向かうは龍泉洞。
FMで音楽を聞きながら盛岡駅から車で走り続けること2時間。
途中で道の駅などに寄ったりしましたが、結構、遠いな。
やっぱり岩手県は広い。
随分と山の中にきました。
気温は5℃もないので肌寒かったけれど、
ひんやりした空気とのどかな景色で旅してる感をもたせてくれます。
そして、龍泉洞の入口へ。
平日のお昼時だったので人がほとんどいない!…そりゃそうか。
昔、山口県の秋芳洞にも一人で行ったことがありましたが、
あのときも一人の貸し切り状態だったことを思い出しました。
中に入ると早速こんなお知らせが…。
やっぱり怖いな。
この日の前日、4月1日は福島県沖を震源とする震度5弱の地震があったばかり。
目的地を鍾乳洞にすることもやめようかと思ったほど。
備えるにこしたことはないと、この日もラジオ・ワンセグ・眼鏡・飲料水・携帯食料を持参したくらいです。
まあ、そんなことはさておき、早速中を進みます。
百間廊下と呼ばれる回廊を進むと、
こんな感じで見事な鍾乳石がライトアップされています。
上から水がボタボタ落ちてくるのでカメラを守るのが大変でしたが、
気の遠くなるような月日をかけて自然が作り上げた見事な芸術。
↑洞内には守り獅子もいました。これで安心?
龍泉洞は、わき水による地底湖の透明度の高さが有名な鍾乳洞です。
いよいよその真髄へと迫ります!(大げさか)
まずは第1地底湖へ。ここから一気に急な階段で下ります。
そして到着!
↑当り前ですが、洞内は暗いのでうまく写真が撮れません。
でも、肉眼で見ると水のきれいさは良くわかります。
さらに、第2地底湖へ!
↑地底湖の中からもライトアップされているので水の青さが際立ちます。
普通は湖面に見ている側の景色が反射して見えるのですが、
水があまりに澄んでいるのと下から照らされているのとで、
水の奥の奥まで見えてきます。
最初は天井の影が映っているのかと錯覚したほど。
澄み過ぎていて逆に怖い。
そして、観光できる場所の中では最も水深のある第3地底湖へ。
ここはかなり奥まったところにあるので年間を通して温度がほとんど変動しません。
この日の外気温は5℃程度だったので、洞内は暖かく感じられました。
そして、この深さ。澄み具合。
僕の腕ではカメラで伝えきれません。実際に見てください。
きれいすぎるものは怖い…そんな印象です。
上の写真でもわかるように第3地底湖は結構深度あります。
この日、このタイミングで洞内を見学していたのは自分ひとり。
地震が怖くなかったと言えば嘘になりますが、やっぱり見事な鍾乳洞でした。
規模感や見ごたえで言うと秋芳洞のほうが上だと思います。
ですが、この湧水の透明度の高さは確かに半端ないですね。
妻やまだ小さい娘を連れてはなかなか来られないと思うので、ひとりで来てみて良かった。
この近辺にはヘルメットを着用しないと行けないような鍾乳洞もあるそうです。
大学生の頃、全身ずぶぬれになってロウソクを“咥え”ながら
福島県の入水鍾乳洞に入りましたが、
あんなのまたやってみたいな・・・今はさすがに怖いけど。
何はともあれ、日本三大鍾乳洞の2つを制覇(!?)
あとは高知県の竜河洞か~。
⇒イーハトーブ・4月の小旅行(震災の傷跡)