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「イスラム国」動画の声明全文 何か方法がなかったのか?/どう私たちは考えるか?

2015-02-02 03:23:21 | 社会
「イスラム国」動画の声明全文(毎日新聞)
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/1112/830c0341f94248b9d9654bbf780231a9.html
 過激組織「イスラム国」とみられる組織が後藤健二さんを殺害したとする映像のメッセージは以下の通り。

 お前たち愚かな有志連合は、われわれがアラーのご加護により、権威と力のあるイスラム教カリフ国家であり、お前たちの血を欲しがっている軍であることを理解できていない。

 安倍、勝ち目のない戦争に参加するというお前の無謀な決断のために、このナイフは後藤を殺すだけでなくお前の国民がどこにいようとも虐殺をもたらすだろう。日本の悪夢を今始めよう。

感想;
後藤さんが殺害されたとのこと、とても残念です。ご遺族は無念で深い悲しみだと思います。何か方法がなかったのか。
後藤さんの妻に来ていたメールを活用するとか(政府は無視)、12月2日に最初の身代金要求があったときに交渉してれば・・・。難しかったと思いますが。
政府首脳が「殺害は人として許されない行為・・・。」と発言がありました。その通りだと思います。
ただ、宗教が絡むと、歴史は殺害の歴史でもありました。
エルサレム奪回を目的とした十字軍を歴史で学びましたが、実際はエルサレム以外のところにも行っており、当時のイスラムが占領していたところに奪回に行った戦争でした。そこでは、異教徒を殺害することを行っていました。

イスラムでは捕虜に対して、
①イスラム教に改宗する、
②捕虜として身代金を払う、
③奴隷になる、
④殺害される
を選択させていました。ローマ時代はお金を得るために捕虜をとっていたこともありました。今もほとんど変わっていないようです。
十字軍も結果として多くのイスラム教徒を殺害しました。
異教徒は邪教の悪魔に魂を奪われている。殺害することにより、その人の魂を悪魔から救うとの考え方もありました。
それが異教徒を殺害する理由にもなっていたようです。
ローマ帝国は異教を認めていました。それがあれだけ大きくなった一つの理由だと思います。ただ、キリスト教になってから異教を認めなくなりましたが。

中東はキリスト教、イスラム教、ユダヤ教。イスラム教の中でもシーア派とスンニ派と複雑です。
そういった歴史や複雑な状況をよく把握しないと、関与することはなかなか難しいです。
安部首相の「イスラム国と戦う国を支援する」との発言が、きっかけになってしまいました。敢えて言う必要はなかったのではないでしょうか?
発言がなくても同じ結果になったと発言されているゲストスピーカーもおられましたが、
人道支援だけで、イスラム国と戦う国を支援・・・の言葉がなければ、少なくとも口実を与えることはなかったと思います。
湯川さん、後藤さんと捕虜になっていることが分かっていてでのパーフォーマンスは必要だったのでしょうか?
人道支援であれば粛々と行っていればよかったように思います。
今回のことで、イスラム国は日本人に対して、2人の殺害だけでなく、これからも殺戮を行うと宣言しています。
安部首相の発言が、二人に続いて、これからの日本人の殺戮に結びつかないとよいのですが。

維新の松野幹事長が今回の件を十分検証する必要があるとの発言がありました。
安部首相は、「このようなケースで自衛隊を派遣して救うことも検討したい」との発言がありました。
米国でさえ救出に失敗しています。
武力行使で問題が解決しないことは歴史が証明しています。武力行使では多くの犠牲者がでていることも歴史が証明しています。
日本は武力行使ではなく、平和を追究している国であったと思います。
安部首相が思われている軍備を強化することよりも、後藤さんの意志を引き継ぐことではないでしょうか?
今回のことを十分検証して次に生かすこと、ヨルダンとも関係を維持すること、避難民の人道支援をこれからも行うことだと思うのですが。

松野頼久・維新の党幹事長
http://www.asahi.com/articles/ASH21469ZH21UTFK00B.html
 今回のカイロにおける(安倍首相の)演説が、ISIL(イスラム国)と戦う国々に対しての支援、日本では人道支援と常識で思っていても、もしかしたら相手国にそう受けとられなかった、また(人質事件の)口実にされた、ということがあるのかもしれない。その辺は、国会審議を通じてしっかりと検証していく必要があると思う。政府として、これが確実な情報であるということを認定したわけではないので、改めて今回のテロ事件に対しての集中審議を求めていきたい。(東京都内で記者団に)