本日は中国流、やっつけ仕事をご覧いただきます。
うちのマンションの大家さんは70歳くらいのおじいさんなんですが、最近肺がんが見つかり入院したのであります。
で、手術費用捻出の為に私の部屋を売却するとの事。
なにしろ、中国でガンになる人は最近増えていて、通訳君のおじいさんはすい臓癌で一昨年他界。
さらに母上も乳癌で昨年手術、成功はしたものの、毎月抗がん剤を点滴しなければなりません。
さらにドスコイ嬢の父上も食道癌で治療中。
癌の手術代は10万元~40万元くらいかかる上に、医者に賄賂が必要(でないと手遅れになるまで後回し)、抗癌剤は一回1万元もかかるらしい。
もう間違いなく金持ちしか生き残れません。
大家さんも命には代えられないのでマンションを手放す事にしたようです。
マンションが売れてしまえば私は新しいマンションを捜して、また引っ越しです。
めんどくさ。
でも、このマンション、まだ作ってから5年くらいなのに
エレベ-タ-が不調なのか良く点検されています。
まあ良く点検してくれてた方が安全だと思いたいですが。(まさかの致命的な欠陥のあとずけ対策か?)
なにせ、作りが日本のマンションとは雲泥の差なんですな。
とても築5年の物件には見えません。
この火災報知器も斜めについているし、配線されてるかも怪しい。(笑)
私の部屋のドアなんですが、鍵が鍵穴の中で折れてしまいロック状態に。(笑)
鍵屋さんに取り替えてもらいました。
鍵が折れちゃうなんて、どんだけ材質悪いんだよw。
台所の電球が切れてしまったので外してみると、器具はなんと細いネジ2本で止まってるだけ。
端の方は穴があっても止めてません。
適当なやっつけ工事なのがバレバレ。(笑)
外した電球がこれ。
へんな蛍光灯なのです。
近所の電気屋にはこんな蛍光灯はありませんでした。
商業市場の専門店を数軒さがしてやっと新しいのを見つけました。
こんな手に入りにくい蛍光灯を一般民家に使用するかよ?(笑)
この分だと他の蛍光灯も全部変な形かも知れません。
見てくれは良くても使う側の事をまったく考えていないのが良くわかります。
広い歩道だって車が走ってしまい、すぐボコボコになります。
だいたい車の重量に耐えるようなブロックじゃないのに。
街灯のポ-ルなんですが、蓋がありません。
中には電線が剥きだし。
多分バイクがぶつかって蓋が外れてどこかに行ってしまったんでしょうね。
でも近辺の街頭ポ-ルは全て同じ状態。
つまり蓋はすぐ壊れるような代物だったのがわかります。
雨の日は漏電して、この前でブレイクダンスを踊る人が出るかも。(笑)
道路脇に電気配管を埋めています。
電気の配線を埋めるのにこんな柔らかいビニ-ル菅(塩ビではない、耐久性が悪い粗悪品)を使ってます。
で、この上に土かぶせて、植樹しちゃいました。(笑)
電気配線の分岐ホ-ル。
日本だとセメントの成形品を使うと思いますが、中国ではそんな高価な物は使いません。
中国5000年の歴史ある建材、煉瓦を使うのです。
点検扉を載せて、セメントモルタルで固めて一丁上がりです。(笑)
公共工事なので入札金額は高く落札できて工費も沢山あるんですが、配る賄賂経費が多いので品質が良い物は使えないのです。
どんだけ手を抜いて儲けるか、そこが重要です。(笑)
日本の童話泰策事業に似ています。
これは工事中の地下鉄の入り口なんですが・・・・
どう考えてもやっつけ仕事だろ?(笑)
柱のアンカ-ベ-スが煉瓦で出来た壁に止めた鉄板で支えてるだけ。
普通アンカ-ベ-スってのは基礎の鉄筋に熔接されてるもんだぜ。(笑)
多分、周りに煉瓦を積んで、モルタルで固めて、できばえだけは綺麗に見せるんだと思うがw。
こんな煉瓦の壁に鉄骨の重量がかかって長く持つわけがありませぬ。
てか公共事業でこのやっつけ仕事はねえだろ?
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