ビジネス書の厳選情報を毎日お届け 「ビジネスブックマラソン」 バックナンバーズ

アマゾン元バイヤー、土井英司による厳選ビジネス書評メルマガ。ベストセラー分析と本当に読むべき珠玉の一冊を提供しています。

『サニーサイドアップの仕事術』

2005年01月31日 | Weblog
http://tinyurl.com/4zlh9

本日の一冊は、中田英寿や北島康介、杉山愛、乙武洋匡などをマネジメントしている、謎の実力派PR会社、サニーサイドアップについて、初めて本格的に扱った本です。

土井も雑誌をやっていた時などに、縁がありましたが、以前からおもしろい会社だと思って注目していました。

サニーサイドアップが、ものすごいノウハウや人脈、スピリッツを持っているのは間違いないのですが、問題は、そこを本で明かしているかどうか。

その辺厳しくチェックしながら、さっそく見て行きましょう。
---------------------------
■ 本日の赤ペンチェック 
---------------------------
企業相手のPR事業で養ったメディア対応能力を武器に、クライアントの潜在能力に注目して、まだ本人でさえ自覚していない隠れた魅力を発掘し、その魅力をPRの手法でメディアにニュースにしてもらい、クライアントのイメージを「ブランド化」し、より付加価値のある存在に育てる

「PR」の技術は、モノやサービスが余った現在の日本市場で企業や個人が自らの「ブランド戦略」を確立するうえで不可欠なもの

「ニュースをつくる仕事を自負する私たちにとって、PR活動は、単に情報をリリースし、メディアコンタクトを繰り返すことを意味しません。『メディアが報道する価値を認めてはじめて”情報”は”ニュース”となる』そんな言葉を原点に、ニュース素材をいかに演出するかを出発点とします」(SSUのホームページより)

「初めて」「意外性」はPRにおいて重要なファクターである

SSUでは、独自の基準で契約するクライアントを選定している(中略)専門分野で才能をまさにこれから開花させようとしているアスリートと契約するケースが多い

マネジメントビジネスは完全な手作りの仕事でなければならない

CM企画を考えるときに、そのCMがどんな反響をマーケットに与えるだろうか、というところから発想するアプローチ

クライアントのブランド価値を「管理」することではなく「経営」すること

PRとマネジメントの技術をうまく活用できれば、「いない人間」をPRし、その価値をブランド化し、金銭化することは十分に可能

企画力というのは、クライアントをどのようなブランドイメージで売り込み、メディアなどに展開するのかまずきっちり決めていく技術のことである

大きなリスクをとるからこそ、大きな話題を呼び、最高のニュースが生まれる
----------------------------------------
さまざまな才能たちが露出し、話題となっていく様は、とてもエキサイティングなものであり、読み物としては楽しいですが、現象面や過程だけでなく、もっと深い仕掛けや成功の要因にまで突っ込んでいただければ、なお良かったと思います。

ただ、黒子であるサニーサイドアップをはじめて取り上げたという功績、そしてさまざまなケースのなかにヒントが散りばめられていることを考えれば、決して悪くはないと思います。

というわけで、本日の一冊は、

『サニーサイドアップの仕事術』
http://tinyurl.com/4zlh9

です。PRに興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

■目次■
第1章 サニーサイドアップの原点、「PR」という仕事
第2章 個人の才能をブランドにする! SSU流マネジメントビジネス
第3章 プロジェクト! 中田英寿ビジネス
第4章 個人から企業へ――「東ハト」ブランドをPRの力で再生する
第5章 PR手法が企業とヒトのブランド戦略の要となる
━━━━━━━━━━━━━━━━
■ご意見、お問い合わせは、
eliesbook@yahoo.co.jp
■マガジン登録、変更、解除
http://eliesbook.co.jp/bbm/
━━━━━━━━━━━━━━━━

『ネットコミュニケーション&ライティングの技術』

2005年01月30日 | Weblog
http://tinyurl.com/5nfag

本日の一冊は、『購買心理をそそるネット販売心理学』の著者、藤田幸江さんと、「物書き屋」代表の平野栄さんが、購買心理をそそる書き方の技術を解説した一冊です。

※参考:『購買心理をそそるネット販売心理学』
http://tinyurl.com/58ssw

初心者からは、「わかりやすい」と絶賛される一方、ネット販売のプロからは、「食い足りない」という評価のあった前作ですが、今回は文章のプロが加わって、また違ったテイストになっています。

具体的にどんな内容に仕上がったのか、さっそくチェックしてみましょう。
---------------------------
■ 本日の赤ペンチェック 
---------------------------
効果をあげるテクニックといわれているものが、読み手に悪いイメージを増幅させる原因にもなっているという状況に気づいてもらいたい

◆開封優先度が高いメルマガの条件
1.誰が発行しているものなのか…63%
2.誰かはわからないが件名に関心を持った…26%
3.受信したものはすべて開封している…11%

「秘」という言葉は、人の関心を呼び起こしやすい

人は入ってきた情報をこれまでの知識と調整し、組み合わせ、同化させることができないと、「心理的に不協和の状態」になります。この宙吊り状態を解決するために、新しい情報を脳が欲する

人間は、他人の苦労話を知りたがります。自分の似たような困難な経験を重ねたり、共感したりすると、親近感を覚えます。そして、好意を持つようになるのです。

◆画面上の文章の原則
1.視覚情報は、色、形が早く認識される
2.ネット上の情報はスキャンされている
3.文章は短めに箇条書きを使用する

◆検索エンジンで検索される際のキーワード数
1.2語 30.09%
2.3語 26.83%
3.1語 16.60%

◆Webにおけるライティングの原則
・概要や結論を最初に持ってくる
・箇条書きを使う
・1文1文を短くする
・区切りを入れる

一くくりのブロックの中で、言いたい事を「相手にわかるように」簡潔にまとめて書くことが、ネットで生きる最大の文章表現
---------------------------------
ほかにも、ネット販売に応用できる心理学理論や、販促に使える各種ツールなど、ヒントがたくさん盛り込まれています。

というわけで、本日の一冊は、

『ネットコミュニケーション&ライティングの技術』
http://tinyurl.com/5nfag

です。前作と比べると、ぐんと実践的になったような気がします。ネットマーケティングに携わる人にはヒントとなる一冊です。

■目次■
第1章 ネット見出し付けの心得
第2章 伝える力をパワーアップ
第3章 売上アップ文章術とルール違反
第4章 Webライティングとキーワード
第5章 ネットで生きる文章表現法とは
第6章 Webサイトで見せる効果的文章作成術
第7章 メルマガで見せる効果的文章作成術
第8章 「販売力アップ!」ネットコミュニティを構築する文章構成とは!
━━━━━━━━━━━━━━━━
■ご意見、お問い合わせは、
eliesbook@yahoo.co.jp
■マガジン登録、変更、解除
http://eliesbook.co.jp/bbm/
━━━━━━━━━━━━━━━━

