里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

ニワナナカマド

2015年06月26日 | 6月の花

 いつもの散歩野面道・・・・家庭菜園脇に植栽??されていた。

このあたりではあまり見かけない花を付けているので近づいて観察・・・・・漆にも似て、葉は互生したギザ葉を10枚程付けている。

 

花は枝先から伸びた円錐花序に、白梅にも似た五弁花を無数に付ける。

 

 花径約5mm程・・・・遠くからみると枝先に綿を付けているような?? 

撮影2015.6.23

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バラ科ホザキナナカマド属:落葉低木

中国北部原産、高さ3~4m、株立ちになり、葉は互生。長さ13~20cmの奇数羽状複葉。

小葉は7~11対、長さ4~7cmの披針形で、先端は尾状にとがる。

枝先に円錐花序をだし、直径5~6mmの白い花を多数つけ、雄しべは約20個、花弁と同長または少し短い。

花序は無毛、果実は袋果、円柱形で10~11月に熟す。

花期は6~8月。


合歓の花

2015年06月24日 | 6月の花

 

この時期お馴染みの合歓の花 

 

 いつもの散歩木津川堤・・・雨上がりの青空に白とピンクが良く映える。

 

 細長い多数の蕊が繊細で美しい・・・先に黄色い花粉が見える。

 

この様に花弁が無い花も珍しい・・・・  

撮影2015.6.17

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マメ科 ネムノキ属

 ネムノキは東北地方以南に生育する落葉の高木、梅雨の終わりから盛夏にかけて咲く花は繊細で美しい。

長く伸びた糸状のものはおしべ、独特の花弁を持つマメの花とちがう印象があって、独立の科に分類する意見もある。

花弁が発達せず、おしべが花を構成している点は、フサアカシアやオジギソウなどと似ている。


ヤマアジサイ(山紫陽花)

2015年06月22日 | 6月の花
 
いつもの散歩山道、谷川縁に垂れ下がり花を付けてた。
 
 
当然野生だから園芸品種ほどの派手さはない。
 
 
このヤマアジサイは薄紫の四枚の花弁状の萼を持つ装飾花が楚々とした美しさを見せてくれて居た。
 
撮影2015.6.15
 
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ユキノシタ科アジサイ属 

ヤマアジサイは福島県以西の本州・四国・九州に分布する落葉低木。

サワアジサイの別名があるように、ブナ林などの夏緑広葉樹林の谷筋などに生育する。

初夏の山行では、出会いたい植物の1つである。高さは1~2mになるが、高いものは少ない。

葉は対生し、長さ10~15cm、花は6月から7月にかけて咲き、周辺に4枚の花弁状の萼を持つ装飾花が、中心部に多数の普通花がある。

花の色は薄く紅色を帯びるものから白色、紫色を帯びるもの、青色のものなど多様である。


ササクレヒトヨタケ??

2015年06月20日 | その他

いつもの山裾散歩道、道端の空き地に群生、ちょっと薄気味悪い姿です。 

当然薄気味悪いから触ることもせず写真だけバシャバシャ・・・・

大きいのから小さいものまで20~30本が群生・・・しかしここだけ、ほかでは一切見かけなかった。

帰って早速検索、なんとかヒット・・・ササクレヒトヨタケ??。

完全に同定できた訳ではないけど、どんなもんだろう・・・

検索に拠ると、毒はなく味噌汁の具などに利用するとか??

食べられると言われても・・・触る気にも成れないけど。

撮影2015.6.15

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ササクレヒトヨタケは畑や道の傍、庭園などに束生または群生します。

ササクレヒトヨタケのカサはつぼみの頃は直径が3~5cm程度で色は白色~淡い灰色、まれに淡い黄土色のものもあります。

形は幼菌時は円柱形で成長すると縦長の卵型になっていき、最終的には釣鐘型になります。

また、表面には名前のとおり、繊維状のササクレで全体が覆われています。

ヒダは密に並んでおり、幼菌時は白色をしていますが、成長すると周辺部分から色が付いていき、最終的には黒褐色に変色し、溶けてカサと共に滴り落ちていきます。

ササクレヒトヨタケのツカはやや根元に近づくにつれ、太くなっており、表面には条線が見られます。

色は白色で中身は空洞、中程の位置にツバが見られる事もあります。

長さは大きいものだと20cm程、肉の色は白色で薄くて味や匂いは特にありません。


アナベル(アジサイ)

