里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

アオギリの実 

2015年08月31日 | 木の実-春夏

あのアオギリの木に妙な実のようなものがぶら下がって居た 。

遠目に見ると何でもなさそうに見えるが・・・・

近づいて見上げるとなんとも奇妙奇天烈・・・五個のプロペラの様な心皮と呼ぶ内側片に・・・・

2~3個づつの大豆ぐらいの青い実が付いている。

これが10月頃にはこの心皮の1枚1枚がプロペラがわりに成って種を遠くまで飛ばすとか??

花はここから

撮影2015.8.22

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果実は10月に熟すが、完熟前に舟形の5片に割れ、心皮の縁辺に1〜5個の小球状の種子を付ける。


フユアオイ(冬葵)

2015年08月30日 | 8月の花

 

 いつもの散歩道端、家庭菜園から逃げ出すように咲いてた見慣れぬ花。

この葉は身近に見てる覚えが有る様な・・・取り敢えずバシャして帰り検索

花径約1cm程の白色五弁花

 

 アオイ科ゼニアオイ属だと聞き、ああ、あのタチアオイにそっくりの葉だと気づいた

撮影2015.8.15

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アオイ科ゼニアオイ属

アオイ科の一~二年草、中国原産、日本には食用、薬用とするために古く導入され、今ではあまり利用されないが、海岸等に野生化している。

冬葵の名は、冬でも枯れない、あるいは冬でも花が咲くためとされる。

アオイ(葵)という名は、少なくとも近世以降はタチアオイを意味するが、元はフユアオイを指し、「仰(あおぐ)日(ひ)」の意味で、葉に向日性があるためという。

ただし『万葉集』の時代にはすでにタチアオイの意味だったとの説もある。

葉は掌状で浅く切れ込む。花は径1cmほどで白または淡紅色、葉腋に固まってつき、普通は春から秋まで咲く。


オオアブノメ(大虻の目)絶滅危惧Ⅱ類

2015年08月29日 | 8月の花

いつもの野面散歩道、稲田の中に何やら見覚えのない極小花を発見。 

 

これに良く似た葉はいくらも見かけるが、こんな白い小さな花を付けて居るのは初めて・・・

 

 花径約5mにも満たない白色五弁花・・・・小さい小さい花なので撮影がかなり困難

 

 草丈約10cmほど、細い葉が対生、葉の脇に花を付けているが、そのほとんどが閉鎖花らしく開かない侭のものが多いとか・・

開発や農薬使用による生育条件の悪化で数を減らし、絶滅危惧 II 類。

撮影2015.8.13

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ゴマノハグサ科オオアブノメ属

北海道から九州にかけて分布し、低地の水辺や湿地、水田などに生える1年草です。

柔らくて太い茎は下部が少し這ったのち直立し、草丈は10~20センチほどになります。

多肉質で先が尖った広線形の葉が対生し、葉腋に唇形の白い花をつけます。

花冠は筒形で長さ4~5ミリ、多くは閉鎖花で花は開きません。

果実は球形で、和名はこれを虻の目に例えたものです。

開発や農薬使用による生育条件の悪化で数を減らし、環境省のRDBでは絶滅危惧 II 類。


ワタの花

2015年08月27日 | 8月の花

 

僕が散歩道でもらって来た綿の実が庭に育って花を付けて居る 。

 

やっぱり鉢植えじゃそれ程大きくは成らないし、その分花も一回り小さい様な??

 前日の夕方にはこんなだった蕾が・・・

 翌日朝には薄いティッシュの様な花弁を精いっぱい開ける

 翌日にはこんな姿になってしまうのに・・何かと哀れを誘う姿だけれど。

それでも何日もせずに、もう青い実に成っている・・・たった1日の間に結実してしまうんだもんなあ??