『キキダスマーケティング』

2005年01月29日 | Weblog
http://tinyurl.com/5wpkj

本日の一冊は、天才プランナーやコピーライターの力を借りずに、売り上げが伸ばせる、販売促進のヒントについて述べた一冊です。

「キキダス」という言葉は、「訊き出す」「効き出す」「危機脱す」の3つをかけた言葉で、決してありがちな「グループインタビュー」のことではありません。

本書ではむしろ「グループインタビュー」や「マーケティングリサーチ」の有効性を否定しており、それよりも一人の人の意見や気持ちをありのままにとらえ、深く掘り下げていくことを重視しています。

基本的に店舗をベースとした事例が多いのですが、ネット販売でも参考になる具体的な事例がいくつか盛り込まれています。

具体的にどんな内容なのか、さっそく見て行きましょう。
--------------------------
■ 本日の赤ペンチェック 
--------------------------
お客さんは店で、売場で、買うものを決めてるんです。最近のデータでも「86.5%」の人が売場で買う商品を決めた!という調査結果があります。

お客さんの不満を、リアルなコトバで訊き出し、その気持ちを具体的に「効き出す企画」に変換して実行する。

◆実際に効いた例
・「揚げ物抜きました!」ってコーナーをつくった
・”元気な朝を応援する!”ってコーナーをつくって、サラダだけじゃなく、ヨーグルトとか、豆乳ドリンクとか「自分の目線で選んだ」朝に良い商品のコーナーをつくった。
・必ず「コーチン」と「普通の鶏の味・食感」を比較してもらえるようにした。
・「売れてます! 残りわずか! 次回入荷は未定です!」っていうPOPを貼った

「人のコトバを聞き逃さないこと」そして、そのコトバをキッカケにして「人の気持ちを掘り下げていく」こと、何よりそれが肝心

「真に価値ある情報」は「かたまり」なんかじゃなく、「生」の形でポツンと「そこにある」ものなんです。絶対に「加工」してはいけないものなんです。

重要なのは、「属性」ではなく、「価値観」から発想すること。

アコムという会社の「むじんくん」は性別・年齢別・収入別といったターゲットを設定していません。属性ではなく「今の銀行のシステムに不満」で「銀行に相手にされにくい人」っていう「銀行キライ!」っていう価値観の人たち全員に語りかけた。

「リアルな人の気持ち」をコトバとして発見し、そのコトバを核にして「ココロ・気持ちが動いた瞬間」を擬似的につくりだしていく

商品を手にとってもらって、最終的に「レジ」にお金が入って、初めて「お買上げ」っていうことになるのに、そこまでのプロセスを考えていないお店や売場が多すぎる。

◆効き出す企画術の5つの手法 ※具体的内容は本書でご確認ください
1.切り返し法
2.敷衍(ふえん)法
3.切り取り法
4.連結法
5.逆説法

----------------------------------------
店舗とネット販売、両方に携わった身としては、まったく同感です。企業規模によって主張は違うかもしれませんが、中小企業で、小売に携わる方であれば、きっとヒントが見つかるはずです。

というわけで、本日の一冊は、

『キキダスマーケティング』
http://tinyurl.com/5wpkj

です。豊富な事例から、ぜひヒントをつかんでみてください。

■目次■
第1章 ようこそ! キキダス・ワールドへ!
第2章 キキダス・マーケティングはなぜ誰でもできるのか?
第3章 あなたを3日で成功へと導く「訊き出し方」実践講座
第4章 訊き出す徹底講座
第5章 1人の気持ちの向こうにマーケットが見える! 
    キキダス・マーケティング活用術!
━━━━━━━━━━━━━━━━
■ご意見、お問い合わせは、
eliesbook@yahoo.co.jp
■マガジン登録、変更、解除
http://eliesbook.co.jp/bbm/
━━━━━━━━━━━━━━━━

『だから部下は言われたことをやらない』

2005年01月28日 | Weblog
http://tinyurl.com/6qx23

本日の一冊は、約2万5千人のマネジャーへのアンケートをもとにまとめられた、「部下が仕事をしない16の理由」そしてその理由を排除するためのマネジメント・テクニック集です。

著者は、コロンビア大学大学院の客員教授として、また経営コンサルタントとして活躍中のF・フォーニーズ。

著者のネームバリューはともかく、計20年にわたる研究成果を知る、という意味では貴重な一冊です。

具体的にどんな内容なのか、さっそく見て行きましょう。
--------------------------
■ 本日の赤ペンチェック 
--------------------------
◆部下が仕事をしない16の理由

1.自分の仕事が何なのか、わかっていない
=いつ始めるか、いつまでに終えればいいか、どのような結果を求められているか、ミスはゼロにしなければいけないのか…

2.なぜその仕事をやらなければいけないのか、わからない
=仕事の出来不出来によって会社・個人に生じる利益と損失

3.仕事のやり方がわからない
=話したり実演したりするのでは充分ではない

4.仕事の優先順位を間違えている
=上司が重要だと思っていることとの乖離

5.上司のやり方ではうまくいかないと思っている

6.自分のやり方のほうがよいと思っている

7.自分では「よくやっている」と思っている

8.仕事をしてもほめてもらえない
=給料は人の生産性に影響を与えるような報奨とは言えない

9.仕事をしない人間がいい思いをしている
=難しい仕事ができない部下には簡単な仕事が与えられる、など

10.やるべきことをやっているのに罰を受ける
=適切な行動の後で罰が与えられているのは×

11.やるべきことをやらなくても罰を受けない

12.悪い結果を予想してしまう

13.自分ではどうにもできない障害がある
前の過程が終わらない、材料の質が悪い、指示が矛盾している、など

14.個人的な限界がある

15.私生活に問題を抱えている

16.誰にとっても不可能な仕事が与えられている
---------------------------------------
薄い本で、あまり書くと全部書いてしまうことになるので、この辺にしておきます。具体的な会話例や解決策が示されており、なかなか実践的な本です。

というわけで、本日の一冊は、

『だから部下は言われたことをやらない』
http://tinyurl.com/6qx23

です。読めば、上司と部下の深~い溝を知ることになるでしょう。

■目次■
はじめに
第1章 「何にも教えてくれないんだから…」
第2章 「だって、僕のやり方のほうがいいんだから…」
第3章 「やってもやらなくても、どうせ同じなんだから…」
第4章 「いつも無理なことを言うんだから…」
付録1 問題が起こる前の予防策
付録2 上司の役割に関するQ&A
━━━━━━━━━━━━━━━━
■ご意見、お問い合わせは、
eliesbook@yahoo.co.jp
■マガジン登録、変更、解除
http://eliesbook.co.jp/bbm/
━━━━━━━━━━━━━━━━

『仕事の流儀~28人の達人たちに訊く』

2005年01月27日 | Weblog
http://tinyurl.com/6qqpz

本日の一冊は、『架空取引』などの経済小説で知られる高任和夫さんが、ヤマト福祉財団理事長の小倉昌男さんや、日本文学者のドナルド・キーンさん、音楽家の小椋佳さん、漫画家の水木しげるさんといった、計28名の「達人」にインタビューし、その仕事哲学を探ったインタビュー集です。

※参考:『架空取引』
http://tinyurl.com/4czs7

登場する「達人」たちがかなり豪華な面々なので、思わず手にとってしまいました。

いったいどんな教えが書かれているのか。さっそくチェックしてみましょう。
-----------------------------
■ 本日の赤ペンチェック 
-----------------------------
「結局、仕事をやることが人生の生きがいなんですよ。人は働くことによって、社会につながっている。仕事には必ず相手がいて、相手を喜ばすということが目的になっていく。それによって、自分の喜びも増えてくるわけだよね」(小倉昌男)

