開業医の妻のたわごと

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@妄想女なり

@人間万事塞翁が馬

電話を切って泣きました

2011年10月01日 22時06分45秒 | Weblog

今朝、姪から携帯へ電話があった。

「おばちゃん、今、成田です。今からロンドンへ出発します。」という電話だった。

 

そうだ、今日出発だったんだ、Aちゃん。

A子は私の大好きな兄(最近そうでもないが。理由はまた後日書くかも)の娘。

現在25歳でKDDIの社員である。

 

東京の私立K大を卒業し(中学校の時はアホやったのに?・・・かなりの努力家)

KDDIの社員になって3年目の今年の春、英国赴任のテストを受け

(300人受け、合格者は10人だったらしい)合格した。

 

中学時代は成績はそこそこで(って、あんまり知らないが)、希望の公立高校に

入れず、私立高校に通っていたが、本人の希望と節約家の義姉のおかげで

一年間ニュージーランドに留学していた。(現地の普通の高校に通った為、日本での留年無し)

(ホームステイだが授業料などは自費なので300万円ぐらいかかったらしい。

兄はサラリーマンなので大金である)

 

その時にかなり勉学に励んだようで、高3時に帰国した時にTOEICの試験は860点

だったそうな。

で、その偏差値の低い私立高校の上位10番に入れた為、大学受験は親孝行というか

高校の為に?有名私立大学(東も西も)を20学部タダで受けまくった。

(上位10人が受けさせられた)。

前にこの話をブログに書いたが、その高校は一学年約300人だが、

「有名私立大学合格者200名」とパンフレット(or HP?)に掲載していたようだ。

(後に「週刊新潮」とかが批判の記事を載せていた)

 

受験料も交通費も宿泊費もすべてタダ(学校持ち)だから姉は喜んでいたが

本人は疲れ果てていた。

関西で受けた時は一週間のうち5日間ぶっ通しで受けた週もあったらしい。

 

それから東京での大学生活も

塾や家庭教師のアルバイトをやりまくり、親から殆ど仕送りをしてもらわず送った。

 

そんな頑張り屋のAちゃんは、今度は海外赴任に挑戦し、見事クリア。

少し前までは「昔の私もそんなんやった(親の仕送りを殆ど受けずバイトを頑張っていた事)。」

と母に話していたが、今回は完全に負けた・・・(変な意味ではなく)と思った。

 

8月末に兄一家が遊びに来て、その英国赴任の事を聞いた時は本当に

嬉しかった。

今時めずらしく、地味な女子で、お化粧も殆どしていないが、はきはきと話し

性格は前向き。

 

兄は散財癖のある怠け者。

だから

上手に育ててくれた(美人でケチでちょっと気が強いが・笑)義姉に感謝!

 

今日、出発前、姪のA子が色んな人に電話をかけなければいけいだろうと私は思い

「元気だったら見送りに行ったのに行けなくてごめんね。無理しないで

気をつけて行ってらっしゃいね。落ち着いたら住所とか教えてね。」と

早口でまくしてて、そそくさと電話を切った。

 

電話を切った後、すごく悲しくなった。寂しくなった。涙がポロリと落ちた。

 

義姉は強い人だから泣いてなんかいないだろう。

兄もケセラセラの人だから泣いてなんかいないだろう。

 

うちの夫は早々と(8月に聞いた時点で)「来年の夏(お盆)は英国旅行だ」と決め、

航空券をゲットするのに躍起になっている。

(オリンピックのせいか帰路は取れたのに往路はまだ取れてない)

 

姪のハレの旅立ちで涙を流すなんて・・・私も年取ったもんだ・・・。

 

姪からの電話で私の眼鏡はくもってしまったが、

日本の空が晴れていてヨカッタ。

 

 

コメント
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