後はワタが飛び出すのを楽しみに・・・・

撮影2015.8.11他


ボタンヅル(牡丹蔓)の花 

2015年08月25日 | 8月の花

センニンソウと良く似た花を咲かせるボタンヅル・・・ 

 センニンソウは河川敷の荒地などでも繁茂してるがボタンヅルの方は山に行かないと見ることはない。

 四枚の白い花弁に見えるのは萼片で花弁は無く、長い多数の雄蕊と中心に雌蕊が筒状に集って居る。

その萼片よりシベの方が良く目立つボタンヅル・・・・

 因みにセンニンソウは蘂よりも四枚の萼片の方がよく目立つから間違うことはない。

 撮影2015.8.11

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キンポウゲ科センニンソウ属

 本州~九州の日当たりのよい山野に生え、葉は1回3出複葉、鋸歯がある。小葉は広卵形で長さ3.5~7cmの広卵形で、先は鋭くとがり、不ぞろいの鋸歯がある。

花は葉腋に多数、萼片は花弁状で4個あり、十字形に平開し、そり返る場合もある。

萼片の外側には白い毛があり、そう果は長さ約4mmの卵形で、開出毛がある。

そう果の先には花のあと1~1.2cmほどにのびて羽毛状になった花柱が残る。

 


パンパスグラス(シロガネヨシ)

2015年08月23日 | 8月の花

単にパンパスとだけ覚えていたススキの化物の様な植物。

確か僕のガキの頃には全く見かけないで、ちょうど学校を卒業する頃にはあちこちの菜園隅に植えられていた様な?

それが逃げ出し野面の荒地で野性化したのだろう・・・・・野生化したものはそのまま生き抜いているが菜園野片隅に植栽されていたものはスッカリ人の手で駆逐され近頃では見られない。

園芸植物は次から次へと新しいものが植えられ、古いものは全く見向きもされなく成ってしまう。

 園芸植物にも流行り廃れがあって大変なんやなあ・・・

 イネ科だからまるで判らない様な花穂を付ける。

因みに、シロガネヨシと言う名前は初めて検索で初めて知った

撮影2015.8.16

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シロガネヨシはパンパスグラスとも呼ばれる南アメリカ原産の大形の多年草、暖地の沿岸域によく植栽されており、よく乾燥に耐えて大きく成長する。

瀬戸内海の海岸地方や島嶼部では柑橘類や畑の防風のために生け垣として植栽されるほか、花材として栽培されたり、庭園に植栽されている。

葉の高さは2m以上になり、見事な花穂を形成する。長毛があって美しいのは雌株であるとのことである。

日本には明治時代に入ってきた。


ハツユキソウ(初雪草)

2015年08月21日 | 8月の花

 野面散歩道、自家菜園の片隅などで見かけることが多い。

 

多分、観葉切花植物として家庭用に育てて居るんだろう・・・

花は茎頂にトウダイグサ特有の目立たない花を3~4個づつ付ける。

花は特段美しくもなく小さく、淡黄白色をしています。

撮影2015.8.14

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トウダイグサ科トウダイグサ属:一年草

 北アメリカが原産、「ポインセチア」と同じ仲間で、高さは80~100センチになります。

葉は長楕円形ですが、夏の終わりごろから、上部の苞葉に白い縁取りが始まります。

花は小さく、淡黄白色をしています。

名前は、初雪が降りたように見えることから。

切り口からでる乳白色の汁液に、被れることもあるそうです。


テンツキ(天突)

2015年08月19日 | 8月の花
 
 多分テンツキで良いと思うがテンツキにも10種近く有り何が何やら
 
 
 いつもの田圃道、稲田の畦に他の雑草と紛れるように有った。
 
 
 見た目ヒデリコかなと思ったが小穂が倍以上も大きく、まるでねずみの糞を付けた様・・・
 
 
 
 しかし、きょう日「ネズミの糞」などと言っても判る人の方が少ないような・・・
 
撮影2015.8.16
 
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カヤツリグサ科テンツキ属:1年草

本州~九州の日当たりの良い路傍や田の畦、山地に生える。

植物体に毛があるが、毛の量は個体差がある。稈は叢生し、高さ15~50cm、葉は幅1.5~5mm、ときに有毛。

基部の鞘は多くは有毛、茶褐色。花序は散形、2~3回分枝し、長さ3~7cm。

小穂はやや多数ついて、長卵形、長さ5~8mm、赤褐色を帯び、光沢があり、多数の花を密につける。

鱗片は広卵形、長さ2~3mm、無毛、鋭頭、竜骨があり緑色。

そう果は広倒卵形、長さ0.8~1.2mm、横断面はレンズ形、隆起する楕円形の格子紋があり、完熟後は黄白色になる。

柱頭は2個、花柱に毛があり、花期は7~10月。
 

チゴザサ(稚児笹)

