沢山の楽譜たち

近しいお知り合いから
「楽譜を差し上げたい」と声を掛けて頂いて
お伺いしてきました。

楽譜の持ち主は在職中は中学校の音楽の先生をされていて、
もうお年で数年前に亡くなられた。
もう年忌も数回終わり、そろそろ本当に片付けたいと思われたときに、
まだまだ山のように残る楽譜を処分されるので
私にもし要るのなら・・と言ってくださった。

声楽を専攻されていたので
たくさんの独唱譜、合唱譜。
何年か前にもピアノの楽譜を頂いたのだが、
今回は声楽の譜面ばかり頂いてきました。
自分がお金を出して求めることはないと思われます。
ベートーベン歌曲、ドビュッシー歌曲、ロシア歌曲。
いったいどんな歌なんでしょう。

子どもさんも奥様も音楽をされて居らず、
「私たちにとってはもうただのゴミなんです」とおっしゃる。
その気持ちもわからんではない。
ダンナがもし先に逝ってしまったとしたら、
後に残ったＰＣ関係の機材、書籍、おもちゃなど
どれだけ価値が分かり、活用できて、残しておけるかなんて
想像するに難くない。
それは私の場合も同じこと。
山のようにある楽譜や楽器類など、
ダンナの持ち物以上にガラクタの山と言われるかもしれない。
だれか使ってくれたら御の字というところか。

今日頂いた楽譜たちが私のところにきて
果たしてフルに活用できるかは分からないけど。。。
せめてその方が音楽を愛した気持ちの一端なりとも
受け継いでいきます。。。と、ご仏前に御礼申し上げた。

たくさんの歌曲集を前にして、考える。
声楽のレッスンでもいけば無駄にならないかな？
もし見たい方があればどうぞおっしゃってくださいね。