前線と北海道付近の低気圧の影響で、全国的に強風が吹きました。
関東南部でも、寒冷前線の影響で、瞬間最大風速18.8㍍の強風が吹き、湿度も30%と低く、砂ボコリなどが巻き上げられ、視界不良になる現象「煙霧」が発生しました。
「煙霧」は視界が10㎞未満の時に呼ばれる現象ですが、東京都心は一時、視界が2㎞未満となりました。
今回の煙霧は、朝方に群馬県で観測され、その後、埼玉県から東京都心、横浜市と南下して行きました。主原因は関東地方の土ぼこりで、首都圏では中国大陸からの黄砂は観測されていないようです。
「煙霧」などの表現は、各地の気象台や観測者の主観により、「塵煙霧」・「砂塵嵐」・「風塵」などと発表される場合が有ります。
視界が悪くなる現象でも、湿度により表現が変わります。湿度が75%以上の時、粒子に水分がついたり、細かい水滴が浮遊する場合は、「霧」や「もや」と呼ばれています。
東京都心では、昼頃までは暖かい風が吹き込み、6月中旬並の25.3℃を観測しました。1876年に観測を開始して以来、最も早い「夏日」となり、3月の最高気温も更新しました。
今回の「煙霧」の現象を良く現す写真を、FB友達が捉えています。承認が得られれば追って掲載致します。(その後、承認を頂きました)。
(参考:読売新聞)