「ちゃんとやってればね、世の中の見る人は見てるんですよ。いなくなると、あの男じゃないとダメだというふうに思い出してくれるんだね。マイペースで自分だけの世界をきっちり持っていて、仕事とかの能力をちゃんと身に付けていれば、どんな時代でも同じだと思いますけどね」(城山三郎)

「これからさらに苦しい時代になるのでしょうけども、組織を離れた、まったくの個人としての、無限みたいな世界から思考を始めなければ、しょうがないと思いますよ。でも、人間として本来のありように立ち返るんじゃないですかね」(小椋佳)

「人がやったことがないというのは、くだらないのが大部分です。でも、人がやったことはないけれども、これは面白いことなんだっていうのがうまく見つかればいい」(小柴昌俊)

「若い時に一生懸命働いていれば、ちゃんと貯金みたいになって保護してくれます。何もないところからは生まれないようですね」(水木しげる)

「一番重要なのは意志じゃなくて、意地なんです、意地。人間っていうのは、意地は張れるんだけど、強い意志を持てなんて言ったってね、そんな抽象的なものを持てるはずがない」(なだいなだ)

「動機不純なことをしてはいけないということですわ。金もうけしようと思って金を狙ったら、これは大変なことになりますね。もうけるということの本当の目的は人が幸福になるための手段ですわな。でも、それ自体が目的になっとるから世の中おかしくなるんです。それから技術は動機が悪かったら殺人の技術になります。忍術と同じですわ。金と技術だけは気をつけないといけません」(佐々木正)
----------------------------------
多くの「達人」たちの人生や哲学に触れられるのは楽しいのですが、インタビュー内容は正直、食い足りない印象です。インタビュワーの力量の問題でしょうか。

というわけで、本日の一冊は、

『仕事の流儀~28人の達人たちに訊く』
http://tinyurl.com/6qqpz

です。以下に列挙した「達人」たちに興味のある方は、読んでみてはいかがでしょうか。

■目次■
ヤマト福祉財団理事長 小倉昌男
資生堂名誉会長 福原義春
「Zカー」の生みの親 片山 豊
アナウンサー・司会者 山川静夫
作家 城山三郎
さわやか福祉財団理事長 堀田 力
日本文学者 ドナルド・キーン
音楽家 小椋 佳
映画監督・シナリオライター 新藤兼人
物理学者 小柴昌俊
霊長類・人類学者 河合雅雄
ソニー名誉会長 大賀典雄
漫画家 水木しげる
俳優・歌手 宮城まり子
冒険家・スキーヤー 三浦雄一郎
囲碁棋士 藤沢秀行
作家・ナチュラリスト C・W・ニコル
岩手県立大学学長 西澤潤一
精神科医・作家 なだいなだ
僧侶・教育者 無着成恭
歌手 田端義夫
宇宙飛行士 毛利衛
漫画家 やなせたかし
俳優 小沢昭一
気象キャスター 倉嶋 厚
研究者・前シャープ顧問 佐々木正
オパール・ネットワーク代表 佐橋慶女
俳優 仲代達矢
━━━━━━━━━━━━━━━━
■ご意見、お問い合わせは、
eliesbook@yahoo.co.jp
■マガジン登録、変更、解除
http://eliesbook.co.jp/bbm/
━━━━━━━━━━━━━━━━

『NYPD No.1ネゴシエーター最強の交渉術』

2005年01月26日 | Weblog
http://tinyurl.com/6m7oa

本日の一冊は、元ニューヨーク市警のNo.1ネゴシエーター、ドミニク・J・ミシーノによる、交渉術の本です。

ニューヨーク市警在籍中に、人質の解放や自殺志願者説得、ハイジャック事件の解決など、さまざまな交渉に携わり、華々しい成功を収めた著者ですが、現在はフォーチュン500企業の「交渉コンサルタント」として、セミナー活動などを行っているようです。

本書では、その著者が、ニューヨーク市警在籍中のスリリングなエピソードを交えつつ、交渉の鉄則について語ってくれます。

著者が現場で培った交渉術が、ビジネスでも役立つのかどうか。さっそく内容のポイントを見て行きましょう。
-------------------------
■ 本日の赤ペンチェック 
-------------------------
うまく交渉を成し遂げようと思えば、力ずくの勝負は無用だ。力に訴えるのは多くの場合、単にメンツをつぶさぬよう、交渉をあきらめたことを隠す方法にすぎない。

人質交渉役を補佐するSWATのような「後ろ盾」は必ず用意しておくべきだ。すなわち日常やビジネスの交渉における実行可能な代案だ。

◆「交渉」「記録」「決定」3つの役割が交渉の結果を決める
1.交渉役は決定を下さない
2.決定を下す者は交渉を行なわない
3.他の仕事に首を突っ込まない
※1人でも、3つの役割を常に忘れない

◆役割分担を防ぐために相手が取り得る戦術
1.自尊心に訴えるやり方
2.期限の設定

新聞記者から聞くところによると、取材を行なう場所は、新聞社よりも本人の自宅が好ましいそうだ。慣れた環境は人の気持ちを楽にし、警戒心を緩める→くつろいだ環境で人はより理性的になる。

◆どんな交渉にも共通する形
信頼関係を築き、情報を集め、交渉に臨む

◆交渉の基本原則
「うそをつかない」「約束をしたら必ず守る」
「尋ねない限り、答えは出てこない」

◆「話を聞かせてくれ」は、あらゆる交渉で最も使える言葉だ

会話を進めるもう1つのテクニックは、ちょっと話を中断してみることだ。新聞記者や警察の捜査員たちは、大半の人間は会話が長く途切れたり、沈黙が続いたりするのを嫌がる、と教え込まれる。

私は人質交渉で、簡単だが効果的な質問をして信頼を築く。「あなたは私に誠実であって欲しいか?」というものだ。この答えが最初のイエスとなり、交渉に必要な信頼関係を築くきっかけとなる。

◆交渉役が譲歩できないポイント
・人質犯には銃を渡さない
・人質の数を増やさない
・刑務所あるいは拘置所にいる者の釈放を認めない

◆交渉において重要な教え
・尋ねない限り、答えはわからない
・戦術には柔軟に、目標には頑なに
・自尊心に囚われれば失敗する
・「ノー」という選択があれば、強い立場をキープできる
-------------------------------------------
最初は装丁を見て、読むのを止めようと思っていたのですが、この本、おもしろいです。人間の感情にまで踏み込んだノウハウは、さすがNo.1の交渉人、といったところです。

というわけで、本日の一冊は、

『NYPD No.1ネゴシエーター最強の交渉術』
http://tinyurl.com/6m7oa

です。さらりと読めてためになる、なかなかいい本だと思います。

■目次■
Introduction 人生は交渉がすべて
Chapter 1 言葉こそ、銃に勝る最強の武器である
Chapter 2 最も単純で最も大切なルール
Chapter 3 犯人には銃を与えない
Chapter 4 あらゆる交渉に通じる3つの局面
Chapter 5 銃よりも口、口よりも耳を使え
Chapter 6 最初のイエスは、こうつかめ
Chapter 7 「要求」と「期限」は使い方しだい
Chapter 8 キープ・クール
Chapter 9 欲しいモノを手にするための切札
Chapter 10 カモにはされるな!
━━━━━━━━━━━━━━━━
■ご意見、お問い合わせは、
eliesbook@yahoo.co.jp
■マガジン登録、変更、解除
http://eliesbook.co.jp/bbm/
━━━━━━━━━━━━━━━━

