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里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

ライオンズイヤー(火炎着せ綿)

2016年12月04日 | 11月の花

 

いつもの野面散歩道、家庭菜園脇に一塊に咲いていた見慣れぬ朱赤色のシソ科花

草丈、ほぼ僕の背丈ほど、見るだけで海外産の園芸植物感が強い。

帰って、なんだかんだと検索・・・たどり着いたのが「ライオンズイヤー」と言う横文字。

花がライオンの耳に似ていることからの命名らしいが、日本人の僕はライオンの耳の形などそれ程知る由もない。

流石に日本名はカエンキセワタ(火炎着せ綿)・・・これの方が親しみやすくてよく判る

撮影2016.11.26

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シソ科 カエンキセワタ属:原産地南アフリカ:花期/10月~12月

花冠がライオンの耳に似ていることからライオンズイヤー、また、花がちょうど火炎(かえん)のように見え、花びらに毛が生え、綿を着せたようであることから、カエンキセワタ(火炎着せ綿)と名付けられました。

花茎を取り囲むように鮮やかなオレンジ色した花序を数段に付けて咲いています。


オオセンナリ

2016年11月27日 | 11月の花

この寒さの中ナス科の帰化種、オオセンナリが花を付けて居た。

この時期、この花を見付けたのは山里宇治田原町の山裾、刈入れがとっくに終わった稲田の土堤道。

花はナスを優雅に一回り大きくした様な感じ・・・実はホウズキそっくりだけど色は全く違って黒っぽい。

以前この花を見かけたのはもっと山奥の山道端・・・やっぱり帰化種と言うのはどこでも生き抜く力を持っている

 撮影2016.11.23

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ナス科、オオセンナリ属

オオセンナリ 南アメリカ(ペルー)原産の帰化種・・・園芸品種はクロホオズキ(黒鬼灯・黒酸漿)と呼ばれているらしい。
花冠は直径2.5~4(5)㎝の鐘形、先が浅く5裂して平開し、裂片が淡青色~青色


ハナタデ(花蓼)

2016年11月08日 | 11月の花

 以前からよく見かけていたが撮影が困難のと、まあイヌタデの亜種だろうと撮影もしないで居た。

ところが何げに見ていたタデ科イヌタデ属の中にハナタデと言うのが有って、アッと気づいてさっそく撮影してきた。

 少し山に入れば湿気の多い林縁などに結構群生している。

イヌタデに似ているが、より繊細な茎を、より長く伸ばし、花を、より可憐にまばらに付けている。

撮影2016.11.2

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タデ科イヌタデ属:別名ヤブタデ。

日本全土の山野の林内や林縁などのやや湿ったところに多く、高さ30~60cm、茎の下部は地をはう。

葉は互生し、卵形~長卵形で、先は急に細くなり尾状にとがり、中央部に黒っぽい斑紋があるものが多い。

托葉鞘は筒形でふちに長い毛がある。花序は細長くのび、紅色~淡紅色の小さな花をつける。

そう果は3稜形で光沢のある黒色。


アメリカネナシカズラ(亜米利加根無葛)-2015

2015年11月28日 | 11月の花

 

 遠目には、もうすっかり黄変してしまって、枯蔓にしか見えなかったアメリカネナシカズラ

 しかしどうだろう、近づいてよく見ると、丸く黄色い実や、まだ白い花まで一杯に付けて居る。

 白っぽい半透明なラッパ状五裂花で花径約3mm、実は褐色で直径約3mm

 こんな物を野面でしゃがみ込んで撮影してると怪訝そうな顔をして人は通り過ぎていく。

去年9月のものはここから・・・ 

撮影2015.11.25


マメグンバイナズナ(豆軍配薺)

2015年11月17日 | 11月の花

まだ咲いて居るのか?もう咲きだしたのか??野面のあちこちで小さな白い花を付けている。

この時期、冷え込みの強い朝の早い時間に野面に咲く花は、只咲いてるだけで愛おしくさえ有る

花は茎頂だけに数花咲かせ、下部には豆軍配をそれこそ無数に付けている

去年UPしたのはここから・・・

撮影2015.11.09


アメリカタカサブロウ(亜米利加高三郎)??

