里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

クロモジ(黒文字)の花

2014年04月30日 | 4月の花

 

散歩のコースを少し変えた山道にいっぱい咲いていた。

よく似た木の花はいっぱい有るけど・・・多分にこれはクロモジの花

間違ってたらゴメンナサイ。

撮影2014.4.17

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クスノキ科クロモジ属:落葉低木

本州~九州の山地に生え、高さ2~6m。直径10cmになる。若い枝は黄緑色~暗緑色で黒い斑点が多い。はじめ絹毛があるがすぐに無毛になり、折るとよい香りがする。

葉は互生、枝先に集まってつき、長さ5~10cm、幅1.5~3.5cmの倒卵状長楕円形~狭長楕円形。

雌雄異株、葉の展開と同時に開花、黄緑色の小さな花が集まってつき、花柄に毛がある。

花被片はふつう6個。雄花の花被片は長さ約3mmの楕円形、雌花の花被片は少し小さく、ともに花のあと脱落する。

雌花の子房のまわりには黄色の腺体がある。


ウマノアシガタ

2014年04月29日 | 4月の花

ここ4~5日前から、急にヌメ~っとした艶のある、眩しいほど黄色いこの花が、あちこちで見られるように成った。

これは木津川右岸、堤防裾にポツポツ群生。

草丈約50cm程、草叢からひょろっと首を伸ばし、そよ風に身を委ねてユ~ラユラ・・

五弁花で花径は約2cm、雄しべは中心で盛り上がり多数。

やっぱり毒草、毒々しいほどの黄色さがそれを連想させる。 

撮影2014.4.8:2014.4.15

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キンポウゲ科キンポウゲ属

ウマノアシガタは北海道南西部以南の日本全国から朝鮮・中国に分布する多年生草本。

水田のあぜ道、適度に湿った路傍などに普通に生育する。全体に毛が多い。 

野に咲くウマノアシガタは春の光に輝き、ウマノアシガタというよりも、別名のキンポウゲ(金鳳花)の方が、この光り輝く花のイメージによく似合っている

花弁に光沢があるのがこの仲間の特徴の1つ。 キンポウゲの仲間には有毒植物が多く、ウマノアシガタも有毒である。


オニタビラコ(鬼田平子)

2014年04月28日 | 4月の花

 

この手の花も多いのでどれがどれやら迷ってしまって・・・・。

日本全国どこにでも蔓延って居るようですが・・・こちらでもどこに行っても見かけられる。

これは散歩道の足を伸ばした林道、コンクリートブロック擁壁の間からヒョロと生えて小さな花を付けていた。

田圃に生えるタビラコを数倍大きくしたような・・・・ 

撮影2014.4.17

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キク科オニタビラコ属

日本各地の道端や畑地に生える、高さ0.2~1m、全体にやわらかく、細かい毛がある。

根生葉はロゼット状になり、葉は長さ8~25cm、幅1.7~6cmの倒披針形で頭大羽状に深裂する。

頂裂片は三角状卵形で先は丸く、下部の葉は根生葉に比べ、先がとがり、茎葉は少なくて上部では小さい。

直立した花茎の先に直径7~8mmの黄色の頭花を散房状に多数つける。


ザイフリボク(シデザクラ)

2014年04月27日 | 4月の花

足場の悪い急斜面に咲いていて何ともならず、目いっぱいズームしてバシャ・・精一杯でもこんなもの。

やっと山に出掛けても寒くない時期、ちょっと距離を伸ばした山越え道で目に付いた木の白い花。

ズームアップしたものをトリミング、なんとかザイフリボクだと確認できた。

しかし長い峠越えの林道で見かけたのはこれ一本だけ。

撮影2014.4.17

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バラ科ザイフリボク属:落葉小高木/別名シデザクラ:花期は4~5月

岩手県~九州の雑木林の林縁などに生え、高さは5~10m、樹皮は灰褐色~暗褐色、成木になると、褐色のすじが多くなる。

若枝は赤褐色で皮目が多く、葉は有柄で互生し、長さ4~9cm、幅2.5~4cmの楕円形、先端は鋭く尖り、基部は円形~鈍形。

ふちに浅く細かい鋸歯がある。若葉の裏面には白い軟毛が密生するが、のちに主脈を除いてほとんど無毛になる。

葉柄は長さ1.5~2.5cmで白い軟毛が生える。枝先に白色の花が10個ほど集まって咲く。花弁は5個、長さ1~1.5cmの線形。雄しべは20個。花柱は5個。下部は合着して基部に毛が密生する。

萼筒は鐘形、外面には軟毛が密生する。萼片は長さ5~8mmの披針形でそり返る。果実はナシ状果。

直径6~10mmの球形で、9~10月に紫色から黒紫色に熟し、白い粉をかぶる。


キランソウ(金瘡小草)