『マーケティング10の大罪』

2005年01月25日 | Weblog
http://tinyurl.com/3uwfl

本日の一冊は、マーケティングに携わる人なら、とりあえず買わなくてはいけない(笑)、フィリップ・コトラー教授の新刊です。

タイトルにある「10の大罪」とは、現在、マーケティングが直面しているさまざまな問題を引き起こしている要因のこと。

この10の要因をそれぞれ深く掘り下げ、解決策を示しているのが、本書、『マーケティング10の大罪』です。

具体的にどんな要因が挙げられているのか、さっそく見て行きましょう。
----------------------------------------
■ 本日の赤ペンチェック 
----------------------------------------
◆マーケティングの10の大罪
1.市場の定義が不明確で顧客主導になっていない
2.ターゲット顧客を十分理解していない
3.競合に対する認識が不足している
4.利害関係者との関係を適切に管理できていない
5.新たな機会を見出せない
6.マーケティング計画およびその策定プロセスに問題がある
7.製品やサービスを十分に絞り込めていない
8.ブランド構築力やコミュニケーション能力が低い
9.マーケティングを効果的・効率的に推進できる組織になっていない
10.テクノロジーを活用しきれていない

デモグラフィックスによって市場を細分化しても(たとえば、三〇歳から五〇歳までの男性)、セグメントを構成する個々人のニーズ、選考、価値観などは多種多様

他業界から転職してきたセールス・パーソンは、その業界のことを熟知しているばかりでなく、人的ネットワークを築いている場合も多い。いずれも、システムを販売するにあたって大きな武器となる

パートナーを大切に扱う企業には優秀な人材が集まり、一流のサプライヤーや流通業者が取引を求めてくるだろう。こうした人々がチームとして一致団結して動けば、競合他社を上回る業績を達成できるに違いない

優れたアイデアの多くは、市場環境の変化に着目する中から生まれてくる。市場環境を構成する主な要素としては、政治、経済、社会、技術、環境などがある

新製品を成功させたいのであれば、バーティカル・マーケティングとラテラル・マーケティングの両方の手法をマスターする必要がある

マーケティング担当マネジャーに弾力性予算を組ませる
(ストレッチ目標よりも効果が高いと思われる)

ブランドそのものの価値を見積もるのではなく、ブランド・エクイティと相関関係にある指標を選び、その値をモニターしたほうが効果的(ティム・アンブラー教授)

ブランド・マネジャーは広告会社に、穏当な作品から野心的な作品まで、三つのキャンペーン案を出させるのがよいだろう。また、一社に頼らず複数の広告会社を競わせたほうが、優れたキャンペーン案が生まれやすくなる

とりたててどうということもない出来事に、ドラマ性や娯楽性を付与すること、これが経験マーケティングの目的である

マーケティング関連の定型的な意思決定は、人間が行うよりもソフトウェアに任せたほうが効果的
---------------------------------------------
ベストセラーとなった前作『コトラーのマーケティング・コンセプト』同様、コトラー教授の本としては、かなり読みやすい部類に入ると思います。コトラーの主張のエッセンスを知りたい方にはおすすめの一冊です。

※参考:『コトラーのマーケティング・コンセプト』
http://tinyurl.com/3r44s

というわけで、本日の一冊は、

『マーケティング10の大罪』
http://tinyurl.com/3uwfl

です。200ページちょっとの薄い本で、非常に読みやすくまとめられています。

■目次■
イントロダクション マーケティングの現状
第1章 市場の定義が不明確で顧客主導になっていない
第2章 ターゲット顧客を十分理解していない
第3章 競合に対する認識が不足している
第4章 利害関係者との関係を適切に管理できていない
第5章 新たな機会を見出せない
第6章 マーケティング計画策定プロセスに問題がある
第7章 製品やサービスを十分に絞り込めていない
第8章 ブランド構築力やコミュニケーション能力が低い
第9章 マーケティングを効果的・効率的に推進できる組織になっていない
第10章 テクノロジーを活用しきれていない
エピローグ 効果的なマーケティングのための十戒
━━━━━━━━━━━━━━━━
■ご意見、お問い合わせは、
eliesbook@yahoo.co.jp
■マガジン登録、変更、解除
http://eliesbook.co.jp/bbm/
━━━━━━━━━━━━━━━━

『いま、現実をつかまえろ!』

2005年01月24日 | Weblog
http://tinyurl.com/3nyr3

本日の一冊は、ベストセラー『経営は「実行」』のラリー・ボシディ、ラム・チャランによる、注目の最新刊です。

参考:『経営は「実行」』
http://tinyurl.com/6bjf6

ボシディは、かつてGEでジャック・ウェルチの右腕を務め、その後、アライド・シグナルとハネウエルの歴史的合併を成し遂げた、伝説の経営者。ラム・チャランは、ハーバード・ビジネススクールの元教授です。

実務家と学者の共著により、前著同様、理論と実践のバランスが取れた一冊に仕上がっています。

そして今回のメッセージは、タイトルにもある「現実をつかまえろ!」。

現実を正しく認識せずにウォルマートにしてやられたKマートや、ガースナーが再生に着手する前のIBMなど、豊富な失敗例・成功例をもとに、主張を展開しています。

視野狭窄や現実逃避の罠に陥りがちな経営者にとっては、現実を見つめることの重要性と、現実を正しく把握するための考え方や手法を説いた、見逃せない一冊です。

では、さっそく今日のポイントを見て行きましょう。
-------------------------
■ 本日の赤ペンチェック 
-------------------------
ビジネスに携わる人々はみずからを現実主義者だと思いたがるが、実際には希望的観測をしたり、現実を否定したりするなど、現実逃避の姿勢が企業文化に深く根づいている。

◆現実を直視できない要因
1.篩(ふるい)にかけられた情報
2.情報の選り好み
3.希望的観測
4.恐れ
5.過剰な思い入れ
6.資本市場の現実離れした期待

現実直視の組織をつくるには、開かれた心、たゆまぬ好奇心、複雑なものを整理する能力、他人を説得する能力、そしてこれらすべてを結びつける能力、心の内なる強さ――勇気が必要だ。こうした資質がなければ、リーダーとはいえない。べつの職を探したほうがいい。

事業計画では、最初に戦略を示すのが一般的だ。これまで数多くの戦略を見てきたが、多くは詳細で複雑で大量のデータが盛り込まれている。ところが、外部環境や、その環境下での財務目標の妥当性、目標達成に必要な組織の能力について、おなじくらい詳細に分析したものはめったに目にすることができない。

