縁には短い刺状の鋸歯がある。

托葉は合着して下部は短い鞘になり、縁は長い針状になるのが特徴である。花は直径約5?の淡紅色で、花冠は漏斗状、先が4裂、柱頭は2球が接した頭状、果実は2分果の痩果、長さ3~4?の倒卵形、先に萼裂片が残る。


ガマの穂

2013年07月22日 | 7月の花

散歩道の休耕田や沼地で、この時期茶褐色のウインナー状の穂を突き出している。

ウインナーの部分は雌花、穂の先に着いたボロクズの様に見えるのが雄花だという・・・・

しかしこうして見ても花には見えないグロテスクさです 。

撮影2013.7.2

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北半球の温暖な地域やオーストラリアと日本の北海道から九州の広範囲に分布、池や沼などの水辺に生える。

葉は高さ1-2 mで、水中の泥の中に地下茎をのばす。夏に茎を伸ばし、円柱形の穂をつける。

穂の下部は赤褐色で太く、雌花の集まりでありソーセージに似た形状である。

穂の上半分は細く、雄花が集まり、開花時には黄色い葯が一面に出る風媒花である。

雄花も雌花も花びらなどはなく、ごく単純な構造になっている。


サルスベリ(百日紅)の花

2013年07月21日 | 7月の花

突き刺すような真夏の太陽の下、ジリジリ焼き付きそうな日の「百日紅」の花は、激しいホットピンクで目も眩みそう・・

 

 田舎の真夏を代表するかのように咲き誇る・・

 

この花とセミの声は夏休みのセットとして脳裏に焼きついている 

撮影2013.7.9

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中国南部原産。

葉は通常2対互生(コクサギ型葉序)、対生になることもある。

花は紅の濃淡色または白色で、円錐花序になり、がくは筒状で6裂、花弁は6枚で縮れている。8月頃咲く。

花が美しく、耐病性もあり、必要以上に大きくならないため、しばしば好んで庭や公園などに植えられる。


ドジョウインゲンの花

2013年07月20日 | 7月の花

散歩道の家庭菜園に薄紫の豆の花が咲いていた。

色も然ることながら、花姿も良いのでバシャ・・・・

萎れた花先からは丸で番線のような豆が突き出している・・・・

検索すると多分ドジョウインゲンの蔓なし種かも??

撮影2013.7.12


イヌタデ(犬蓼)

2013年07月19日 | 7月の花

 

所謂「アカマンマ」の花、子供のママゴト遊びで赤飯の代わりに使われた??

僕は子供の頃、」女子に混じってママゴト遊びなどしたことが無いのでその実態はよく知らないけど・・・・。

遅い田植え前の田圃を埋め尽くすように繁茂しているのも見かけたことがある。

女の子がままごとに使うぐらいだから何処にでも手近に有る草・・・・・

花は穂先に群集しているが良く見ると小さな可愛い五弁花です。

撮影2013.6.5:2013.7.5

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タデ科の一年草。道ばたに普通に見られる雑草である。 茎の基部は横に這い、多く枝分かれして小さな集団を作る。茎の先はやや立ち、高さは20-50cm。

葉は楕円形、秋に茎の先端から穂を出し、花を密につける。花よりも、その後に見られる真っ赤な果実が目立つ。

赤い小さな果実を赤飯に見立て、アカマンマとも呼ばれる。雑草ではあるが、非常に美しく、画材などとして使われることもある。

名前はヤナギタデに対し、葉に辛味がなくて役に立たないために「イヌタデ」と名付けられた。


ソバの花

2013年07月18日 | 7月の花

 

いつもの散歩道、田の畦を横の水路に良く見かける葉にちょっと違った花が咲いてた。

この葉は山城では「田蕎麦」、いわゆるミゾソバの葉そのもの・・・・・

帰って、撮った画像を前に検索するとソバの花

 

ここ山城では本格的に栽培される事のないソバ・・・・多分自家菜園のこぼれ種が独り生えしのだろう・・・ 

撮影2013.7.2

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タデ科ソバ属の一年草、草丈は60~130cmで、茎の先端に総状花序を出し、6mmほどの花を多数つける。

花の色は白、淡紅、赤、茎の色は緑、淡紅、濃紅であり、鶏糞肥料のような臭いを放つ。

果実の果皮色は黒、茶褐色、銀色である。主に実を食用にする。ソバは、新たに作ったばかりの畑のような痩せた土壌、亜寒帯に属するような冷涼な気候、雨が少なかったり水利が悪かったりする乾燥した土地でも、容易に生育し、しかも、種まきをしてから2~3ヶ月程度で収穫できることから、救荒作物として5世紀頃から栽培されていた。

原産地は、ド・カンドルが中国北部からシベリアという説を提出し、これが信じられてきたが、1992年に京都大学のグループが中国南部で野生祖先種を発見したことから、中国南部説が有力となっている。


蓮の華

2013年07月17日 | 7月の花

散歩道の蓮田・・・・、まだ完全に葉も出揃ってないのにもう花が咲きだした。

泥田の中から美しく長い茎を伸ばして大きく清楚」な花を咲かせる。

仏教で言う極楽の池に咲き乱れる華・・・・日本人には切っても切り離せない花です。

撮影2013.7.9