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『「ランチェスター経営」がわかる本』

2005年09月21日 | Weblog
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489451205X

本日の一冊は、中小企業コンサルタントとして、またランチェスター法則の伝道者として名高い、竹田陽一さんによる新刊です。

ランチェスター経営は、強者・弱者によって異なる効果的な戦い方を説いたもので、経営戦略の基本的な考え方に通じるものです。

とくに、この本で述べられている「弱者の戦略」は、中小企業が継続的な競争優位を確立するために重要な考え方で、うまく行っている中小企業のほとんどは、この考え方に沿ったやり方をしています。

このランチェスター法則が教えてくれるのは、お客占有率が1位の会社が、圧倒的に高い利益率を実現でき、中小企業は局所的にでもナンバーワンを作ることが重要、という点。

では、具体的にどんな商品を主力商品にすればいいのか、営業活動、はどの分野、エリアを中心にすればいいのか。

本書はまさに、この疑問に答えてくれています。

既に著者の本を何冊か読んだことがある、という方にはわかりきった内容ですが、これから戦略を学ぼうとする方には、とてもわかりやすい入門書だと思います。

とくに、いつか起業しようと考えている方は、ぜひ読んでおいた方がいいと思います。
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■ 本日の赤ペンチェック
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◆小さな会社に必要な8つの重要事項
1.商品、または有料のサービス対策 2.営業地域対策
3.業界・客層対策 4.営業対策 5.顧客維持対策
6.組織対策 7.資金対策 8.時間対策

◆営業マンの3大作業
1.移動時間
2.社内業務時間
3.お客との面談・コミュニケーション時間(面談・コミ時間)

◆会社を利益性の高い会社にする方法
「ある特定の地域」にお客を集中して作り、お客占有率で「1位」になること

◆ランチェスター第1法則
攻撃力=兵力数×武器性能(質)
射程距離が短い兵器を使い、次に敵に接近し、さらに1対1の戦いをしたとき

◆ランチェスター第2法則
攻撃力=兵力数(の二乗)×武器性能(質)
射程距離が長い兵器を使用し、次に敵味方が離れた状態で戦ったとき

目標の規模に手段を合わせようとするな。持てる手段の規模に目標を合わせよ
(軍隊で使われる格言)

◆弱者の戦略=小規模1位主義、部分1位主義

◆重点商品を決めるときのポイント
1.賢い将軍はまず戦わずして勝つことを考え、次に勝ちやすきに勝つことを考える(孫子の兵法の教訓)
2.鶏口となるも牛後となるなかれ(『戦国策』の教訓)
3.目標の規模に合わせよ(近代軍事の教訓)

勝ちやすい地域とは、「海・山・川」で分断されて独立性が高く、市場規模が小さな地域

大都市の場合でも、やはり「山、川、鉄道、高速道路、国道、工場、学校」などで地域が分断され、独立性が高くなっているところを重視すべき

集客するときに大事になるのが、「人の行動習慣」を知ること

力を入れるべき商品が決定したら、客層の市場規模、さらに競争相手との力関係を冷静に考えたうえで、どの価格帯を中心にすると強くなれるかを決める必要がある

小さな会社は用途の違う商品を扱うことは避けるべき

情報収集と売り込みを同時にしない

小さな会社はお客に好かれることが一番!
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『「ランチェスター経営」がわかる本』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489451205X
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■目次■
第1章 経営の基本をマスターしよう!
第2章 戦略と戦術はまったく違う!
第3章 小さな会社の戦略を学べ!
第4章 小さな会社が売り込める商品を作れ!
第5章 小さな会社は1位の地域を作れ!
第6章 小さな会社は業界と客層を絞り込め!
第7章 小さな会社は接近戦の営業しかない!
第8章 小さな会社はお客に好かれることが一番!
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1 コメント

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仕事時間=勉強時間 (3,000時間)
2005-09-23 20:37:26
ある人は、特定の分野について一日1時間の勉強を10年続ければその道の大家になれる、と言っています。

1日1時間なら、10年で3,650時間超。

1日3時間なら、3年で3,285時間。

1日9時間なら、1年で3,285時間。



日々の仕事を、毎日真剣勝負で一瞬の気も抜かずにフル回転で望めば、1年でその分野の専門家になれます。

なんだか分かる気がします。

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