◆ビジネスモデルの三要素=「外部の現実」「財務上の目標」「社内活動」

◆外部の現実を評価する際の4つの視点
1.幅広い事業環境
2.業界全体と各企業の業績の推移
3.自社の顧客基盤
4.根本原因の分析

いかにカネを稼ぐかを本能的に判断する基礎にある基本的な方法がいわゆるビジネス感覚だと主張したい。ビジネス感覚とは、ビジネスモデルを構成する三つの要素のあいだで本能的にトレードオフを繰り返し、それらを具体的な行動に結びつけ、顧客、株主、従業員のために価値を生み出すことだ。

市場への新規参入者、新技術、規制当局の動向など、大きな変化になりうるものを早期に知らせる兆候を把握しなければならない。重要なのは、ばらばらのデータや出来事からパターンを読み取り、長期的なトレンドを一時的な熱狂や流行と区別する能力だ。

顧客の欲求やニーズをこれまでより正確に把握し、顧客がどれだけ支払うかを理解し、そこからさかのぼって考える。そうしてはじめて、実情に合った市場のセグメント化ができ、顧客が好む要因の組み合わせを決め、顧客が違いを実感できるようになる。

変化への対応力が大きい企業ほど、ビジネスモデルを調整できる余地が大きいといえる。リーダーであれば、ビジネスモデルが実行可能であることを確認しなければならないが、それで終わりではない。自社の変化への対応力を高めなければならない。組織に柔軟性をもたせ、つねに変化に対応できる体制づくりの必要性が高まっている。

◆リーダーがイニシアチブを主導する際の要件
1.イニシアチブの本質を身につける
2.時間とエネルギーを注ぐ
3.導入にあたって適切な人材を選ぶ
4.勇気をもつ
-----------------------------------------
事例が豊富で、アメリカのここ数十年の経営環境やトレンド、代表的経営者の名前に触れているため、資料としても価値があります。

というわけで、本日の一冊は、

『いま、現実をつかまえろ!』
http://tinyurl.com/3nyr3

です。経営者、マネジャーの意識を高めてくれる、そんな一冊です。

■目次■
はじめに 過去との決別
第I部 なぜビジネスは計画どおりにいかないのか
第II部 いかにして現実に立ち向かうか
第III部 何を変え、何を変えてはいけないか
第IV部 変化にいかに備えるか
おわりに ジェインへの手紙

━━━━━━━━━━━━━━━━
■ご意見、お問い合わせは、
eliesbook@yahoo.co.jp
■マガジン登録、変更、解除
http://eliesbook.co.jp/bbm/
━━━━━━━━━━━━━━━━

『図解スピード・ノート』

2005年01月23日 | Weblog
http://tinyurl.com/4o7k2

本日の一冊は、『一瞬でキャッシュを生む!価格戦略プロジェクト』の著者、主藤孝司と、一万人以上の起業家を擁する起業家大学が、ビジネスを加速するためのテクニックをまとめた注目の最新刊です。

※参考:『一瞬でキャッシュを生む!価格戦略プロジェクト』
http://tinyurl.com/599fo

図解形式のムックのため、要点がズバリわかるようにまとめられています。

成功者たちが実際に使っているというテクニックや考え方のなかから、気になったものをいくつかピックアップしてみましょう。
--------------------------
■ 本日の赤ペンチェック 
--------------------------
◆成功者たちは、たとえ金銭的に苦しいときでも躊躇なくタクシーを使う(時間を買う発想)

◆成功者は「理不尽」をパワーに変える

◆経営がうまくいっている会社は、見事に一定のサイクルでメイン商品が切り替わっている

◆仕事ができるヤツほど「電話に出ない」

◆机が片付いているのは「整理」がうまいのではない。「捨てる」のがうまいのだ!

◆社外営業より社内営業=できるスーパービジネスマンの成功方程式

◆タウンページの活用
・ビジネスチャンスが見つかる
・起業前に業界情報や人脈を得て参入できる
・価格を明示する広告で成功をおさめる
・「新しくできる職業分類」「廃止される職業分類」で機会を発見

◆本当に参考にすべきは「目立つ広告」よりも「ずっと変わっていない」広告である!!

◆広告の4つのパターン
・安売り型=広告に頼り続けなければならない体質
・自己満足型=イメージ先行で、直接的な商品売上は期待できない
・デパート型=一広告一商品の原則を守っていない
・自己ポリシー型=価格で勝負しないため、安定的な売上を確保

◆100かゼロであるようなこだわりでないと、消費者には伝わらない

◆クレーム対応を制する第一声
 =ご面倒をおかけして申し訳ございません
---------------------------------------
スケールの大きなビジネスの話と、オークションなどの小金儲けの話が混在していてコンセプトがわかりにくいですが、ビジネスに役立つ「視点」が得られるという意味では悪くないと思います。

というわけで、本日の一冊は、

『図解スピード・ノート』
http://tinyurl.com/4o7k2

です。仕事のやり方を見直したいと思っている方には、良いヒントとなるかもしれません。

■目次■
第1部 スピード成功への「マインドセット」
第2部 「仕事の常識」を180度転換しろ!
第3部 斬新なアイデアを次々生み出す人のテクを盗め!
第4部 人の半分の時間で10倍稼ぐ人の「スピード賭け術」
第5部 成功者だけが知っている「メールの作法」
第6部 忙しそうなのに、なぜかゆとりのある人の「スピード生活術」
━━━━━━━━━━━━━━━━
■ご意見、お問い合わせは、
eliesbook@yahoo.co.jp
■マガジン登録、変更、解除
http://eliesbook.co.jp/bbm/
━━━━━━━━━━━━━━━━

『よくわかる!ソーシャル・ネットワーキング』

2005年01月22日 | Weblog
http://tinyurl.com/3m76j

本日の一冊は、メルマガ、ブログに続く潮流と見られている、「ソーシャル・ネットワーキング」の初の本格解説書です。

300ページを超える厚さですが、図やイラストを多用しているため、見た目ほどボリュームはなく、極めて読みやすい内容です。

この本、じつは読んでみたところ、意外に「当たり」です。装丁やタイトルから、最初は単に現在のソーシャル・ネットワークサービスを解説した本だと思っていたのですが、じつはネットワーク理論の基本からネットでの社交場で働く心理学などについても触れられており、読み物としても楽しめます。

特に、有名な「六次の隔たり論」や「弱い絆の強さ論」、「一人勝ちの理論」、「ハブやコネクターの理論」などは、今後のネット社会や個人のブランド化を考える上でも、大いに最高になるはずです。

今日は、引用が難しい本なので、要点をまとめてみましょう。
--------------------------
■ 本日の赤ペンチェック 
--------------------------
◆アメリカ最大手のソーシャル・ネットワーク・サービスFriendster=2004年7月現在で約700万人の参加者

◆日本のソーシャル・ネットワーク・サービス=最大でも10数万人程度
・GREE
・mixi
・フレンドマップ
・UUME
・Echoo!
・トモモト

◆ソーシャル・ネットワーキングの特徴
原則としてフェースツーフェースの世界における友人や知人から招待がないとネット上のソーシャル・ネットワーキングに参加できない仕組み

◆ソーシャル・ネットワークを支える理論
・六次の隔たり論―すべての人は六次でつながる
・弱い絆の強さ論―問題の解決策は弱い絆のネットワークが持っている
・一人勝ちの理論―少数への集中現象が起きる
・ハブやコネクターの理論―ずば抜けて多数のリンクを持つノードに集中する