2015年06月18日 | 6月の花

家の庭のアナベル(アジサイ)の花。

 

 薄黄緑から白へと花色を替え、次から次へともう半月程も咲き通している。

緑の時を蕾と呼び、白くなったら花と呼ぶのだろうか??・・・姿はそれ程変わらない気もするが。

北アメリカ生まれの園芸品種らしいが、庭先にこの花を見る家も多い。

撮影2015.6.1

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蕾の色は緑色で、花序は大きな手毬形になる。

一般に花と言われている部分は装飾花で、花びらのように見えるのは萼である。

花の色は緑がかった白から真っ白へと次第に変化する。

葉の特徴 葉は卵形で、向かい合って生える(対生)、 葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。


ソクシンラン

2015年06月16日 | 6月の花
 
 
何度か見た気もするけど花が付いて居るのはこれが初めての様な ・・・
 
 
川向こうの低山へ月一ぐらいのペースで出かけるが前回、5・24には気づかなかった。
 
 
山道斜面から30~40cmにもなる細い花序を伸ばし、その先端に花を4~5輪咲かせている。
 
 
葉は細長い線形、花序の下方には咲き終わった花殻(実)をづらっと10段以上も連ねて居る。
 
 
 
  花は白い紡錘形、長径約5~6mm、花冠は薄ピンクで六裂、花径約3mm。
 
 
 
 紡錘形の花房や花序には、細かい縮れた毛がいっぱい生えて居る。 
 
撮影2015.6.13
 
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キンコウカ科ソクシンラン属:多年草
 
関東地方南部以西~沖縄の山の麓や道ばたの日当たりのよい草原に生える。
 
地下茎は短く、多数の根をだし、葉は線形、長さ10~30cm、鋭尖頭、無毛、3脈がある。
 
古い葉は繊維となって基部に少し残り、花軸は高さ30~70cm、線形で長さ25~6mmの苞状葉を散生、ちぢれた毛を密生する。
 
花は斜上し密に穂状につき、苞は線形、長さ3~10mm、小苞は1、長さ2mm、花は筒状、長さ6mm、上部は白色で淡紅を帯び、下部は淡緑色、外面にちぢれた毛を密布する。花冠は6裂し、裂片は披針形、長さ2~3mm、鈍頭、直立、下部は子房と合生する。
 
子房は下位、長さ2.5mm、花柱は長さ1mm、先は3裂し、裂片は直立する。
 
雄しべは花被片につき、6、花糸は長さ0.2mm、葯は長さ0.5mm、さく果は長さ4mm、種子は長楕円形、長さ0.4mm。花期は4~6月。

ウチワサボテンの花

2015年06月14日 | 6月の花

散歩道の石垣屋敷、その石垣のウチワサボテンが今年も見事な花を付けた。

もう随分と昔から殆ど変わりなく毎年同じように花を咲かせて居るが、サボテンそのものは、大きく成っているのかな??

株は塀の中に有り枝茎が石垣上にはみ出して居るのだろうか??

花径約10cm 足らず、うちわから突き出た花序の先に一輪ずつの花を付けて居る。

 如何にも見事な花だが鋭いトゲには要注意・・・・道端に落ちていた果実を拾っただけで鋭い刺が指に突き刺さり、抜くのに骨が折れた

撮影2015.6.7

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サボテン科ウチワサボテン属:原産地:メキシコ

ウチワサボテン(団扇サボテン)は、団扇の形に似ているので名付けられた、普通に見られるサボテン科ウチワサボテン属のサボテンです。

茎は緑色で、形が扁平な団扇形や円筒形をしており、表面に刺のある多肉植物です。

初夏に雄シベを多数持つ黄色い花を咲かせ、花後に、赤紫色または黄色いカクタスペアーと呼ばれる果実を付けます。

果実は食用になります。 


ツルノコ柿の花

2015年06月13日 | 5月の花

 

