里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

捻子花

2010年07月05日 | 7月の花


夏の里山を代表するような花です。


子供の頃には何処の田圃に畦にも咲いていた。


農業の近代化??農薬(草枯らし)等で激減・・・・・。


いかにも可憐でいかにも里山の花として良く似合う。



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 小型のラン科の多年草。別名モジズリ(綟摺)


湿っていて日当たりの良い、背の低い草地に良く生育する。花色は通常桃色で、小さな花を多数細長い花茎に密着させるようにつけるが、その花が花茎の周りに螺旋状に並んで咲くことからこの名がある。 「ネジレバナ」、「ネジリバナ」、「ねじり草(そう)」とも呼ばれる事もある。


花茎から伸びる子房は緑色で、茎に沿って上に伸び、その先端につく花は真横に向かって咲く。花は小さく、5弁がピンク、唇弁が白。花のつく位置が茎の周りに螺旋状であるため、花茎の周りにピンクの花が螺旋階段のように並ぶことになる。この螺旋は右巻きと左巻きの両方が見られる。白花や緑色の個体もしばしば見られる。コハナバチのような小形のハナバチなどが花粉塊を運んで他花受粉が起こると考えられるが、長期にわたって花粉塊が運び去られないと、これが崩壊して柱頭に降りかかり、自家受粉を成立させることが知られている。


葉は柔らかく厚みがあり、根出状に数枚つける。冬期は楕円形だが生育期間中は細長く伸びる。根は極めて太短く、細めのサツマイモのような形で数本しかない。


ごく稀に真っ白い花をつける個体が見られ、園芸愛好家に特に好まれる。


撮影2010.7.4