開業医の妻のたわごと

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映画「ディアドクター」

2013年01月07日 12時09分32秒 | Weblog

昨夜、NHKTV:BSで、

笑福亭鶴瓶主演の映画「ディアドクター」を観た。

田舎の景色がとても綺麗で癒された。(←今住んでいる所とそんなに変わらないが)

 

この映画、鶴瓶が扮する偽医者Aの話です。

 

大学を出て10年間、心臓のペースメイカーで働いていた男Aが、ドクターとして

殆どが老人の無医村に赴任し、大活躍。

その働きぶりで、村民皆から慕われ尊敬されるが、ある日、医師で無い事が

ばれそうになり・・・突然、村から姿を消す・・・

 

彼を追う刑事たちは、診療所に薬を納入していた男B(香川照之)に

「Aは医師では無くお前と同じ職業だったんだ!なぜ彼は医師を装った、と思うか?」

と問い詰める。

 

お金の為か、人からの賞賛を得たい為か、真の愛情からか・・・

 

Bは一生懸命考え答えた。

「僕たち薬屋は患者の生死を考えた事は無い。

いかに薬を先生に買ってもらうか、そればかりを考え日々生きている。

だけど、時に思う事もある。患者さんの生の声に耳を傾け、喜んでくれる顔も

見たい、と。Aさんはそんな気持ちになったのではないでしょうか・・・。」

 

Aは逃亡後、老齢の父親に電話をする。

「父ちゃん、父ちゃんの大事にしていたボールペン(ペン型ライトか?)

なくしてしもた。父ちゃんの出た医科大学の名前が刻印されていたやつ。

ずっと持っていたのやけど、なくしてしまった。ごめんな。」

 

このペン型ライトが映画の映像のところどころに伏線として出る。

親が医師・・・。

 

彼が偽医師を名乗ったのは、お金の為でもなく、賞賛が欲しかったワケでもなく

人に対する愛情からでもなく、親と同等でいたかったからか・・・。

 

彼の心の内は、鑑賞する人の想いによる・・・。

 

今年初めて観たお薦めの映画どす。(*^_^*)

 

(主な出演者は鶴瓶、香川照之、八千草薫、余貴美子、瑛太)

 

 

コメント (8)
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