2015年08月17日 | 8月の花

いつもの野面散歩道・・・・テンツキかな??と思ったけどどこか違うとバシャ

稲田の畦にヒョロヒョロと20cm程

葉は下の方にだけ付き、他の雑草に紛れて見えない

主茎から針金ほどの枝を伸ばし、花序の先に1個小穂を付け・・・

小さな小さな、白い2個の羽毛を広げ3個のシベをぶら下げている。

初老の裸眼ではとても確認できない大きさの花です。

撮影2015.8.16

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イネ科チゴザサ属:多年草:花期は6~8月

北海道西南部~沖縄の水辺や水での縁、あぜ道などに生育し、普通群生する。

茎は細いが堅く、分枝して叢生し、平滑・無毛、基部は地上を匍匐または斜上する。

高さは30~50cm、葉は長さ4~6cm、幅4~6mm、基部が丸く、無毛であるがざらつく。

葉舌は毛状。葉鞘は縁だけに毛がある。花序は直立し卵形、長さ4~6cm。

小穂は広倒卵形または倒卵状球形、円頭、2小花からなり、長さ2~2.2mm。包穎は広卵形、厚く鈍頭、淡緑色または緑紫色。

護穎は包穎よりやや長く革質、果実は倒卵形、光沢があり暗灰色、長さ1.2mm。


オニドコロの花・・・雌花を更新

2015年08月15日 | 8月の花

雌花をUPしていなかったので更新します。

あの行事団扇の様な翼果の先に小さな六弁花を付けている。

撮影2015.8.9

里山林、散歩道端のいたるところに生え、花を確認しなければ一見山芋と見まごう。

花も、長い蔓先にクリーム色小さな小さな六片花をズラズラと互生に付ける。

撮影2013.7.16

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ツル性の多年草で、日当たりのよい林縁などによくからみつき、肥厚した根茎には強い苦みがあり有毒です。

葉は、互生(互い違いにつく)です。葉は長さ幅ともに10cm前後の円心形で葉先は三角形状、全体としてはハート型です。

夏に、葉腋に雄花序と雌花序をつけ、花序は細いひも状で、雄花序は直立し、雌花序は下垂します。

花序につく花は、淡黄緑色でとても小さく目立ちません。

果実には、楕円形の翼があり果軸に連なってぶらさがり、この翼は晩秋から冬にも淡褐色になったまま残っているので結構目立ちます。


オシロイバナ(白粉花)

2015年08月14日 | 8月の花

 

民家の軒先や野面道に自生してるのをよく見かける 。

 子供の頃には、この花の長い筒先を根元から手折ってその蜜を吸って遊んだ事を覚えてる・・・

すってみると微かに甘い蜜の味が口の中に広がったような・・・・

花は長い筒を持つラッパ型、花径約3cm程、いつも散歩帰りの10時過ぎには花を萎ませている。

近頃ではピンク、シロ、キイロと花色も多く、花色の混ざり合ったものもよく見かける。

 帰化種がどんどん勢力範囲を広げる中それ程爆発的に勢力を増やすわけでもなく・・・

 古くから見かける割にはそれ程の群生は見掛けない

撮影2015.8.9

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オシロイバナ科オシロイバナ属:多年草

熱帯アメリカ原産、江戸時代の元禄年間に記録されており、これ以前に観賞用に渡来して観賞用に栽培されたが、各地で逸出して野生化している。

葉の表面や葉柄の一部を除いて無毛で、強靭な根株から節の膨れた多肉質の茎を出し、よく分岐して高さ約1mになる。

葉は広卵形から長心臓形で全縁、短い柄で対生、葉腋に短い柄のある花序を出し、直径約3cmで長さ約5cmほどの筒部を持つ花を夜から朝にかけて開く。

花に見えるのは萼筒の変化したもので、紫紅、黄、橙、白など多様な色彩となる。

果実は楕円形で黒熟し、白い粉質の胚乳を含む。


ヨロイグサ(鎧草)

2015年08月12日 | 8月の花

 

 セリ科野花もよく似た花が多く種類も多いので自信は無いが・・・多分ヨロイグサ。

夏場はブヨが寄ってくるので山歩きは苦手なのだが木津川堤ばかりを歩いて居るとやっぱり山道も恋しく成って久しぶりに出掛けた。

谷川沿いを詰めて行くと・・思わず出逢ったセリ科の大型植物・・・・・花火の様な白い花冠を一杯広げて居た。

上部で枝分かれし、大型の複散形花序を何本も伸ばし、その先に白いセリ花を一杯付けている

早速ハナムグリなのだろう??せわしげに花冠から花冠へと渡り歩いて食事中??

