キング・イン・ザ・ミラー 清涼院流水
真夏のAZ(アウトプット前提)読書として、小説を読みました。清涼院流水さんの異色のマイケル・ジャクソンの小説「キング イン ザ ミラー」です。
この本はマイケルが一人称で人生を振返る文章が9割を締めています。一見マイケルの自伝のように見えますが、実は、著者がさまざまな文献、情報を元にマイケル一人称で書いた本です。ジャクソン5の誕生から、復活ツアー前に亡くなるまで、有名なエピソードを網羅したマイケル・ジャクソン伝です。
エピソード自体は知っていることが多いのですが、そのエピソードの選び方と、小説を貫いた「マイケルの人生の教訓」とも言える著者の人生観とテーマが興味深いです。その教訓とは、「人生の転換点はすべて、人との出会いとともに現れる」「幸運と不運は表裏一体で密接につながっていること」です。
マイケル・ジャクソンは伝説のアイドルであり、類稀な人生を送った世界のヒーローです。しかし、この「マイケルの人生の教訓」については、すべての人に当てはまるのではないか、と、ちっぽけな自分と結びつけて考えてしまいました。これまでの自分の人生の転換点になった人たちとの出会い、そして幸運の中にあった不運の芽、不運の中にあった幸運の兆し。。。人生50年を振返ると、眠れなくなってしまいました。
マイケルのヒット曲"Man in the mirror"とマイケルの称号"King of Pop"を掛けたタイトルも秀逸です。"Man in the mirror"は、"I'm starting with the man in the mirror."というサビが耳に残る、「(鏡の中の)自分を信じて前に進もう。さあ、変わろう!」というポジティブなメッセージの優しい歌。そのManをKingという言葉に入れ替えて本のタイトル「キング イン ザ ミラー」に。鏡の中にマイケルがいる、あなたにマイケルがついているというメッセージがこめられています。
気になる本でしたが、映画"This is it"を観るのがとてもつらかったので、手に取ることが出来ませんでした。発行から9年経って読んでみて、マイケルの人生と著者の人生観に共感できる素晴らしい本でした。
真夏のAZ(アウトプット前提)読書として、小説を読みました。清涼院流水さんの異色のマイケル・ジャクソンの小説「キング イン ザ ミラー」です。
この本はマイケルが一人称で人生を振返る文章が9割を締めています。一見マイケルの自伝のように見えますが、実は、著者がさまざまな文献、情報を元にマイケル一人称で書いた本です。ジャクソン5の誕生から、復活ツアー前に亡くなるまで、有名なエピソードを網羅したマイケル・ジャクソン伝です。
エピソード自体は知っていることが多いのですが、そのエピソードの選び方と、小説を貫いた「マイケルの人生の教訓」とも言える著者の人生観とテーマが興味深いです。その教訓とは、「人生の転換点はすべて、人との出会いとともに現れる」「幸運と不運は表裏一体で密接につながっていること」です。
マイケル・ジャクソンは伝説のアイドルであり、類稀な人生を送った世界のヒーローです。しかし、この「マイケルの人生の教訓」については、すべての人に当てはまるのではないか、と、ちっぽけな自分と結びつけて考えてしまいました。これまでの自分の人生の転換点になった人たちとの出会い、そして幸運の中にあった不運の芽、不運の中にあった幸運の兆し。。。人生50年を振返ると、眠れなくなってしまいました。
マイケルのヒット曲"Man in the mirror"とマイケルの称号"King of Pop"を掛けたタイトルも秀逸です。"Man in the mirror"は、"I'm starting with the man in the mirror."というサビが耳に残る、「(鏡の中の)自分を信じて前に進もう。さあ、変わろう!」というポジティブなメッセージの優しい歌。そのManをKingという言葉に入れ替えて本のタイトル「キング イン ザ ミラー」に。鏡の中にマイケルがいる、あなたにマイケルがついているというメッセージがこめられています。
気になる本でしたが、映画"This is it"を観るのがとてもつらかったので、手に取ることが出来ませんでした。発行から9年経って読んでみて、マイケルの人生と著者の人生観に共感できる素晴らしい本でした。