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山梨・湯村温泉・夏障子と簾

2013年09月06日 | ★旅行★国内
山梨・湯村温泉・常磐ホテル

夏障子とすだれ(簀垂れ、簾)とは糸で竹やよしを編み連ねたものである。

8月18日甲府市湯村温泉の常磐ホテルの離れに宿泊。離れには夏障子、窓辺や縁側には夏仕様の「すだれ」が掛けられていました。

夏障子(写真6・7)
障子は、日本家屋における扉、窓に用いる建具の一つで、明かりを通すように木枠に紙張り(主に和紙、今では「化繊入り紙」もある)になっているものは明障子ともいう。

元来は現在の襖(襖障子)も含めて障子(さえぎるものの意)と言った。平安時代に「明障子」として襖から分離した。扉を閉じたまま採光できるという機能により広く使われるようになった。ガラスやカーテンが普及するようになって使用は減ったものの、ガラス併用の障子なども作られ消滅することはなかった。一部がガラスになっていて障子部分が開け閉めできるものを雪見障子という。(地域などによって名称が曖昧であり、擦り上げ障子が付いているものを猫間、無いものを雪見と区別している場合あり)

古来より、日本家屋独特のほの暗さの文化や陰翳の美を演出するものとして、日本の建築文化の象徴的な存在であった。現代においてはインテリアとしての再評価の他、ガラス戸との組合せによる断熱効果、紫外線の軽減効果などで見直されつつある。

夏にはガラスや紙に変えて細かな細工の桟を用いて通風と涼感を演出します(写真6・7)。



窓の外や軒先に垂らす。日よけ、目隠し、虫よけなどの目的で使われる。夏の風物詩でもある。『万葉集』に秋の風で簾が動く様を詠った歌があり[1]、簾の歴史は少なくとも奈良時代まで遡る。

横方向に垂らすような形で用いる「掛け簾」のほか、縦方向に立て掛ける形で用いる「立て簾(たてす)」と呼ばれる種類もあり、特にヨシを素材として編まれた「葦簀(葭簀、よしず)」は夏季を中心に軒先などに立て掛けて使用されるものである。

近年カーテンやブラインド、スクリーン等が普及する中、使い勝手の良さや見た目の良さにより現在でも根強い人気を持ち、「洋風たてす」と呼ばれるものも販売されている。近代建築においてエクステリア・インテリアの装飾品として使われることもある。

御簾
御簾(みす)とは、特に緑色の布の縁取りなどをした簾のこと。「御簾」は「ぎょれん」とも読む。大名や公家などが部屋の中や外を分けるのに使われていた。その歴史は長く、小倉百人一首の人物描写にも「みす」が描かれている。清少納言の「高炉峰の雪は簾を掲げて見る」の逸話における簾(すだれ)は、御簾のこと。

生産
日本では1970年代頃までは日本国内産の比率が高かったが、河川改修などで材料となるヨシの生育地が減少したことから中華人民共和国産の比率が高まった。

茶室の代表的な関東すだれは代萩、幅広い琵琶湖すだれは地よしが多く使用される。

関連項目
シェード(布製の簾。電車の窓などにある)
ブラインド
カーテン
巻き簾 - 料理用の巻き寿司を巻くときなどに利用される調理器具
簀巻き
南京玉すだれ - すだれを使った大道芸









































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