 この「鶴の子柿」は我が山城が原産の渋柿。

山一つ東に越した宇治田原町はこの渋柿を原材料に「古老柿」と言う干し柿を特産として作ってる。

子供の頃は先の尖ったこの柿をもっぱら「OOO柿」と、♂性器の名前で呼んでいた

 

やっぱり花の形もまだ結実仕立ての青い実もやっぱりあの甘い富有柿とは全く違う

撮影2015.5.30

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カキノキ科 カキノキ属

 花期 5月~6月(黄色の目立たない花 雌雄同株) 

 日本にある品種だけでも1000種以上あると云われている。 

北海道と沖縄にはない。

外国では中国、韓国、ブラジル、イタリア、イスラエルが主な産地。

一番背丈の高い渋の「鶴の子(ツルノコ)柿」(原産地 京都)


コモチマンネングサ

2015年06月11日 | 6月の花

多分、これがコモチマンネングサで合ってると思うが自信はない・・・・マンネングサの仲間も多くて見極めが難しい。

野面散歩道でいっぱい見かけるのだが・・・場所や環境差が大きくメキシコマンネングサ、やツルマンネングサなどとごっちゃに成りそう。

花には殆ど代わりが無いから、余計始末に悪い。

 それでも葉の脇に付く突起のようなムカゴが確認できるので間違いないのでは??

撮影2015.6..6

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ベンケイソウ科マンネングサ属:越年草

本州~九州の道ばたにふつうに生える。茎の下部は横にねて斜上し、高さ7~20cm、多汁質で軟弱。

葉は互生、茎の下部のものは対生し、さじ状倒披針形、鈍頭、長さ7~20mm、基部は細まって無柄、上縁には微細な凹凸がある。

葉腋に円形で多肉な2対の葉のあるを肉芽をつくってふえ、萼片は緑色、長楕円状さじ形鈍頭で大小不同。

花弁は5個、黄色、長さ約5mm、披針形で鋭頭、雄しべは10個、花弁よりやや短い。

心皮は5個、斜上し結実しない-花期は5~6月。


オカタイトゴメ(丘大唐米)

2015年06月09日 | 6月の花

 

 我が家の庭に咲いてる雑草・・・花を付けたのでよく見るとマンネングサ仲間??

 まるでコケ類の様に小さい小さい草、多肉質の葉がビッシリ詰まって付いている。

これはマンネングサでもなんという種かと検索すると・・・オカタイトゴメ(丘大唐米)で多分当たり

子供の頃からずっと同じ家に住んでるがこんな花に気づいたのはつい最近の様な気がする・・・

どこから進入して来たのやら??

撮影2015.6.7

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ベンケイソウ科マンネングサ属:常緑多年草

原産地不明で日本各地に帰化、海岸から内陸部まで石垣や市街地の道路脇などに見られる。

海岸植物のタイトゴメに非常によく似ているが、タイトゴメより全体が小形で、葉が円柱状のタイトゴメに対して葉がやや角張っている。

葉は互生し、上部の葉は非常に密、葉の縁には細かい突起がある。

花は直径8mm、花弁は5枚で、挟披針形、雄しべの葯は黄色い。

花期は6~7月。


ネズミムギ

2015年06月08日 | 6月の花
 
 
田舎では何処にでも生えてる道端雑草
 
 
昔から見慣れて居るが誰も正式名称など呼んだこともないし、多分知らない。
 
 
 ただ単に草としか呼ばない存在感の無さ
 
 
 それでもこの時期、めいっぱいイネ科花を咲かせて風に揺れている。
 
 
 垂れ下がった穂だと別種の様に見えてしまうけど??
 
