キリスト者の慰め

無宗教主義の著者が、人生の苦しみに直面し、キリストによって慰めをえる記録

ユダヤ人の王

2007-02-02 00:01:25 | 聖書読解
聖書にも、王が登場する。 実に不思議な王である。王らしくない王である。 彼は飼葉おけで生まれ(ルカ伝2-7)、孤独の内に生まれた(ルカ伝2-16)。 郷里の人々からは敬われず(マルコ伝6-2)、身内の者には「気が狂った」と罵られ(マルコ伝3-21)、 学者には「悪霊につかれている」と嫌悪され(マルコ伝3-22)、国民を惑わす者として訴えられ(マタイ伝23-2)、 議会は「神を汚す者」として叫び(マタイ伝26-25)、弟子にはすべて逃げられ(マタイ伝26-56)、 そのようにして一生を過ごし、最後には神に捨てられたのかと問いながら死んだ(マルコ伝15-34)。 これが、ユダヤ人の王である。 . . . 本文を読む