幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「魂主義という生き方」 高橋佳子著 ”宿命の下、使命を見い出し果たす”

2015-02-15 03:04:44 | 本の紹介
5人の方が厳しい現状の中で、考え方を変えることで、自分の周りの環境も変わって行った事例を紹介している。
「人生に見えない次元をプラスする内外エネルギー交流の発見」
米国の会社Aの製品を日本のBさんの会社が日本で販売していたが、その製品が会社の販売の9割を占めていた。ところがA社が競合会社C社に身売りをすることになった。C社には日本代理店D社があり、それはBさんの会社と競合する会社で、9割占めていた製品の販売がD社に移ってしまう可能性が高かった。A社のオーナーが会社をだめにしてそのあげくにC社に身売りすることにすごく腹が立って、その怒りをぶつけるレターを出そうとしていた。しかし、魂の学びにより、A社のオーナーにも世話になったことを思い出し、オーナーも今が苦しいのだろうと相手を思う気持ちが芽生え、ここで罵倒するレターをだしても何も解決しないと思い、そのオーナーにこれまでお世話になったことを感謝していること、新しい道が良い方向に進むことを願っているレターを出した。
その後、A社はC社に身売りされたが、販売は継続してBさんの会社で継続できることになった。後でわかったことだが、A社のオーナーがC社に身売りの契約の場で「日本での販売は引き続きBさんの会社で行って欲しい」と進言してくれていた。

「果報側」から「因縁側」へ-人生の主導権を取り戻す
果報側とは誰かのおかげで何かを得ること。因縁側とは誰かのために何かをすること。
果報側とは、「人任せ、運任せで、自分では行動を起こさずに待っている」こと。因縁側とは、「何かできることがないか、もっとひきうけるべきだったのではないか、事前にもっと準備できたのではないか」と自分ができること。
乗馬クラブを経営するAさんは東日本大震災で馬たちが置き去りにされていることが気がかりになり、相馬市に行った。多くの馬が死んでおり、怪我をしている馬、弱っている馬も多く見た。そこで、一番弱っている馬12頭を分けて貰い、その馬を避難させることにした。いろいろ探したところ、30km圏外にある牧場が受け入れてくれることになった。「被災馬INFO」というサイトを立ち上げ被災馬救助のための基金を募った。取り組むと誰か助けが現れ、被災場の救助を果たすことができた。

「マルかバツ」を超える-「カオス」の導入;
今をカオスと受け止める。試練は100%未来を奪うことではなく、未来は残されており、その未来は試練の大きさとその対応によるところが大きい。試練はない方が越したことにはないが試練があることにより、それを乗り越えることで深く人生を生きたり、新しい価値を生みだすきっかけにもなる。

200年の歴史を持つロープ会社が下降線を続けて来た。社員の提案を生かし、シカやイノシシを防ぐロープをユーザーの声を聴き開発するという新しい試みにチャレンジした。そこには3つの「ち」が働いた。血;生まれた家(祖先からの流れ)、知;生まれた時代(新しい知識)、地;生まれた土地(現場の要望)を生かすことで困難なハードルを越えることができ、新しい収入源になった。

「青写真」(ヴィジョン)を描いて生きる-内在する魂の力;
どうあらんとするかの青写真を描いてみる。
すべてを条件として-魂に軸足を置いて生きる
人生は宿命から使命への物語。宿命とは生まれて来た環境、自分の親から受け継いだものは変えることができない宿命である。その宿命の中で自分が何かなすべきこと、それは使命である。自分が与えられた状況だからこそできる何かがあるはずである。それを実現していくことで自分にしかできない使命を果たすことができる。

感想;
人生は気持ちの持ち方で変わって行くことの実践事例が紹介されていました。
他の人の生き方を知ることで、自分の生き方を見つけ直すことは時々必要だなと思いました。