また、マタタビの花の咲く季節になって里山の山沿い道にあの色抜け下白い葉が目立つようになってきた。
葉の裏側を覗くと梅の花に良く似た可愛い花がたくさん付いている
マタタビは雄花だけを付ける雄株と両性花を付ける株があるとのこと、こちらは両性花?で・・・、こちらは雄株の花かな?
葉がどうして処どころ白抜けするのか、??
ネコのやつがどうしてこの実に我を忘れてしまうのか??
撮影2010.6.20-2008.8.15
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葉は蔓状の枝に互生し葉柄があり、形は楕円形で細かい鋸歯を持つ。6月から7月に径2cmほどの白い花を咲かせる。
雄株には雄蕊だけを持つ雄花を、両性株には雄蕊と雌蕊を持った両性花を着ける。
花弁のない雌蕊だけの雌花を着ける雌株もある。
花をつける蔓の先端部の葉は、花期に白化し、送粉昆虫を誘引するサインとなっていると考えられる。
近縁のミヤママタタビでは、桃色に着色する。
マタタビという名前は、疲れた旅人が、マタタビの果実を食べたところ、再び旅を続けることが出来るようになったということから、「又旅」から名付けられたとの説がある。
だがこじつけという説もあり、アイヌ語の「マタタムブ」からきたというのが、現在最も有力な説のようである。 アイヌ語で、「マタ」は「冬」、「タムブ」は「亀の甲」の意味で、おそらく果実を表した呼び名だろうと思われる。
若い果実は辛いが熟すと美味しい。薬用酒(マタタビ酒)の素として果実がよく使われる。因みにキウイフルーツもマタタビ科である。
ネコ科の動物はマタタビの臭い(中性のマタタビラクトンおよび塩基性のアクチニジン)に恍惚を感じ、強い反応を示すため「ネコにマタタビ」という言葉が生まれた。
ネコ科であるライオンやトラにも有効である。