 

 

 花は白い五弁花・・花径約5mmにも満たない様な・・・別名をオオシシウドと云うらしい。

撮影2015.8.9

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セリ科シシウド属:多年草

本州~九州の川岸や林縁に生える非常に大型植物、茎は太く中空で高さ1~3m、上部で枝分かれする。

葉は大きく2~3回3出羽状複葉、小葉は長楕円形で、粗い鋸歯があり、先端は 鋭く尖る。

裂片の基部は羽軸に流れ、葉柄は袋状に大きく膨らむ。

花序は大型の複散形花序で、白い小さな花を多数つけ、近縁のシシウドに似るが、花期が早く、さらに大型。

小葉の数が多く、細長く、鋸歯が粗くて鋭いこと、小花序の数が少なく30個以下であることなどで区別できる。

別名オオシシウド・・花期は7~8月。


サルスベリ(百日紅)の花

2015年08月10日 | 8月の花

百日紅の花と聞くと青空入道雲・・・・真夏の花といった印象が強く、それよりも何よりも植栽物なので興味薄だった。

こうして木全体をみている時には気付かなかったけど・・・・

じっくり一輪づつをよく見ると実に奇妙な形をしている。

花弁は六枚なのだが萼から更にシベの様な柄を六本伸ばしその先に花弁を付けている。

その花弁がまた独特でクシャクシャに縮れて居る・・・・どう考えても妙な花ですね。

僕は今までこの花弁一枚が一花だと思ってた様な気がする。

撮影2015.8.2

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ミソハギ科 サルスベリ属

枝先に円錐花序をつけ、 花序のつけ根のほうから咲き始め、次第に先まで花を開く。

1つ1つの花は、花びらは6枚で縮れており、萼は筒状で6つに裂ける。

花の色はピンクや白、紅紫色などで、花径は3~4センチくらいである。

 原産地は中国南部 日本へは江戸時代に渡来。


アオミズ (青みず)??

2015年08月08日 | 7月の花

 

 カテンソウそっくりな花を付けて居るが咲く時期も違うし草丈も大きく違う。

ネット検索でイラクサ科の植物色々調べてみるが決定的なものは見つからない。

アオミズが一番近いように思えるけどイマイチ決定打に欠ける。

葉の表面には棘状にヒゲを一杯付け、頂部には花後の実?を付けている。

これがその花後?の姿を大写ししたもの・・・

こちらは花を大写ししたもの・・・やっぱりカテンソウそっくりの花。

因みに草丈は50cm程

撮影2015.8.27


ユウギリソウ(夕霧草)

2015年08月07日 | 7月の花

 

よく似た花は目にするけど・・・何処となく違うのでバシャ。

検索するとユウギリソウ(夕霧草)と言う帰化植物だと判明。

在所道の石垣に見慣れぬ花が咲いていた。

こんなところにたくましく育っているから野生種かと思ったら園芸種が飛び出したらしい???

アレチハナガサやヤナギハナガサの花冠を二回りほど大きくしたような??

しかしよく見ると花の色は殆ど同じだが花弁の形が全く違ってとんがって居る。

撮影2015,7.20

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キキョウ科トラケリウム属:多年草

茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径2ミリくらいの筒状の小さな花をたくさんつける。

花の色は、青紫色、淡い桃色、白などがあり、 雌しべが長く、花冠から飛び出している。

葉の特徴 葉は楕円形で互生、葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。

原 産 南ヨーロッパ~北アフリカ

栽 培 水はけのよい土に植え、日当たりのよい場所で栽培する。種子まきは9月前後。多湿を避けて栽培する。開花は6~8月。暖地では露地で越冬するようだ