D9の響き

Guitarを肴につらつらと・・

Red Priest Live

2007-12-09 12:13:26 | classical
昨日、妻を誘いバロックのコンサートへ出向きました。
場所は西宮にある兵庫県立芸術文化センター小ホールです。
この前出向いた折にもらったチラシが妙に気になりチケットを手にいれたのでした。

ここのホールは大中小と3つあり、この小ホールは150人足らずのキャパで主に演劇用のハコです。
6角形のすり鉢状で、チケットを獲った時点でほとんど完売だったので、かろうじて正面側の後方でした。
それでもステージに近い近い。

ところで、このRed Priest(レッド・プリースト)という連中ですが、最初JudasPriestの曲をバロックアレンジで演ってるのかな?なんて勝手に思い込んでました。
・・が、全然違って(笑)超ノーマル&正統派(?)の古楽器グループだったんですね。
'97年、アントニオ・ヴィヴァルディのニックネームをその名に冠し結成されたグループで、メンバーは4人です。

Piers Adams(recorder)
Julia Bishop(violin)
Angela East(cello)
Howard Beach(harpsichord)


【Ltor:P.Adams,A,East,J.Bishop,H.Beach】

この日の御題は“パイレーツ・オヴ・ザ・バロック”ということで、海賊にまつわる古の曲で構成されたステージでした。
リーダーでリコーダー奏者のピアース・アダムス氏がMCを交えながらショウが進行してゆきます。
彼は10本くらいのリコーダーを次々に持ち替え演奏していましたが、リコーダーのすばらしい音色を改めて認識させてくれる素晴らしい演奏でした。
ジュリア・ビショップ嬢は美形担当?で緩急自在のヴァイオリンをさらっと披露していたのが凄いです。
アンジェラ・イーストおばさん(笑)は重厚なチェロで、時には指弾きやギターまがいのコード弾き、あるいはギターのようにストラップで担いで弾いたり、力技担当でしょうか。(笑)
そしてハープシコードのハワード・ビーチ氏は妙にコミカルで、突然前に出てきてテナーの美声を披露したり、鼻で鍵盤を叩いたり・・でも上手いんですよね。

基本的に彼らは技巧派集団なのでしょうが、エンターテイメントと言う面でコミックバンド的演出を好んで採ってるようです。
食事時や就寝時に最適なバロック・ミュージックは単に聴いてるだけなら忽ち睡魔に襲われてしまうだけなんですが、あんなコミカルなステージであれば観ているだけでワクワクしてきます。
一緒に行った妻も笑い転げていました。

ホールでは彼らのCDも販売されていたので思わず買ってしまったのがこれです。



なんと、本日の御題そのまんまの最新盤で4作め、先行発売とのことでした。
自主レーヴェルからのリリースのようですが、輸入品を扱ってるお店なら他の3枚が手に入るようです。

結局、どうしてこのコンサートに行く気になったのか分りませんが行ってよかったです。
たまには室内楽もいいもんですね。(笑)


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