2015年11月13日 | 11月の花

こんなに寒くなってもまだ元気に咲き続けているタカサブロウの花。

アメリカタカサブロウなのか、従来のタカサブロウなのか見分けが付かない・・・

一番見分けやすいのは種だそうだが??、そこまでは気がつかなかったので見ても居なかったけど・・・

まあ大差無い様です。

撮影2015.11.2


シロバナホトケノザ(白花仏の座)

2015年11月08日 | 11月の花

 

去年、たった二株だけ確認した「シロバナホトケノザ」

 今年は木津川対岸の河川敷に小群生してるのに出逢った。

 希少種だと思うのですが、結構他でも見つかりそうな気がする。

撮影2015.11.1

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シソ科オドリコソウ属

ホトケノザの白花種で純白の花を付けます。

普通のホトケノザとほぼ同じなのですが茎は明るい緑色で花弁には模様がありません。


レンゲソウ-初冬

2014年12月10日 | 11月の花

子供の頃、晩秋の田圃でよく目にしたレンゲソウの花 。

秋の収穫、稲架(はさ)掛けの稲穂を、家族総出の足踏み雑穀機で籾踏みをしていた傍らには・・・・いつも季節外れのレンゲが何輪か咲いていたのを思い出す。

今でこそ稲架(はさ)掛けも殆ど見かけることはなく、足踏み脱穀など昔語りになってしまった・・・・けど、初冬の田圃のレンゲソウは未だに季節を違えて2~3輪顔を出す。 

 

田圃いっぱいに咲く5月のレンゲソウも良いけど・・・・この寒さの始まる季節に見るレンゲの花はまた、格別ですね。

撮影2014.11.30


シロバナホトケノザ

2014年12月01日 | 11月の花

 

ホトケノザに白花種が有ったとは・・・・

まるで季節など我関せず・・・・初冬の寒さの中、 朝の早いうちから畦道一杯に咲くホトケノザ。

こんなに一杯、年がら年中咲いているのに、かって白いホトケノザなんて見たこともなかった。

 

 それがこの初冬に成り、野面に花が少なく成ったからなのか??いつもの散歩道にひょっろっと白花を付けたホトケノザ。

 

 周りを良く確認したが白花を付けて居たのは二株だけ・・・・・茎や葉の様子は全く変わらないが花だけが殆ど真っ白け。

帰って確認すると「シロバナホトケノザ」と別種で確認されてるらしい。

上唇に残った点々だけがどうも奇妙な感じさえする。

 

スタンダードなホトケノザこんな風です。

因みにこちらも同じ場所で撮影したものです。 

撮影2014.11.27


ナキリスゲ

2014年11月30日 | 11月の花
 
 
 いつもの山裾散歩道、すっかり枯れ草色の道端に青々とした細長いスゲ属の葉を伸ばしている。

 
 
検索してみるとナキリスゲ。
 
 
スゲ属の草で初冬のこの時期に未だ花穂の見れるのはナキリスゲぐらいなもん・・・・・・・そんなこんなで間違いなし。
 
 
よく見てみると花穂に白い粉の様な物を付けたものが多い・・・これは虫こぶの様なもので寄生虫の一種かな??
 
 
 
判らない事はまずネットで・・・・・・調べてみると、これは「カンスゲワタムシ」というナキリスゲに寄生する「アブラムシ」が白いロウ物質を出しているところだということでした。
 
撮影2014.11.19
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カヤツリグサ科スゲ属
 
ナキリスゲは本州関東以西から朝鮮・中国・インド・インドネシアに分布する常緑の多年草、暖地の森林林床に生育する。
 
スゲ属の植物は似たものが多く、同定が困難である種が多いが、ナキリスゲは次の点で比較的同定しやすい。
 
スゲ属植物の多くは春に開花するが、ナキリスゲは8月から10月にかけて開花・結実する。森林の中、夏以降に花穂が付いているスゲを見つけたら、ナキリスゲを第一候補にあげてみよう。
 
秋遅くなっても、花穂の跡が残っていれば、同様である。花穂を見ると、雌小穂群の先端に飛び出した形で雄小穂群がある

キセルアザミ

2014年11月28日 | 11月の花

これも山手、棚田斜面畦でよく見掛けるアザミの花。

今までなにげに野薊だろうと撮影もせず見逃してきた・・・・しかしよく見ると少し様子が違う様な ??

