http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761265027
本日の一冊は、日本マクドナルドのV字回復を実現した辣腕社長、
原田泳幸さんが、14万人の社員とクルーにブログで伝えた言葉をま
とめたもの。
経営者が書いた本は、とかく一般論や成功原則に陥ってしまいがち
なものですが、本書の場合、もともとが社員向けに書いた文章だけ
に、自社のビジネスや業務プロセスに関する詳細なアドバイスがな
されており、じつに読み応えがあります。
まずは冒頭から繰り出される、「それは売れたのか、それとも売っ
たのか」という言葉。
人間は概して、数字が出ればそれで満足してしまいがちな生き物で
すが、著者はその姿勢を戒め、成功の背景に疑問を持つことを推奨
しています。
また、最低限の基礎づくりをするためのマニュアルの必要性や、土
台をしっかり作りながら戦略を実行していくことの大切さ、そして
ビジネスに大切なマインドの部分まで、じつに幅広く論じています。
個人的に印象に残ったのは、「一円の怖さと、五〇〇〇億円のスケ
ール感を持つ」という言葉。
とくにスケール感というのは、中小企業の経営では失われがちなの
で、じつにいい刺激になりました。
巨大組織を動かしていくために必要な考え方と、現場で求められる
業務プロセス。
本書には、まさにその両方のエッセンスがバランスよく配されています。
経営論としても、自己啓発書としても読める、じつに刺激的な一冊
です。ぜひ読んでみてください。
------------------------------------------------------------
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
------------------------------------------------------------
「それは売れたのか、それとも売ったのか」
ルールというと堅苦しく聞こえるかもしれない。しかし、最低限、
何を守るべきかというルールは、逆に仕事を楽にする
「チケットが売れたとか、マーケットシェアがどうだとか、アーテ
ィストにはいちいち言わない。それよりも彼らがいい仕事をする場
を提供することが大切だ」
◆利益を生み出すビジネスモデル
・マスのコンシューマー・ビジネスモデルに徹底し、限りなく多く
の客数を獲得する
・徹底的にニッチマーケット(特定の顧客セグメント)に焦点を当
て、マーケットを独占する
戦略的シークェンスの順序を間違えない
「えびフィレオとサラダの前にメガマックを出していたら、成功し
ただろうか?」
「一円の怖さと、五〇〇〇億円のスケール感を持つ」
メガマックでは、発売開始日にテレビで告知するのではなく、発売
開始日までに需要を喚起しておくという手法を取りました
「決してお客様をあやつるようなことはしてはいけない」
恒常的な業績アップを目指すには、常にベースラインを上げていく
という発想が大切です。タイム・イズ・マネーをはき違えると、企
業成長の「勢い」まで喪失しかねません。臆せず挑戦する「度胸」
が必要なのです
「消費者は物を買うときに、売り手の言うことは四七%、メディア
の言うことは五三%、他の消費者の言うことは九〇%信じる」
(アメリカのある調査)
「今、どんな商品がほしいですか?」このように、「お客様に新商
品の開発のヒント(ニーズ)を聞いた時点で、すでに経営の姿勢と
ビジネスマンとしてのあり方を誤っている」
一流のなかに自分を置いて、自分とのギャップを知り、そのギャッ
プを縮めようと努力することが大切
約束が一段上の仕事をさせる
------------------------------------------------
『日本マクドナルド社長が送り続けた101の言葉』原田泳幸・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761265027
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◆目次◆
仕事で自分を高める……まえがき
第1章 成果を生み出す非常識な気づき
第2章 利益の出し方は逆から考える
第3章 「成功」は「失敗」のなかにこそある
第4章 自分を高める仕事術
第5章 今日から仕事の達人になるために
人生はマーケティング……あとがき
▼ご協力ありがとうございます▼
bbm@eliesbook.co.jp
↑クリックをお願いします。
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本日の一冊は、日本マクドナルドのV字回復を実現した辣腕社長、
原田泳幸さんが、14万人の社員とクルーにブログで伝えた言葉をま
とめたもの。
経営者が書いた本は、とかく一般論や成功原則に陥ってしまいがち
なものですが、本書の場合、もともとが社員向けに書いた文章だけ
に、自社のビジネスや業務プロセスに関する詳細なアドバイスがな
されており、じつに読み応えがあります。
まずは冒頭から繰り出される、「それは売れたのか、それとも売っ
たのか」という言葉。
人間は概して、数字が出ればそれで満足してしまいがちな生き物で
すが、著者はその姿勢を戒め、成功の背景に疑問を持つことを推奨
しています。
また、最低限の基礎づくりをするためのマニュアルの必要性や、土
台をしっかり作りながら戦略を実行していくことの大切さ、そして
ビジネスに大切なマインドの部分まで、じつに幅広く論じています。
個人的に印象に残ったのは、「一円の怖さと、五〇〇〇億円のスケ
ール感を持つ」という言葉。
とくにスケール感というのは、中小企業の経営では失われがちなの
で、じつにいい刺激になりました。
巨大組織を動かしていくために必要な考え方と、現場で求められる
業務プロセス。
本書には、まさにその両方のエッセンスがバランスよく配されています。
経営論としても、自己啓発書としても読める、じつに刺激的な一冊
です。ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「それは売れたのか、それとも売ったのか」
ルールというと堅苦しく聞こえるかもしれない。しかし、最低限、
何を守るべきかというルールは、逆に仕事を楽にする
「チケットが売れたとか、マーケットシェアがどうだとか、アーテ
ィストにはいちいち言わない。それよりも彼らがいい仕事をする場
を提供することが大切だ」
◆利益を生み出すビジネスモデル
・マスのコンシューマー・ビジネスモデルに徹底し、限りなく多く
の客数を獲得する
・徹底的にニッチマーケット(特定の顧客セグメント)に焦点を当
て、マーケットを独占する
戦略的シークェンスの順序を間違えない
「えびフィレオとサラダの前にメガマックを出していたら、成功し
ただろうか?」
「一円の怖さと、五〇〇〇億円のスケール感を持つ」
メガマックでは、発売開始日にテレビで告知するのではなく、発売
開始日までに需要を喚起しておくという手法を取りました
「決してお客様をあやつるようなことはしてはいけない」
恒常的な業績アップを目指すには、常にベースラインを上げていく
という発想が大切です。タイム・イズ・マネーをはき違えると、企
業成長の「勢い」まで喪失しかねません。臆せず挑戦する「度胸」
が必要なのです
「消費者は物を買うときに、売り手の言うことは四七%、メディア
の言うことは五三%、他の消費者の言うことは九〇%信じる」
(アメリカのある調査)
「今、どんな商品がほしいですか?」このように、「お客様に新商
品の開発のヒント(ニーズ)を聞いた時点で、すでに経営の姿勢と
ビジネスマンとしてのあり方を誤っている」
一流のなかに自分を置いて、自分とのギャップを知り、そのギャッ
プを縮めようと努力することが大切
約束が一段上の仕事をさせる
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『日本マクドナルド社長が送り続けた101の言葉』原田泳幸・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761265027
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◆目次◆
仕事で自分を高める……まえがき
第1章 成果を生み出す非常識な気づき
第2章 利益の出し方は逆から考える
第3章 「成功」は「失敗」のなかにこそある
第4章 自分を高める仕事術
第5章 今日から仕事の達人になるために
人生はマーケティング……あとがき
▼ご協力ありがとうございます▼
bbm@eliesbook.co.jp
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