2014年04月26日 | 4月の花

野面の散歩道、田圃の畦道によく似た同士が群生・・・ムラサキサギゴケとキランソウが並んで咲いてた。

根生葉が地面に張り付くように広がることから、ジゴクノカマノフタという別名を持っている。

花の周りが「毛むくじゃら」で、それも地獄を思い起こす

撮影2014.4.17

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シソ科キランソウ属:多年草

本州~九州の野山に生え、全体に縮れた毛があり、茎は丸く、地面をはって広がる。

根生葉はロゼット状につき、長さ4~6cm、幅1~2cmの広倒披針形、先端はとがらず、縁に鈍い波状鋸歯があり、基部は細まって、表面は濃緑色。紫色を帯びることがある。

茎葉は対生し、長さ1.5~3cmと小さく、葉腋に濃紫色の唇形花を数個つける。

萼は5裂して毛があり、花冠は長さ約1cm。上唇は短く2裂、下唇は大きく3裂して中央の裂片は大きく、更に2浅裂する。

雄しべは長短2個ずつある。雌しべは1個、柱頭は2裂する。果実は分果、隆起する網目があり長さ約1.7mm。花期は3~5月。


サルトリイバラの花

2014年04月25日 | 4月の花

まるで鼈甲飴細工の花を小さくしたように3~4輪づつ固まって咲いていた。

山道、林縁にほかの枝に絡みついて鋭いトゲの枝を伸ばしてる。

五弁花、花径は約5mmと小さく、目立たない。

子供の頃、この若葉にくるんだ自家製の団子を、お袋がおやつ変わりにと、よく作って呉れたのを思い出す。

冬先に赤く色付く実は山帰来と言って漢方で用いられるようです。

撮影2014.4.16

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ユリ科シオデ属

ツル性の半低木(草本のようにも見えます)で、茎には鋭いトゲがあり、葉柄に巻きひげがあって、他の植物などにからみつきます。

春に、雄株には雄花、雌株には雌花を、房状(散形花序)に花をつけますが、ともに径7mmほどと小さくて緑黄色なので目立ちません。

花には5枚の花被片があり、花被片の先は反り返っています。雄花のメシベと、雌花のオシベは退化していています。 


ナガバモミジイチゴ(長葉紅葉苺)

2014年04月24日 | 4月の花

白い清楚な花を下向きに付け、この時期山道緑辺縁に咲き誇ってる。

モミジイチゴにも関東型と、関西型のナガバモミジイチゴが有るようですが?、多分こちらの方は関西型のナガバモミジイチゴ。

一般にキイチゴ(黄苺)と呼ばれ、その実は薄いオレンジ色で美味しい。

花も美しいが・・・ただ枝を持つときには要注意、鋭い棘が噛み付いてくる。

撮影2014.4.5:2014.4.10

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バラ科キイチゴ属

近畿地方~九州の山野に生え、茎や新枝は無毛で、まっすぐな刺が多い。

葉は長さ3~7cmの卵形または狭卵形で3裂するが、あまり裂けないものもある。

中央裂片が特に長いことで区別されるが、中間的なものもあり、葉柄や裏面の脈上には鈎形の刺がある。

前年枝から伸びた短い枝の先に白い花を1個下向きに咲かせる。

花弁は5個で楕円形または長楕円形。果実は球形で6月頃橙黄色に熟す。


ミツバツツジ(三葉躑躅 )の花

2014年04月23日 | 4月の花

山桜と入れ替わるように低山をピンクに染めるミツバツツジの花。

この花が山をピンクに染めるともうゴールデンウイークも近い。 

ミツバツツジにも色々種類は有りそうですが・・・まあ総称がミツバツツジという事で

ピンクの五弁野花びらに長い雌しべ?を伸ばしてる。 

この花が咲き終わる頃にはもう野山は初夏の濃い緑に包まれる。

撮影2014.4.9

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ツツジ科ツツジ属の落葉低木

関東地方から近畿地方東部の太平洋側に分布し、主にやせた尾根や岩場、里山の雑木林などに生育する。

他のミツバツツジ類の多くは雄しべが10本なのに対し、本種は5本であることが大きな特徴。

古くから庭木としても植えられるが、盗掘の影響もあるせいか野生の個体数は決して多くない。

ミツバツツジ類は、4-5月頃に咲く紅紫色の花が美しい。花が終わってから葉が出てくる。枝先に三枚の葉がつくことからこの名がついた。


クレソン(オランダガラシ)の花:2014

2014年04月22日 | 4月の花

去年もアップしたクレソンの花・・・今年は傍まで近づける場所で見つけた。

小さな小川の岸に咲いて居たので岸まで降りてバシャ・・

アブラナ科の花の特徴のまま白い四弁花を花冠状にいっぱい付けている。 

撮影2014.4.10


クヌギの花:2014

2014年04月21日 | 4月の花

いつもの散歩道、この時期クヌギの大木にクヌギの花房がズラズラぶら下がっている。

イモムシをちょっと細くしたような、見た目にはグロテスクにさえ見える花房。

花が開き始めた頃・・・

 