◆キュービーの事例(社内で活用)
社内でブログ風の仕組みを立ち上げ、柔らかい社員間の交流を実現

◆ANAフレンドパーク(対顧客で活用)
・2004年8月現在会員数8万5000人
・マイレージがそのまま電子マネーとして物販やサービス販売に活用できる
・個々のお客様の趣味や嗜好を把握する狙い
・メルマガ広告への高い反応率

◆ネットで働く「基礎心理学」その1
・単純接触の原理― 一体感や共同性
・好意の返報性
・類似性による親近効果
・相補性による親近効果
・プラスのストローク交換

◆ネットで働く「基礎心理学」その2
・強い「親和欲求」
・認知欲求
・「自己開示」が強化する知人の輪
・ストローク(接触)交換
・お互いが現代の「聴聞僧」の役割
・自己実現の確認の場
・イメージ力が豊かになる場

--------------------------------
この装丁じゃ一部にしか売れないでしょうが、内容はなかなか参考になります。次代のヒットメーカーを目指す方々、個人ブランドを確立したい方々は、ぜひ読んでみることをおすすめします。

というわけで、本日の一冊は、

『よくわかる!ソーシャル・ネットワーキング』

です。悪くない装丁ですが、メッセージ性がいまいちでしたね。

■目次■
1.ソーシャル・ネットワーキングとは何か
2.ソーシャル・ネットワーキングの歴史と背景
3.数々のソーシャル・ネットワーキング・サイトの事例
4.ビジネス活用事例
5.なぜ穏やかな信頼のコミュニティが育つのか?
6.ビジネスモデルはどうなっているのか?
7.ソーシャル・ネットワーキングの未来
━━━━━━━━━━━━━━━━
■ご意見、お問い合わせは、
eliesbook@yahoo.co.jp
■マガジン登録、変更、解除
http://eliesbook.co.jp/bbm/
━━━━━━━━━━━━━━━━

『小さな会社★集客のルール』

2005年01月21日 | Weblog
http://tinyurl.com/3mbky

本日の一冊は、ホームページによる集客の「仕掛け人」が書いた、集客のノウハウ本です。

竹田陽一さんの監修ということで、解説も入っています。

内容的には、集客全般に関することが半分、ホームページの改善に関することが半分、といったところです。

集客の考え方やノウハウなどの内容もためになりますが、成功・失敗の事例が別枠で詳しく解説されている点が参考になります。

具体的にどんな内容か、さっそくポイントを見て行きましょう。
-----------------------------------------
■ 本日の赤ペンチェック ※本文より抜粋
-----------------------------------------
ホームページで成功するためには、目的を正しく定めておく必要がある

対象がいったい誰なのかをはっきりさせないと、売れる商品を持っていても「誰も買ってくれない」商品になってしまう。

◆お客の情報を集めるポイント
1.お客の仕事の1つひとつに関心を持つこと
2.お客の立場で「どうすれば役に立つのか」を考えること
3.大事なお客のところに行って、あなたの仕事の取り組みについて訊いて回ること
4.1~3を繰り返す

◆自社の強みを絞り込む5つのポイント
1.1位を目指す商品の決定
2.1位を目指す顧客の決定
3.1位を目指す地域の決定
4.1位を目指す営業のやり方
5.1位を目指す顧客維持のやり方

小さな会社が1位になる商品づくりをするためには、商品の特長や品質など要点を区分して考える。全体を一度に眺めると、とても勝ち目がないように見えても、細かく区切って調べると、勝てる場面が出てくる。

成功している会社のホームページには「イチオシ!」情報がある。

◆理想の客を探すポイント
競争相手と何が違うのか「はっきりと差別化できている」こと、「お客も違いを理解している」こと、「儲かる」と確信のあること、その仕事が心から「楽しい」と感じること

◆お客に「いやーな感情」を持たせないよい質問方法
「何?」と「なぜ?」を意識的に使い分けること

◆顧客化成功への5ステップ
1.接点 ※ここだけ自動化する
2.インタビュー
3.問題解決
4.クロージング
5.顧客化

◆あなたの会社を効果的に伝える5つのテクニック
1.キャッチコピー
2.お客の問題を明確化
3.行動を起こさせる文章
4.ワンページ・ワンテーマ
5.ストーリー
-----------------------------------------------
書いている内容の効果は、試したことのある人しかわかりませんが、最後の「5つのテクニック」は、アマゾンでモノを売っていた人間として、確かに効果がある、と断言できます。

というわけで、本日の一冊は、

『小さな会社★集客のルール』
http://tinyurl.com/3mbky

です。もっと突っ込んだ内容が欲しい部分もありますが、全体的に
見て、参考になる一冊ではないでしょうか。

■目次■
プロローグ★なぜあなたの会社のホームページにお客がこないのか?
集客のルール1.あなたの会社の強みをつくれ!
集客のルール2.1位になれる商品をホームページで打ち出せ!
集客のルール3.お客が見えなければホームページはできない!
集客のルール4.営業の接点から販売の突破口を開け!
集客のルール5.情報発信でお客がどんどん増える!
おわりに
━━━━━━━━━━━━━━━━
■ご意見、お問い合わせは、
eliesbook@yahoo.co.jp
■マガジン登録、変更、解除
http://eliesbook.co.jp/bbm/
━━━━━━━━━━━━━━━━

『成約率を3倍に伸ばす新規開拓の極意』

2005年01月20日 | Weblog
http://tinyurl.com/5hkey

本日の一冊は、『もっと儲かりまっせ。』の著者、栗本唯さんによる注目の新刊です。

※参考:『もっと儲かりまっせ。』
http://tinyurl.com/46s3g

今回は営業に関する本で、オビに「さらば!『根性営業』」と書かれている通り、合理的に数字を上げる実践ノウハウについて書かれています。

もともと著者は、法人向けの販路開拓で実績を上げた人物ですので、その営業本となると、がぜん期待が高まります。

具体的にどんなノウハウが書かれているのか、要点をピックアップしてみましょう。
-----------------------------------------
■ 本日の赤ペンチェック ※本文より抜粋
-----------------------------------------
「断られるのは当たり前」という前提で営業の手法を組み立てていくと、今までとは違うやり方が見つけられる

◆彼女にふられた理由・上位10
=釣った魚にエサをやらなかったこと

◆近江商人の商売の極意「三方良し」
売る側と、買う側、そして世間の「三方」が幸せになる商売をすることが、成功への一番の近道

最も売りやすい商品、それは「一番安い商品」
安い商品でもいいから実績をつくる
最初から大きな金額を狙わず、少しずつ関係をつくっていく

「ライバル会社が手薄な地域はどこか?」を考えてみる

トップ営業マンは例外なくメモ魔です。ちょっと気づいたことから、お客さんとの商談の内容まで、とにかく手帳にメモをします。

お客さんにハガキや手紙、あるいはメールを出す量が多い人は、やはり営業成績がよい場合が圧倒的に多い

新規で電話をかけることは、「マーケティング」なのです。つまり、「自社商品に関心を持ってもらえる会社」をピックアップすることからはじめることが必要です。そこで厳選した会社にのみ「セールス」をする、つまりクロージングをかけるのが正しい方法なのです。