うんとひょろ長い茎先に一個か二個のアザミ花を俯向き加減に付けている。

葉は結構トゲトゲしていて痛そうだが、秋に咲く花らしく、しとやかで何処か日本人好み・・・

身の回り、近場でもまだまだ同じ様な理由で見逃してる野草も多いのだろう・・・

撮影201411.17

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キク科アザミ属

キセルアザミは本州、四国、九州に分布する多年生草本、湿原中の水の流れがあるような場所にや緩やかな流れの山間渓流などに生育する。

葉は、ほぼ根生葉のみで、広がったロゼットの中央から、9~10月に花茎を伸ばして花を付ける。

花は横向きから下向きに咲き、その状況を煙草を吸うキセルに見立て、キセルアザミの名となった。

マアザミという別名があるが、若い葉を食用にすることから真のアザミという意味である。

キセルアザミの花は9~10月、下向きにから横を向いて咲くので、あでやかさはないが、総苞片は規則正しく頭花を覆って美しい。

たくさん花を咲かせることは少なく、通常は1つか2つ程度であるが、時として栄養状態のよい個体では、たくさんの頭花を付けることがある。


リンドウ(竜胆)

2014年11月27日 | 11月の花
 
山城の隠れ里・・・・人里遠く離れた鄙びた山間集落の棚田、畦斜面に茎を長く伸ばしその先に花を付けて居た。 
 
 
現在までに山城で見掛けたリンドウの花は、たった2ヶ所の棚田斜面のみ。
 
 
子供の頃には専ら山道でしか見たことが無かったのに・・・・・・今じゃそんな山は荒れ放題、全く山に入る山道さえ消えて無くなっている。
 
 
長い茎の先に5個ばかりの花蕾を付け、キキョウ科の花らしく星型に五裂した筒型を開けている。
 
 
この鄙びた山里の棚田斜面では何十株にも及ぶリンドウを見つけた。
 
 
昔は山際に行けば何処ででも見られた様な気がするけど・・・・すっかり姿を消して久しい。  
 
最近ではリンドウと言うと栽培品種だと思ってる輩も多いのでは???
 
撮影2014.11.14 

ツリガネニンジン(変種?)

2014年11月26日 | 11月の花

妙に寸詰まりな花筒を持つツリガネニンジンの花。

近くの棚田、斜面畦に二株ばかり咲いていた。

他にもツリガネニンジンはあったが、どれもスタンダードな長さを持っていた。

色々調べてみたが良く似たソバナでも無し、やっぱし個体差だけなのか??・・・・もしかして変種。

通常このように花筒は釣鐘状に長い

これもツリガネニンジン・・・・同種であっても、人間と同じように個体差が大きくて面白い。

撮影2014.11.17


オタカラコウ(雄宝香 )

2014年11月24日 | 11月の花

地域の代参で登った愛宕山・・・・その林道脇で見掛けたオタカラコウ。 

林道脇を流れる谷川縁にツワブキに良く似た黄色い花を発見。

名前は直ぐに思い出せなかったが、野草検索ページで見慣れ良く知っていた。

ツワブキと殆ど見分けの付かない花を付けるが・・・・・花の付き方が全く違う。

しかし、せっかく登った「愛宕山」、もっと多くの山野草に出遭えると思ったのに・・・時期が遅すぎたみたい

撮影2014.11.8

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キク科メタカラコウ属:多年草。

花茎の高さは1mから2m程度になる。

根出葉はフキに似て長い葉柄があり、心円形で径40cmから60cmになり、葉の縁は鋸歯状になる。

茎につく葉の葉柄は茎を抱き、花期は7月から10月で、茎の上部に黄色い頭花を総状につける。

総状花序の下から上へ開花していく。

全体がメタカラコウに似るが、メタカラコウの頭花の舌状花が3個程度であるのに対し、オタカラコウは8個程度で、また全体的に大ぶり。

本州(福島県以西)、四国、九州に分布し、山地や深山の沢沿い、湿った草地、湿原に自生する。


サンカクイ(三角葦)

2014年11月23日 | 11月の花

  

 小川縁の流れの中から立ち上がって居たサンカクイ(三角葦)

もう、時期が時期なので小穂はすっかり茶色く変色・・・・

水中より伸ばした三角茎は高さ約1m

花序には3~5 個の「松ボックリ」を小さくしたような小穂を付けている。

これが意外にも帰化植物では無さそうなので、ちょっとビックリ。

撮影2014.11.11

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カヤツリグサ科フトイ属:多年草

北海道~九州の池沼、川岸に生え、高さ0.5~1.2m、細い根茎が横にのび、節から茎を立てて群生する。

茎は三角形、葉はふつう基部に葉鞘だけになるが、先端に長さ2~10cmの葉身が残っている。

茎の先に長さ2~5cmの苞が1個直立し、そのわきから2~3個の枝をだし、先端に2~3個ずつ小穂をつける。

小穂は長さ0.8~1.2cmの長卵形、柱頭は2個、果実はレンズ状で黄褐色、果実より長い3~5個の刺針がある。

果期は7~10月。