将の器参謀の器 童門冬二著
将と参謀が持つべき要件は、
先見力、情報力、判断力、決断力、行動力、体力
パワーの源
「好奇心(関心)と情熱」
仕事の手順
1)情報を集める
2)集めた情報を分析する
3)問題点について考え、解決のための選択肢を用意する
4)それをひとつ選ぶ
5)実行する
6)結果が悪ければ別の選択肢を選ぶ
家康が見せた懐の深さ
部下を遊ばせる度量
武田信玄の人を見る力
どんな人間にも必ず見どころがある
木下藤吉郎
城壁が崩れ、修復が遅々と進まないため責任者が辞めさせられ、藤吉郎が責任者になった。そこで藤吉郎は、作業者に「城壁が壊れているといつ攻められて家族が殺されるリスクがあるのでそれを防ぐために行っている」と目的を話した。それと10組に分けて、早くできた組には褒美が与えられることにして、競争意欲をかきたてたことにより、作業者が意欲を出して修復が直ぐに完成した。
ホーソン工場の教訓(ウエスタン・エレクトリック会社)
給与や作業環境など、他の工場より良い待遇だったが、不良品が続出した。そこで、ハーバード大学に調査を依頼した。そこでわかったことは、「作業者が何の為に仕事をしているかを教えられていない。作業者の声が上に届いていない。つまり双方向のコミュニケーションラインがなかった」ということであった。
西郷隆盛を教育した島津斉彬
島津斉彬が城主になった時に、意見上申制度を設けた。若かった西郷隆盛が当時勤めていた職場の同僚が賄賂を取っていたことを上申した。しかし、暫く何の連絡もなかった。西郷隆盛は何の連絡もなかったことでがっかりしていた。そうしていたら、島津斉彬から登城するように命令が来た。そこで島津斉彬が西郷隆盛に何故直ぐに対応しなかったのかを説明し、今後自分の傍にいるようにそして西郷隆盛にその正義感を失わないようにと伝えた。
感想;
人のやる気をどのように持たせるかが一番のリーダーシップのように思いました。その前には、自分がどんな状況でも自分がやる気を持つことなのでしょう。