◆ストレスを減らして、楽しくできる新規開拓の方法
「ゲーム形式」の新規開拓

お客さんは自分のことにしか興味はない(中略)大切なのは、「その商品(サービス)を購入することで、お客さんにとってどんなメリットがあるか」を伝えること

「御社の○○の件でお聞きしたいことがあるのですが、ご担当者はどちら様でしょうか」
売り込みではなく質問形式にすれば、キーマンにつないでもらえる確率は高まります。

◆成功率を上げる名刺のつくり方
・顔写真
・自己紹介
・会社案内
・商品案内

質問で切り返していくうちに、しだいに相手の実情が明らかになっていきます。あとは、同じように質問形式で対応していけばいいし、困難な条件が横たわっているなら見切るか、別の手を考えればいい
------------------------------------------
こうした心構えやテクニックのほかにも、情報誌やファックスなど、営業のための各種ツールのつくり方、使いこなし方が書かれています。斬新なテクニックというよりは、極めて正統派の、「営業の基本」が説かれた、そんな一冊です。

というわけで、本日の一冊は、

『成約率を3倍に伸ばす新規開拓の極意』
http://tinyurl.com/5hkey

です。若手セールスパーソンや、もう一度基本に立ち返りたい人に適した内容と言えるでしょう。


■目次■

はじめに
1.ダメ営業マンの復活物語
2.売れない商品は売るな、売れる商品を売ろう
3.トップ営業マンになるための基礎知識
4.断られる理由を知れば断られない
5.さあ、「断られない電話」をかけよう
6.「成約できるところ」にだけ訪問しよう
7.成約率を三倍に伸ばす商談の進め方
8.「成約できなかった」会社リストは宝の山
9.小予算で効果倍増の接待をしよう
━━━━━━━━━━━━━━━━
■ご意見、お問い合わせは、
eliesbook@yahoo.co.jp
■マガジン登録、変更、解除
http://eliesbook.co.jp/bbm/
━━━━━━━━━━━━━━━━

『ポストモダンマーケティング』

2005年01月19日 | Weblog
http://tinyurl.com/65w2c

本日の一冊は、マーケティングの神様ことフィリップ・コトラーをはじめ、数々の有名マーケターに論戦を挑み、話題を呼んだ、ポストモダン・マーケティングの第一人者、スティーブン・ブラウンによる一冊です。

ご紹介する前に、はっきり言いましょう。この本は「買い」です。

マーケティングの実務家として、正直、書いてほしくなかった、心理学をベースとした実践ノウハウが語られています。

しかも、文章がユーモアとウィットに富んでおり、読んでいて痛快。事例も、ありきたりのビジネス事例だけに限らず、マドンナや、セグウェイの開発者ディーン・カーメン、『ガルシアへの手紙』のエルバート・ハバードといった、通常あまり登場しないものまで取り上げて解説しています。

※参考:『ガルシアへの手紙』
http://tinyurl.com/724vd

歴史上の大人物や、純朴な開発者をして、人を騙す「トリックスター」と称する大胆さで、読者を魅了する、とても刺激的な一冊です。
-----------------------------------------
■ 本日の赤ペンチェック ※本文より抜粋
-----------------------------------------
売り手企業は、成功するためには、顧客をからかってじらして苦しめなければいけない

まったく同じような商品やサービスが溢れている世の中においては、客を促すために、あなたのオファーに注意を引きつけなくてはいけません。そのためには、一つには、他よりも大声を出すことが必要です。誰にも追随できない注目度を得るために、「入手が難しいこと」と「目立つこと」とを組み合わせることが必要です。

限りなく選択肢があるように思われる社会で、足りないものは唯一つ。それは、足りないこと、そのものです。つまり、「不足」が不足しているのです。稀なことが稀なのです。

事例)ビーニー・ベイビー(ぬいぐるみ)の特徴
・天邪鬼志向、意地悪志向、不便志向
・「今日はあるけど明日にはないかも」という新商品開発方針
・わがままだと言えるくらい風変わりな流通方針
・製造量は厳しく制限
・新種が常に開発され、古いモデルは警告なしに容赦なく「引退」
・気紛れででたらめな価格付け
・救命艇を十分備えていなかったタイタニック号以来お目にかかったことがないくらい低級レベルの顧客サービス

二一世紀のマーケティングは、顧客は企業の手練主管に気づいており企業も顧客中心主義の欠点を認識している社会において実行されます。

革新に関する多くの文献がわれわれに教えてくれることが一つあるとしたら、それは、抜本的に新しいアイデアというものはアウトサイダーや、異端者、気にも留めていなかった所、最も予期しない所からもたらされる傾向があるということです。

■顧客の分別を失わせるための六つのモデル
1.顧客を無視することがその欲望を増大させる
2.顧客を否定することがその決意を強固にさせる
3.顧客を拒むことがその欲望を増大させる
4.顧客の欲望の成就を引き延ばすことが顧客の心の動揺につながる
5.商品・サービスを長い間待たせた後に届けることがロイヤルティを促進する
6.商品・サービスの提供を停止することが心の動揺を引き起こす

トリック成功のための鍵は規模とか経費ではありません。トリックの成功の鍵は、だまされた結果として得るものにあります。

■売るためのヒント
・真実を誇張した仕掛けで売る
・束の間と欠乏で狂乱させて売る
・ウワサになっていることをウワサにして売る
・誘惑し追い掛けさせて売る
・想像を超えた驚きと変化の素早さで売る
-----------------------------------------
本書には、先日ご紹介して大反響を呼んだ『影響力の武器』も引用されており、紹介されているのは、明らかに社会心理学にもとづいたマーケティング手法です。

※参考:『影響力の武器』
http://tinyurl.com/5shj9

というわけで、本日の一冊は、

『ポストモダンマーケティング』
http://tinyurl.com/65w2c


です。若干、翻訳でまずいところがありましたが、原書のユーモアを伝えるという点で、相当苦労されたことがうかがい知れます。

厚い見かけに騙されずに、ぜひ読んでみてください。かなりおすすめの一冊です。

■目次■
LESSON1 お客を憤慨させて売上を上げる方法
LESSON2 抜け目ない顧客とうまくやっていく方法
LESSON3 マーケティングのハウツー本を取り扱う方法
LESSON4 「トリック」●真実を誇張した仕掛けで売る
LESSON5 「限定」●束の間と欠乏で狂乱させて売る
LESSON6 「増幅」●ウワサになっていることをウワサにして売る
LESSON7 「秘密」●誘惑し追い掛けさせて売る
LESSON8 「エンターテイメント」●想像を超えた驚きと変化の素早さで売る
LESSON9 「ハリー・ポッター」する方法
LESSON10 マーケティーズに失敗しない方法
LESSON11 ネズミ捕りに上手に罠を仕組む方法
━━━━━━━━━━━━━━━━
■ご意見、お問い合わせは、
eliesbook@yahoo.co.jp
■マガジン登録、変更、解除
http://eliesbook.co.jp/bbm/
━━━━━━━━━━━━━━━━

