昨日まで繰り広げられた大相撲名古屋場所は関脇豊昇龍の初優勝で幕を閉じた。
しかし彼の優勝は決して平たんなものではなかった。
場所前から3関脇の大関獲りレースの話題で騒がれていたが3日目に前頭筆頭の錦木に苦杯を喫してからは相撲ファンの耳目はこの錦木や久しぶりに躍動するベテラン北勝富士に移っていった。
星勘定も決して納得のいくものではなかった。
結局最後の3日間で優勝戦線に残り優勝決定戦で北勝富士を倒し番付上位者の意地を示したのだった。
決定戦後のあの涙はそれまでのプレッシャーから解放された安堵を象徴するものではなかったか。
そしてこの優勝は彼の大関昇進に花を添えるものになった。
こんなところで水を差すようだがこのところ大関昇進者のその後の転落をよく目にする。
是非今後も精進を続け次の目標に向かって前進してほしいと願うものだ。
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