るんるんぴあの♪

ピアノレスナーERIKO。のつれづれ日記
大阪市都島区友渕町のピアノ教室です

散髪に買い物

2009-12-29 | 介護
お正月前だもの、カットしてスッキリしたいと言う母。
そういえば、久しぶりだったかも。
歩いていくのでかなり覚悟を決めて、いざ出発!

腕を組みゆっくり歩を進める。
同じことを何度も繰り返して話す母。
以前だったら
「また同じこと言ってる」とか
「いっぺん言ったでしょ」とか
いちいちカチンと来て詰問していたけど、
今はすっかり慣れてしまって、同じ会話を繰り替えしても
「ふーん、そうなんや~よかったねぇ」と
相づちをうつのも苦にならなくなった。
今まではすぐ自分の気持ちを挟んで判断して、
いわいるジャッジしてました。
今は「そうか~そんなに思ってるんや~」とか
すとーんと母の気持ちを感じて、
そのまま受け止められるようになって
大変楽になりました。
お陰様で私はかなり気長になりました。

散髪屋さんは年末でかなり混んでいて1時間半待ち。
ではその間に先にお買い物。
食材など一緒に買って、
買い物は久しぶりなのでかなりリフレッシュした模様。
散髪屋で頭もスッキリ整って、
明日友達に会うのも気後れせず逢えます。

母は次のピアノの発表会をとても楽しみにしてくれていて
デイサービスのお友達も誘ってみんなで聴きに行くと
言ってくれている。
毎日のように「いつするの?」と訊くので
「来年の6月か7月ごろだから、まだ何も決まってないよ」
と返事をするのだが、
「へぇそんな頃だったらママはデイに行ってないかもしれない」
とぽろっと言うので、
一瞬よからぬことを連想して暗い気持ちになった。

確かに毎日忙しくて、大変と言えば大変だけど
少しも嫌だとは感じていない。
むしろこういう状態になって、お互いに信頼感が増し、
互いに大切に思い合うことができるようになって良かったと思っている。
身体が元気だった頃にはなかった関係が出来ている。


今 母は薬が手ばなせなくなっているけれど
心身は以前よりも、とても安定している。
日々の中で一つでもシアワセに感じる事柄が多くあって欲しいと願う。
こうならないと親に感謝もできなかった私は
なんと不遜で親不孝な娘だったのかしらと今更のように思う。