『マインドマップ読書術』

2005年01月18日 | Weblog
http://tinyurl.com/47xew

本日の一冊は、フランシス・ベーコンが言うところの「人を豊かにする」読書について論じたものです。

書いているのは、人気メルマガ「Webook of the Day」の編集長で、松山真之助さん。

※参考:Webook of the Day
http://www.mag2.com/m/0000000969.htm

土井がアマゾン在籍中には、『会社を戦略的に運営する バランススコアカードの使い方がわかる本』という本が売れていました。

※参考:『会社を戦略的に運営する バランススコアカードの使い方がわかる本』
http://tinyurl.com/6aa9m

今回の本は、その松山さんが、マインドマップの手法と読書を組み合わせるという、異色の読書術を論じたもの。

一体どんな内容が書かれているのか、さっそくチェックしてみましょう。
-----------------------------------------
■ 本日の赤ペンチェック ※本文より抜粋
-----------------------------------------
読書ばなれが叫ばれて久しい。それは出版社にとっては憂うべきことかもしれませんが、本から知恵を得ている人たちにとっては、差別化の優位性がますます大きくなるということかもしれません。

読みっぱなしではいけないのです。(中略)できればその経験(疑似体験)をまとめておいた方が読書の価値は高くなります。

■エビングハウスの忘却曲線
ただ何かを記憶しただけで「反復」作業をしないと、わずか20分でその42%を忘れてしまう
※1時間経つと56%、1週間過ぎると70%近くも忘れてしまう

■『バカの壁』で示された「Y=aXの法則」
何か自分にかかわることであれば、インプットに対して大きな興味
・関心を持つ

書く本のネタとして読む、コンサルや研修の材料にする、職場のマネジメントに活用する、などといった目的意識があると、本を読むという行為は違った光を帯びてきます。

■マインドマップとは
・コンセプト(この場合、議事録でも提案書でもアイデアメモでもなんでもいい)を構造的、体系的、創造的に書き出す方法のこと
・紙の真ん中にテーマを書き、そのまわりに関連する事項を書き出していきます。放射状にサブテーマを書いていき、サブテーマの関係、連携なども書き出していく

できるだけ構造化しておくことが、話をわかりやすくする近道

■読書マップの作り方
1.白紙の真ん中に本のタイトルと著者名、補足情報を書き、丸で囲む
2.まわりにひげをのばして、本の内容のなかのサブテーマを書く
※サブテーマは、本の骨格となるキーワードのことで、目次にほぼ等しい場合が多い
3.そこから枝を広げ、自分中心の読書マップに仕上げていく
※ここでは、「自分の感じたこと」「そこから連想されたこと」「自分が読んだ本で関連のある本のタイトル」「自分ならこうする」「まったく逆の意見」などを自分の言葉で書いていく
---------------------------------
著者のファンから集めた読書マップと、著者自身の読書マップの紹介がほとんどで、ベースとなっているのは、要するに「マインドマップ」そのものです。

マインドマップ自体について一から学びたい、という方には、トニー・ブザンの『人生に奇跡を起こすノート術』をおすすめします。

※参考『人生に奇跡を起こすノート術』
http://tinyurl.com/5le4d

というわけで、本日の一冊は、

『マインドマップ読書術』
http://tinyurl.com/47xew

です。日々の読書をおろそかにしないための具体的手法を学びたい方には、おすすめの一冊です。

■目次■
第1章 なぜ、マインドマップ読書術なのか?
第2章 マインドマップとは何なのか?
第3章 実施に、読書マップを作ってみよう!
第4章 Webook読者からいただいた読書マップを公開!
第5章 読書とメルマガで人生が劇的に変わった!
━━━━━━━━━━━━━━━━
■ご意見、お問い合わせは、
eliesbook@yahoo.co.jp
■マガジン登録、変更、解除
http://eliesbook.co.jp/bbm/
━━━━━━━━━━━━━━━━

『パフォーマンス・マネジメント』

2005年01月17日 | Weblog
http://tinyurl.com/6h6o4

本日の一冊は、地味ながらロングセラーとなっている、行動分析学のテキストです。

もともと、大学の授業で使うためだけに自費出版したものを再編集したようですが、内容は登場人物の対話を中心に構成されており、大変読みやすく仕上がっています。

職場での問題解決や、自分の行動をマネジメントするための知識がまとめられている、ということですが、具体的にどんな内容か、さっそく見て行きましょう。
-----------------------------------------
■ 本日の赤ペンチェック ※本文より抜粋
-----------------------------------------
仕事や人間関係がうまくいかないとき、我々はその原因を他人や自分の性格や能力、やる気や適性のせいにして、問題解決のためのアクションをとらないことが多い。これを個人攻撃の罠という。上司として仕事をしていると、特に陥りやすい罠である。自分の責任ではなく人の責任とする方がたやすいからだ。でも、この罠にはまっている限り問題は解決しない。また、罠にはまった上司の元では部下が育たない。

■ABC分析
「先行条件」「行動」「結果」、3つの関係(行動随伴性)を分析し、問題の原因を推定する

■弱化の原理
行動することで、何か悪いことが起こったり、良いことがなくなったりすると、その行動は繰り返されなくなる。

■復帰の原理
行動は弱化されないと、元通りに起こりやすくなる。

■消去の原理
行動は強化されないと、元通りに起こりにくくなる。

■弁別の原理
行動は先行条件によって起こったり、起こらなかったりする。具体的には、強化の先行条件によって引き起こされ、弱化の先行条件によって抑えられるようになる。

■派生の原理
好子や嫌子が現れると、そのとき、そこにいた人やそこにあった物、状況などが、好子化したり、嫌子化したりする。

※好子=行動を強化する”何か良いこと”、嫌子はその反対

■部分強化の原理
いつも強化される行動よりも、たまにしか強化されない行動の方が消去されにくい。

■反発の原理
嫌子が出現したり、急に行動が消去されると、反発したり、相手を攻撃する行動が起こりやすくなる。

叱咤激励は、具体的な行動目標を設定したときに有効になる。無条件に誉めずに、目標達成を具体的に誉めること。
-----------------------------------------
紹介されている理論や指針だけをまとめてみましたが、本書の良さは、ABC分析の事例をたくさん紹介して、どんなケースをどう分析し、解決するか、といった実践的なアドバイスにあります。

マネジャーなら、一度は学んでおきたい内容です。

というわけで、本日の一冊は、

『パフォーマンス・マネジメント』
http://tinyurl.com/6h6o4

です。色気のない本ですが、内容は参考になります。人間行動を科学的に分析する方法を学びたい方、仕事・プライベートの人間関係で悩んでいる方には、おすすめの一冊です。

■目次■
はじめに
第1章 部下のマネジメントI
第2章 部下のマネジメントII
第3章 安全のマネジメント
第4章 体重のマネジメント
第5章 恋愛のマネジメント
第6章 スポーツのマネジメントI
第7章 スポーツのマネジメントII
第8章 道徳のマネジメント
第9章 病院のマネジメント
第10章 品質のマネジメント
第11章 知識のマネジメント
第12章 学校のマネジメント
第13章 組織のマネジメントI
第14章 組織のマネジメントII
第15章 人生のマネジメント
クイズの解答
おわりに
━━━━━━━━━━━━━━━━
■ご意見、お問い合わせは、
eliesbook@yahoo.co.jp
■マガジン登録、変更、解除
http://eliesbook.co.jp/bbm/
━━━━━━━━━━━━━━━━