トリプトファンとセロトニンの関係
http://www.human-sb.com/tryptophan/tryptophan-serotonin.html より引用
トリプトファンはセロトニンの原料
私達人間の精神に大きな影響を与える神経伝達物質セロトニンを作り出す材料となるのが、トリプトファンです。
そして、トリプトファンは人体内で作り出すことが出来ず、食品から摂取する必要がある「必須アミノ酸」の一つです。
トリプトファンは炭水化物を一緒に取ると吸収アップ
セロトニンを作り出すもう一つの材料『ビタミンB6』
セロトニンは脳内の『ほう線核』と言う部位で作り出されるのですが、その際に必要になるのが、トリプトファンと『ビタミンB6』です。
また、ビタミンB6以外にも、トリプトファンからセロトニンを合成する際に使用される酵素の働きを補助する栄養素として、『鉄分』が必要です。
感想;
38歳で胃がんになり、胃を2/3切除しました。製薬企業に勤めていましたが、快食、快眠、快便がいかに大切かを身にしみて感じました。
胃を2/3切除したことで、下痢と便秘を繰り返すようになりました。そうすると、次には痔になりました。なかなか排便のリズムが上手く行きませんでした。1年ぐらい経過して、ヨーグルトがよいと聞き、毎日ヨーグルトを食べるようになり、排便のリズムがよくなりました。
それまでは食べ過ぎても飲み過ぎても多少余裕がありましたが、食べ過ぎると即下痢になりました。また途中の間食が多くなると、これも下痢になりました。
朝、軽くごはんの食事をしていましたが、胃の切除後は途中で排便したくなり、途中の駅で降りてもトイレの大には長蛇の列でした。ここで列に並んで待っているよりは会社に行った方が早いかなとか思い我慢したことも多々ありました。ただ、これを我慢するのが並大抵ではなかったです。
一つ良い方法を発見しました。手でお尻の穴をズボンの上から押さえるのです。物理的に栓をするような感じです。これが案外効果がありました。
朝の食事をご飯からバナナ1本に切り替えました。そうすると通勤中に排便したくなることがなくなりました。
会社でお菓子をいただいた時に、頭がふーと血の気が引くような体験をすることが何度か起きました。最初はわからなかったのですが、特にあんこ関係がてきめんでした。きっと急激な血糖値の変化が起きたのだと思います。幸い対処方法が見つかりました。温かいお茶を2~3杯飲むと解消しました。
バターの多く入ったケーキを2個食べると即下痢になりました。1個は体調にもよりますが、だいたい大丈夫です。
このような体験を通して、いかに食事が重要かを実感しました。
セロトニンが不足するとうつ病になりやすいと言われています。セロトニンの前駆物質であるトリプトファンが不足するとセロトニンが不足すると言われています。
元製薬企業に勤めていた私が言うのも変ですが、「薬も必要ですが、それ以上に食事が先ずが大切」ということを痛感しました。