るんるんぴあの♪

ピアノレスナーERIKO。のつれづれ日記
大阪市都島区友渕町のピアノ教室です

聞こえ方が違う

2011-01-24 | レッスン
何を弾いているのかわからないような弾き方って
何を聞いているのか自分でもわかってないんだろうなと思う。
全体的に聞いているというのとまた違う。

今日は大人の方のレッスンで
スケール
カノン
ワルツ
ドビュッシーアラベスク
のメニューでした。

Cコードを鳴らしてドが聞こえるか、ソが聞こえるかということから
ダイアトニックのコードをC Dm Em。。。と順に鳴らして
どう聞こえるかたずねたところ ドレミファソラときてBm♭5だけ「レ」に聞こえる
というなかなか面白いことでした。

ソプラノ耳だとこれがソラシドレミファソと聞こえてしまったりで
私なんかはぼーっと聞くと上ばかり拾って苦しいのですが。
もちろん意識的に聞こうとすれば聞き分けることはできますが
ソプラノの弱点というか習性ですね。

この方はベースを聞く耳になっているのです。
中学時代に吹奏楽をやっておられ、
自分のパートの後ろには
バリサクとかチューバとか低音系が、ぼーぼーとベースパートを吹いていて
その中で自分はメロディの3度下のハモリが多かったとかで。
だからコードを聞くと自然と
ベースを拾うんでしょうね。

それは耳のためにはとてもよかったのでは?
いいなぁ!と思いました。

実験的に曲のある部分を意識的にベースを聞いたり、メロディを聞いたりして
弾きくらべていくと
出てくる音がまるで違ってよくなるんだもの。
ほんとに面白いもんだと思いました。
これって強みだよ!