撮影2015.6.1
 
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イネ科ドクムギ属 
 
ヨーロッパ原産で、牧草として広く栽培されるが、雑草化して北海道~沖縄の路傍や土手などに群生する。

茎は高さ30~90cm、全株平滑・無毛、やや軟弱、単生または叢生し、直立する。葉は長さ15~35cm、幅4~8mm、線形、裏面に光沢があり、葉耳をそなえる。

花序は穂状、長さ15~25cm、15~25個の柄のない小穂を交互につけ、小穂は偏平、長さ12~25mm、8~20個の小花からなる。

腋生の小穂には第1苞穎はなく、頂生の小穂は2個の包穎をもっている。

第1包穎は長さ4~5mm、第2包穎は長さ6~8mm。護穎は広披針形、先は浅く二つに分かれ、その間から長さ5~10mmほどの芒を出す。

クサイ(草藺)

2015年06月07日 | 5月の花

 

クサイが珍しく花を一杯に開いて居たのでバシャして来た

 いわゆる「道の野草」・・・その昔まだアスファルト道路が珍しかった頃にはどこの道端にも生えていた。

 湿地に生える大型の藺草のミニバージョン・・踏まれても踏まれても直ぐにしゃんと立ち上がる強い奴

薄緑の花被片は鋭く6枚、花径約3mm、雄しべは6個・・・・虫眼鏡でも用意しないと見えづらい。

撮影2015.5.26

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イグサ科イグサ属:多年草

北海道~九州の山野にごくふつうに生え人里近くに多く、人の踏みあとなどによく生える。

茎は細く、高さ30~50cm、葉は扁平で細く、葉鞘と葉身の境に灰白色の膜質の葉耳がある。

茎の先端に集散花序をつけ、最下の苞は葉状で花序より長い。

花被片は先が鋭くとがった披針形でふちは白い膜質、長さ約4mm。

雄しべは6個、花期は6~9月。


オニシバ (鬼芝)

2015年06月05日 | 5月の花

 

オニシバの花が木津川堤にビッシリ咲いていた。

3月末に終わった木津川堤補強工事に敷いた芝生マットが芽を出し花を付けたのだろう。

 

 草丈は約15cm程、頂部より長さ4~5cm、濃茶色の穂を出しイネ科独特の花を付けている。

 

 イネ科の花は朝早くから花を咲かすのか??早朝の散歩で良く目に付く。

撮影2015.5.14

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イネ科 シバ属

根茎は砂の中に広がるが、地上を這う匐枝はなく、葉は開出してつき、長さ3~5㎝、幅2~4㎜、硬く、先が鋭く尖る。

花序は直立し、葉鞘に下部が包まれ、鞘口に長毛、花序は円柱状で長さ3~4㎝、幅6~8㎜、小穂は長さ6~8㎜。


タジマタムラソウ

2015年06月03日 | 6月の花

永らく名前が判らず、お蔵入りさせていたタジマタムラソウの花。

ひょんなNETで出逢えて名前も解明・・・・おまけに絶滅危惧種だという。

 勿論名前にも有るように但馬地方の渓谷でずいぶん昔に出逢った花です。

撮影2010.6.19

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 シソ科 アキギリ属

草丈10~35cmの多年草

茎は花茎状となってほとんど葉を付けることはなく、1本立ちするか、または少数分枝する。

葉は横に這った根茎の先に集まってつき羽状となる。羽状の頭裂片は大きく長楕円形~卵状長楕円形で、長さ2~7cm、幅1.3~5cm、側羽片は1~2対で小さい。縁には波状歯がある。

花は花茎の先に唇形花を密につけ、花冠は紫色で長さ10~13mm、雄しべの2本が長く突き出る。

萼の内側には一面に微細な毛が生える。


クロガネモチの花

2015年06月02日 | 5月の花

クロガネモチの大きい木に薄紅色の小さな花が満開 。

 近くの神社境内の大木に花が今を盛りと咲き誇ってた。

雌雄別株で黄色いシベの目立つのが雄花

 

雌花は花の中心部に太い雌シベを立てている・・・・

秋には鈴なりの赤い実付けるのだろう。

撮影2015.5.26

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モチノキ科 モチノキ属

枝の先端付近の葉腋から枝分かれし、たくさんの花を咲かせ、雌雄異株である。

雄花は花弁が1.5mmほどでおしべが目立ち、雌花は中心部に大きなめしべがあり、その周辺に小さなおしべがあり、花弁の長さは2mm。

花弁の数は6枚がスタンダードのようであるが、5枚のものや7枚のものが混ざる。果実は直径6mmほどで、秋に赤く熟す。