るんるんぴあの♪

ピアノレスナーERIKO。のつれづれ日記
大阪市都島区友渕町のピアノ教室です

大友良英さんと子どもコンサート レポ

2014-02-12 | 演劇・ステージ・映画
行ってきましたよ。
あまちゃんの大友さんが大阪に来られて、
即興コンサートをされるという。
海外や被災地でもされていた様子がテレビ放映もあって
いったいどんなんだろう~と興味津々。
西成区は3年前からの取り組みがされているって、いいなぁ!

写真撮影はいいけど、
ネットアップはお控えくださいのアナウンスがあり、
演奏中の画像がなくてごめんなさい。
このチラシの写真の感じです。




オープニング、
タンバリン4人がリズムを刻みながら舞台へあがり、
後からどんどん楽器が増えてきて、
音がどんどん分厚くなっていく。
これって発表会のオープニングに使えるかも?

西成の子どもたちが舞台にぎっしり並びます。
楽器はジェンベ(ジャンべ?)13台、ドラムス3台。
鍵盤ハーモニカ、アコーディオン、グロッケン、木琴。
チャンゴ、ギター、馬頭琴、ピアノ、サックス、リコーダー。。。。
まぁ何でもありで。

前に立った指揮者の指示にしたがって音を出す。
大きくしたり小さくしたり、
指差されたパートから鳴らしたり。音楽遊びの感じです。
演奏者は指揮者を食いいるように見つめている。
でないと自分が音を出せないもんね。

指揮者がどんどん指差して音が自在に変化していく様子。
あれ?どこかでこれはあったなぁと思ったら
思い出しましたよ。
ハインリッヒ・シュッツ合唱団で柴田南雄のシアターピース。
当間先生がうちわを持って掲げて、その指示にしたがって
どんどんパートごとの声を出していくこと。
あれは声での演奏だったけど、
その楽器版なんだ~となんか懐かしい思いにもなりました。

とにかくこれは演奏している側が格段に楽しいだろうな。
客席で聞いているほうはただのお客さんで
おいていかれるのではないかなという
危惧が無きにしもあらずだったのですが、大丈夫でした!

指揮は大友さん以外にどんどん指名や立候補があって変わっていきます。
客席からの飛び入りもありました。
その人のやり方ひとつで出てくる音がぜんぜん変わります。
何人分も見ていると、
自分の中にある変化がおきました。
自分も一緒になって指揮者の動きから音をイメージして
その音がちゃんと目の前で鳴る。。と言うサイクルができ、
しっかりそこにハマり、
客席の自分もひとつになっている感覚がありました。
指揮の動きと音と気持ちがひとつになって音を出していく。
これは凄い快感でした。

これは面白い!!
うちの楽器たちを総動員して、なんかやってみたらいいかも!
客席の人も一緒に巻き込めたらもっと面白い~~!
非常に刺激になりました。

あと、即興がうまくいくにはテンポ感をキープしていくこと
指揮者の中にそれがあり、演奏者も同じく共有していること。
ただむやみに好き勝手に音を出しているのではない。
テンポ感拍子感、基礎能力は必要だし、
こういうことでも養われると思いました。

終演直後、目の前にあの大友良英さんご本人がいらしたのですが、
テレビやネットで拝見していたとおりの方でした。
囲まれた人垣に分け入る力はなかったです。
エネルギーチャージしていただいてありがとうございました。


ついでにいうと
西成区には区の子どもオーケストラやミュージカルがあるそうですが、
都島にもあればいいのに!と思いましたよ。

一緒に聞きにいった生徒ちゃん。
アコーディオン弾いてみたいって?
教室にありますよ、近々準備しておきますね。