ぐ~っと、アップしてみると、毛むくじゃら・・・・、これらは全て雄花だそうで、ドングリに成る雌花は別。

脇の枝にきみょうなものを発見、赤い斑点を持つコットンボールの様なものはクヌギハナカイメンフシの虫えい。

傍らの奇妙なドングリ状のはクヌギエダイガフシの虫えいだとか・・・・クヌギはいろんな虫を養っているんだなと思った。

撮影2014.4.5


ヘビイチゴの花

2014年04月20日 | 4月の花

 

田舎の野道ではどこにでも咲いてる小さな黄色い花。

 

地を這うように長い枝を伸ばして、その枝先に花径1.5cm程の花を開ける。

開いたばかりの花に早速のお邪魔虫・・・

花は黄色い五弁花。

花弁が散ったら中心果托が赤くなり、子供の頃は玩具がわり・・・子供ながらに食られないことはよく知っていた。

撮影2014.4.7

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バラ科キジムシロ属:多年草:花期は4~6月

北海道~九州の田のあぜや湿った道端に生える。茎は長く地をはい、節から根を出して増える。

根出葉は長柄があり黄緑色で3小葉からなり、小葉は卵形または倒卵形、長さ1.2~2.5cm、欠刻または重鋸歯縁、両面に伏毛がある。

葉柄は1.8~5cm、白毛が密生する。托葉は楕円形または卵形、鋭頭、長さ7~10mm。

這う枝の葉腋から長さ4~7cmの花柄を出し、黄色の花を1個つけ、花は直径1.2~1.5cm。

花弁は5個、広倒卵形。萼片は5個、卵形鋭頭、長さ4.5~6.5mm。副萼片は5個、倒卵形、萼片と同長、先は3裂し、長い毛がある。

果実は直径1.2~1.5cm。果托は海綿状、つやのない淡紅色、球形、直径8~10mm、細毛がある。

そう果は長さ1mm、小さなコブ状のしわが多い。


シロバナオニノゲシ

2014年04月19日 | 4月の花

毎日の様に里山を歩いて居ると、時に妙な花を見つける事が有る。

今日の散歩でたまたま見かけたシロバナオニノゲシ・・・・・検索では見つからなかった変な花。

まあどんな種でもアルビノは出現するのだろう・・・それでも花芯だけはまともに黄色い。

撮影2014.4.13


ナガバノタチツボスミレ

2014年04月18日 | 4月の花

たまに出かける散歩の山歩き・・・この山で見掛けるスミレはこの花ばかり。

多分ナガバノタチツボスミレで間違いないように思うが確定出来ません。

スミレはやけに種類が多く、同種でも環境差や地域差が激しい様な気がします。

撮影2014.4.10

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中部以西の本州,四国,九州、乾いてはいるが半陰地になるような環境に多く,日当りのよい斜面でも見られる。

ニオイタチツボスミレとタチツボスミレとの中間的な形態、上部の茎葉が細長くなることが目印になる。

ニオイタチツボスミレでもかなり細長い茎葉が出ることもあるが,本種は葉の先がピンととがるようになる。

また,葉脈が普通赤紫色に、ニオイタチツボスミレでは,こうなる個体は少ない

。多くの場合は,花柄は無毛で,この点が有毛のニオイタチツボスミレと識別する際有効なポイントになるが,両種とも例外的な個体もある。


ツボスミレ

2014年04月17日 | 4月の花

通常のタチスボスミレを二回り程小さくしたシロバナの菫草。

散歩田圃道、乾いた土手の斜面に群生する白い小さなスミレを見つけた。

花径は約1cmぐらい、下唇とその脇花弁に紅紫の皺模様が際立っている。

よく通る道なのに三日も通らないでいると、この時期、様相が一変する。

白くか弱そうで、そのうち泥長靴で踏み倒されてしまうだろう・・・。

撮影2014.4.12

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スミレ科スミレ属:花期は3~5月:別名 ニョイスミレ。

北海道~九州の田のあぜなどの湿り気のある場所に生え、草丈は5~25cmになり、花は白色で、直径1cm前後と小さい。

唇弁には緻密な紫色のすじがあり、側弁の基部には毛があり、踞は短く、白色~淡緑色。花柱は上部が少し左右にはりだす。

葉は幅2~4cmの心形~腎形、ふつう無毛で、両面とも緑色だが、まばらに毛があるものや、裏面が紫色を帯びるものもある。

托葉は全縁またはまばらな鋸歯がある。


シチトウスミレ(タチツボスミレの変種)??

2014年04月16日 | 4月の花

果たして、これが本当にシチトウスミレに該当するのかは怪しい。

しかし、検索の結果はシチトウスミレに一番近いような気がする。

撮影2011.4.5

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草丈15cm~30cm程度になる多年草。

タチツボスミレの変種で、花は淡青紫色、花や葉が大きく、葉に光沢があり、托葉も大きくて切れ込みも粗い。